表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

123/600

『126話 ダークエルフ村10』

『126話 ダークエルフ村10』


 そこで器用富豪スキルから、今回使えそうなのを探してきて使用する。

 アスカへの配慮できるスキルだ。

 見た目がエルフとダークエルフでは少し違う。

 肌の色が褐色しているのがダークエルフだった。


「アスカ、俺が富豪スキルする。いいな?」


「はい、ロメーロ様のスキルなら、もちろん受けます」


「心配はいらない。俺を信じてくれ」


「いつも信じていますよ」


「器用富豪スキル 種族変更」




『器用貧乏』 コスプレ  Fランク

『器用富豪』 種族変更  SSSランク

ー--------------




 種族変更スキルは、単に姿を変えて変装するのでなく、耳の形や肌の色、声、目の色、髪の毛の色、身長までも、一時的に変えられる。

 鑑定しても種族を見破られない特典もある。


 そこでアスカには一時的にダークエルフになってもらうとしたのは、その方が早いからだ。

 髪の毛を金髪からグレーにして、肌の色は白い肌から茶色くしたので、見た目はダークエルフと変わらぬ姿になった。


 我ながら変更の完成度は高いなと思う。

 


「あああああっ、アスカ、あなた、どう見てもダークエルフよ!」


「ええええええええええええええっ、あらまぁ、本当、肌の色も変わっている!」


「俺が変装した。アスカが攻撃されるのは面倒だし、この方が俺も楽だ」


「変装させるなら先にそう言ってください。私も準備があります」


「わかった。次から種族変更スキルを使う時は、先に言っておく」


「お願いします」


 アスカだけでなく、チークも変装した姿に驚いていて、完成度は高いな。

 使った俺も頷く出来栄えだろう。

 こんなスキルを使えるのは、どう考えても俺だけだろうな。


「これで村の人には鑑定してもバレない。村の偉い人はいるかな。話が通せる人だ」


「います。ダークエルフの長老トラハトがいますので、案内しますこちらに」


 チークに案内されて村の中に入り、進むと長老の住む家があった。

 長老と言うくらいだから、この村でも権力のある人物に違いない。

 するとチークに指示をだして、俺に会わせた人物と考えられる。

 

 家は豪華ではなかった。

 家の前には護衛がおり、武器を備えていた。

 やはりアスカを変装させて良かった。

 護衛がいるなら、ここでアスカと護衛が言い合いになる。

 チークが来ると、


「チークだな。入れ」


「どうぞ、ロメーロ、アスカ、入って」


 チークは護衛からは全く怪しまれることはなかったし、俺が、人族なのに通されたのは、チークが信頼されているからだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ