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『134話 ダークエルフ村17』

『134話 ダークエルフ村17』



 まずはアスカとチークに説明をするのが先である。

 俺は昨日宿で寝ながら考えた。

 どうしたらいいかと。

 そしてアスカに協力をしてもらうのを考えた。

 その考えはアスカならやってくれると思う。

 成功するかはわからないが。


「突然だが、アスカにはグールマスターになってもらう」


「ええ、ロメーロ様のいい通りにしま…………グールマスターてアンデッドですよね!」


「アンデッドだな」


「嫌〜〜〜〜〜!」


「そんなに嫌か」


「嫌です」


「アスカしかいない」


「いくらロメーロ様の頼みでも」


 予想以上に嫌がるので、もう少し冷静かと思った。

 これはアスカにしかお願いできないことなので我慢して欲しいので、嫌でも続行となる。


「嫌でもアスカしかいない。他にいないのだ」


「アンデッドのアスカを見てみたいですね」


「ちょっとチーク、いい加減にしなさい!」


「ごめん」


「グールマスターにする趣味があったのですか私を」


「そんな趣味はない。どんな趣味だ」


「でもグールマスターにしたいのよね。私をグールマスターにして遊びたいのよね」


「遊びじゃない」


「ロメーロには何か考えがありそうだわ。アスカは黙ってグールマスターに変装することね」


「他人事みたいにいう。変装して大変なのは私なのよ」


「見てみたいです。エルフ国皇女がグールマスターになる姿を。過去にも聞いたことないです」


「面白がるな。私を笑うなよ絶対に」


 アスカはさすがにグールマスターにするというのは驚いていた。

 嫌がるのは承知していたので、納得させる。

 これも今回のダークエルフを救うためだ。

 我慢してもらおう。


「では、開始する。器用富豪スキル、種族変更、グールマスターに」



ー--------------

『器用貧乏』 コスプレ Fランク

『器用富豪』 種族変更 SSSランク

ー--------------



 アスカはまだダークエルフのままであるため、そこから今度はグールマスターにと変更となる。

 グールのような魔物に変更を成功できるかは俺も半信半疑だった。

 失敗したらと思ったが、大丈夫だった。


「ああっ、本当にグールになったわ!」


「ええっ本当にチーク、どう?」


「アンデッドになったアスカて感じ、気持ち悪いから、私を見ないでくれる」


「うるさい!」


「ロメーロ様、どうですか、やっぱり嫌ですよねアンデッドの私は……」


「そうでもないかな、案外、一番似合っているかもな」


「もう〜〜〜、ロメーロ様ったら!」


 アスカをグールマスターにするのは成功したが、本人は嫌がる様子に。

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