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『148話 ダークエルフ村31』

『148話 ダークエルフ村31』



「痛いいいいいいい。とんでもない剣だ……肩がもう使えない。防御だけでなく攻撃まで異常な強さだ。誰なんだお前は、相当な冒険者だろう?」


「もう肩は使えないだろうな」


「強すぎる」


「ダークエルフにした悪事は許せない。痛みに耐えろ」


「うううううう」


 やっと俺の強さに気づいていたが、かなり遅い。

 もう肩は使い物にならないし、魔法も効かないとなると、完全に戦意喪失となるのだ。

 グレムリンは戦意喪失になったのは見て取れた。


「俺はロメーロだ」


「ロメーロ? 聞いたことねえ。セイウン国、カイザール国辺りのAランクとSランク冒険者の名前は全て調査した。その中にロメーロなんて名前はなかった。じゃあBランクか?」


「Bランクではないな。もっと低いランクだ」


 オリオンのパーティーにいた時は、低いランクだったし、それからランクを上げる登録の変更もしなかった。

 オリオンやボーデンのランクがSランクになればいいと考えていたからで、俺はランクには興味なかった。


 そもそもランクなんてものは、強さをはかるのには効果はあるが、俺の器用富豪スキルにおいては、ランクでははかりきれない。

 富豪スキルがはかれないなら、俺をランク付けするのも意味を持たなくて興味なかった。


 ギルドで把握している強さを超えているのが俺なので、ギルドの登録する仕組みには俺は収まりつかないのだ。

 それはギルドが悪いわけではなく、器用富豪スキルが無限大すぎる。


 しかしセイウン国とカイザール国の冒険者の強さを調査していたとは、そこはしっかりとしているな。

 エピック国に所属しているオリオンの勇者パーティー。

 カイザール国にもセイウン国にも、勇者パーティーと並ぶパーティーは存在している。

 各国とも自分たちの国力を示す為に、各自で勇者パーティーや賢者パーティーを決めているのだ。

 ただわかりやすい基準として冒険者ギルドは各国とも同じ基準でランクをつけている。

 国ごとに基準が違うと不便だし、わかりにくい。

 このセイウン国にもSランクパーティーもいるしAランクパーティーもいるだろう。

 カイザール国にはアスティの雷光の団がAランクパーティーだった。

 イフリートスの古城に行ったのがそうだった。

 

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