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『120話 ダークエルフ村4』

『120話 ダークエルフ村4』

 


 そのダークエルフから勇者オリオンに依頼はさすがに受けないのは当然か。

 お互いの敵なのであるとわかり、あきらめてか、追放された俺のところに来たとも考えられるな。


 俺を元勇者パーティーのメンバーと知って、助けを求めて来たのかとなるなら話は通るな。


「それじゃあエピック国に断られたのはわかる。エルフから敵に思われているのなら、エピックとしても敵とみなすだろう。オリオンに依頼は無理だな。それで俺の考えでは、俺がオリオンのパーティーを追放されたのを聞いたのではないか、オリオンが駄目ならオリオンの元仲間の俺に頼めるとなるな。そんなところか?」


「はい、ロメーロのおっしゃるとおりで、オリオンが頼めないとなって、そしたら街の話で、オリオンの破滅の団を追放された人がいると聞いた。ロメーロといい、カイザール国にいるとわかり、なんと、あの邪悪で知られるグールマスターを討伐したとも聞いたのです!」


「ロメーロ様が倒したのは保証します。なぜなら私の目の前で倒したのですからね。それも圧倒的な強さで、グールマスターは何もできずに、子供扱いして、死にました。あの時とロメーロ様の強さに私はエルフ国に帰らずにロメーロ様と一緒にいることに決めたの」


 本当に帰らなくていいのか、俺はそこは保証しないがな。

 後で俺のせいにされても困るので、早めに帰らせたいのが俺の考えではある。


 アスカが皇女だと世間に知られてるから、そのうち俺もダークエルフと同じく、敵に思われるだろうな。

 そうなったら、俺は弁解の余地はない。

 アスカの父親の国王の許可なく皇女を連れ歩いているのだから、俺は犯罪者に近い。


 グールマスターを討伐した話は思っている以上に広まっているみたいだな。

 チークの耳に入った。

 おそらくは普通の冒険者パーティーにも広まっている。

 さらに魔王の側近でもある、イフリートスも討伐した。


 その話も時期に広まるのは確実だ。

 となるとチークみたいに俺に頼る話も増えるかもな。

 あまり頼られても困るが。

 内容にもよるが、どうやって解決していいかわからないのが困る。

 チークの件は俺には難しいのは、相手が見えないからだ。

 はっきりと敵がいればわかりやすいけど、チークは魔族と繋がっていないという。

 そしたら俺は魔族と戦いようがないし、討伐もない。

 器用富豪スキルの使いようがわからないかな。

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