表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

156/600

『159話 大聖女リアン視点』

『159話 大聖女リアン視点』



「ロメーロを追ってカイザール国に来ちゃった。ロメーロなら私を受け入れてくれると思う。待っててください」


 勇者オリオンのパーティーを自分から辞めた。

 ロメーロが追放されたのだし、もう居る意味ないから。


 ロメーロの居ないパーティーなんて魅力もないし、オリオンには何の魅力もなかった。


 カイザール国の冒険者ギルドに行くのは、ロメーロがいるかもと思った。

 きっとギルドに居ると。


「ロメーロ?」


「知ってますか」


「ロメーロは神の強さを持つ人だろ。知ってるも何も、知らない冒険者がいないさ、グールマスターを倒して、その後に古城に行きイフリートスも倒したのさ」


「イフリートスも!」


 グールマスターの話しは聞いていたけど、イフリートスまでとはと驚くリアン。


 凄すぎますのひと言。

 古城はこの国にあったとして、まだ古城に居るのかと思う。


「いいや、ロメーロは、セイウン国に行ったて聞いたな。セイウン国にあるダークエルフの村に行ったとも聞いたかな。はっきりとはわからないけど」


「セイウン国か……隣国ですね、ありがとうございました」


 ロメーロはカイザール国で伝説的な活躍をしつつも、次に隣国であるセイウン国に行ったと。


 そしたらカイザール国からセイウン国に向かうしかないとリアンは行動する。

 エピック国から追い出されてしまい、カイザール国に行ったと聞いた。

 信じられないのは、グールマスターとオークキングを討伐したと聞き、想像以上のロメーロの噂を聞く。

 カイザール国に来たのは、聞いた後だったのに、もう違う国に行ってしまったのはショックだった。

 ただロメーロの活躍は聞いていて嬉しい。


 リアンはロメーロが最強のスキルを持っていると思っていたし、ロメーロなら可能だと疑うことはないのはオリオンとは違う点だ。

 ロメーロが破滅の団にいた時から、ロメーロの強さを知っていた。

 リアンだけはわかっていて、ロメーロのスキルをなるべく押さえて使用してもらっていた。

 そうしないおロメーロに頼りっぱなしになるし、自分の成長がないと思ったのだった。


 実際にリアンだけは成長していた。

 ロメーロもそれを知っていた。

 オリオンたちはロメーロに頼りにしすぎていて、まるで成長していなかった。

 ロメーロはオリオンにもっと成長してほしかったのだが、彼らは力を伸ばそうとしなくて、楽をしていた。

 リアンが途中で何度かオリオンにも相談したが、聞く耳を持たなかった。

本当にブックマーク、応援ありがとうございます!!


「面白い」と思っていただけたなら


ブックマーク登録と広告下にある【☆☆☆☆☆】に応援ポイントをお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ