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『109 古城37』

『109 古城37』


 後は王都に帰るだけだ。

 ちょうど王都に瞬間移動する予定で、騎士団と冒険者を集めている最中だった。

 だがナミュール王女とライネ姫が来て、一日延期となった。

 ナミュール王女も一緒に移動するのが早い。


 器用富豪スキルは見たことはないけど、一瞬移動するのは先に説明したほうがいいな。

 説明なしに瞬間移動したら、理解できないだろうしな。


「それでは私が馬車を用意させます。来た時も馬車ですから、私が言えば用意出来ます」


「ああ、馬車は必要ないですよ」


「えっ、必要ないとは意味が分からないが、どうやって王都に帰るというの。王都までは相当に距離がある」


 ナミュール王女はアスカの言ったことに疑問に思う。

 まだ器用富豪スキルを見てないので無理もない。

 これは経験しないと納得はできないものだからな。

 城ではイフリートスと戦っているのは見ていないのだから。


「ロメーロ様にはスキルがあって、王都も瞬間移動できる。だけど説明してもわからないかな、私も経験してわかったし」


「ええっ、瞬間移動ですって?」


「はい、だから馬車は乗らない。王都から一瞬で来ました。周りにいる騎士団の兵士に聞いてみなよ」


 ナミュール王女は自国の兵士である騎士団の一人に聞く。


「はいナミュール王女様、アスカ皇女様の言うのは本当です。我々500人の騎士団兵士は王都から一瞬でこの古城まで来ました。だから迅速に古城の魔物と戦えました。ロメーロがいなかったら、まだ数日は馬車で移動中です」


「本当に? 騎士団がそう言うなら信じます。わかりました。ロメーロのスキルを信じます。瞬間移動で王都に帰りますのでよろしく」


 騎士団の話でナミュール王女は信用はしてくれた。

 信用がないと無理やりはできない。

 一緒に移動したほうが楽ではある。

 まあ、王女だし、ゆっくりと数日かけて馬車で移動するのも悪くはないが。

 王女は俺と瞬間移動するとなった。

 

「了解した。それでは瞬間移動で決まった。あとは移動する人員を集めるだけだ」


 騎士団500人と冒険者100人を集めてもらう。

 そこにナミュール王女も加わった。


 アスティが冒険者と騎士団に声をかけて集めてもらえるとなった。

 少しして全員が集められると、あらためて600人はかなりの人数だなと思った。

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