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『128話 ダークエルフ12』

『128話 ダークエルフ12』



「俺は現在はアスカと2人だけで冒険者してます。ちなみに勇者パーティーは出ていかれたと言うより、追放されたは言っておきます」


 一応は追放としておいた方がいいのは、こういうのははっきりしておきたい性格だからだ。

 嘘はいけない。

 まして長老だし、信頼される必要がある。

 最初に隠してしまうと、後で後悔する。

 まあアスカの種族変更は仕方ない。

 彼女の正体は、チークも長老には黙っているのでダークエルフと思っていて疑っていない。

 最後には長老にはアスカの正体は必ず話すとしたい。


「パーティー追放でも、あの勇者パーティーにいたなら、実力は確かなものと思われるなチーク。我々の力になってくれる方か」


「はい長老。ロメーロは力は間違いないと思い協力して欲しいと依頼をしましたところ、村に来てくれました。カイザール国の王都で会いました。カイザール国の王都にロメーロの噂を聞きまして、探したのです。ロメーロの力を借りたら、魔族との関係を無関係だと証明できるかと」


「チークが見た限りで、確かなと思うなら信じる。ロメーロよ我々に協力してくれるのかい?」


 長老トラハトはチークを信じると言ったので、それは間接的に俺を信じるということにもなる。

 俺という存在を信じる限りにおいて、彼らは器用富豪スキルも信じるとなるわけで、それなら器用富豪スキルの恩恵を与えられると俺は思った。


 ガブレラ神からも俺が世界を救うべき行動すると期待していた。

 今回の件はダークエルフとエルフの争いだ。

 そこに魔族が関わるなら、ガブレラ神が言っている救うべく対象になる。


「長老、俺の力が必要なら協力します。チークを信じるとなるなら、俺を信じてくれたと思っています。チークから話を聞いてますので」


「ロメーロよ、キミが協力してくれるなら、話をしよう、我々ダークエルフは魔族と力を合わせてエルフ国を潰す計画があると疑われたのだが、全くの嘘なのだ」


「嘘じゃない。魔族と協力しているのは確実です」


 なんとアスカが長老の話を否定した。

 なんでそれを言うかな。

 変装してダークエルフになっているのを忘れたのか。

 これでアスカがエルフだとバレたっぽい。


「えっ、キミは同じダークエルフだよね?」


「あっ、すみません長老。私はダークエルフです」


「じゃあ、なんで協力していると?」


「長老、話を続けてください。このダークエルフのアスカは無視してください」


 アスカがダークエルフに変装してあるのを忘れてエルフ目線で発言したので、長老らは確認した。

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