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『144話 ダークエルフ村27』

『144話 ダークエルフ村27』



 俺が世界を救う存在として行動しなければならないと神に頼まれた。

 エルフ国とダークエルフを守るのも、その中に入る。

 魔王からしたら、戦わずしてエルフ国が滅んでくれたら楽である。

 お互いに戦わせれば、犠牲者は甚大な被害が出るし、大量の使者が出る。

 エルフ国は次期に弱まって魔族からしたら笑いが止まらないとなるな。

 グレムリンが単独で考えたのか、それとも後ろに控える奴に命令されて行動したのかはわからない。

 しかし食い止めることは決まりだ。

 グレムリンにはもう好きにはさせない。

 俺が来たからにはもう好きにはできないのだ。


「そうだよ、戦わせておげば、ダークエルフは全滅するだろうし、エルフ国も無傷では済まないのは、ダークエルフにも強力な騎士が揃っているからだ。エルフ国が戦いをして疲弊して、戦力が落ちたところを魔族が一気に攻め立てて、占領する計画だったのだ。だがグールマスターがいるのなら、村は壊滅させて、そのままエルフ国も倒せそうだな、ぐははははははは」


 グレムリンが低能なのがわかるのは、まだグールマスターが本物だと思い込んでいるところで、アスカだと疑っていない。

 同じ魔族なのに気づかないものなのか?


 俺は人族だし、魔族の細かいところは知らないので、あえて突っ込まないでおくとして、グレムリンを黙らせる方がいい。

 しかもグレムリンはうるさい。

 放っておくと、いくらでもしゃべる。

 早めに黙らせたいが、背後にいる魔物が気になる。


「ほお、ずいぶんと調子いいな。まだ計画とやらは実行可能だと思っているのなら、俺がいる限り無駄だな。どうするのだ、俺と戦うのか、それとも中止して、エルフとダークエルフに謝罪するかだ。今ならまだ許してくれるかもしれないぞ」


「許してくれる? ぐはああああああはははははは、バカかお前は、俺がまるで負けるみいな言い方だ。ダークエルフとエルフに謝罪なんてしねえし、確実に俺の計画が成功する。お前は俺の計画を知ってしまった。残念ながら生かしておくのは無理だ。死ね、無属性魔法、誘惑の香り!」


 最後に許してくれるかもと俺が優しくチャンスを与えてやるも、グレムリンは拒否した。

 せっかく生きれる可能性があるから。

 しかし拒否して戦闘に入ったのは残念だな。


 グレムリンのステータスを確認しておこうか。

 神眼鑑定で見る。




『器用貧乏』のぞき見 Fランク

『器用富豪』神眼鑑定 SSSランク




名前 グレムリン

レベル 653

体力 3730

魔力 3835 

攻撃力 3880

防御力 3160

素早さ 3443


スキル

変身スキル


魔法

無属性魔法、誘惑の香り

風魔法、カマイタチ



 レベルは653あった。

 かなりのレベルだな。

 ダークエルフの村を狙ってきただけの強さはあった。

 強さでは古城のヒュドラと同レベルくらいだろう。

 魔法を持っているので、魔法攻撃が中心だな。

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