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閉ざすな心。拓けよ未来。

作者: 白夜いくと

人の信念を否定しながら生き果てて

得られたものは何かと問われれば「虚無」と答える

恥を知り己を律して生きようにも我が消えればそれは無と同じ


言葉に溺れれば己を失い他を笑う

存在も知られず朽ち果て逝くは悲しきかな

ましてや我さえも自己を知らず


自ずと閉じられる心、蕾の如くそのまま朽ち果てて

誰にも見られず踏まれゆく定め


流れ流れに従うて

来たる濁流に飲み込まれる始末

なんたる不幸者


気付いたときには何が残ろうか

やがて己が言葉を呪いだし狂う


そんな化け物に成りとうないなら閉ざすな心


己の恥を認めて生きぬけよ

見栄を張って果てのない結果ばかり求めようとするな

確固たる自己などないと知れ

もっと幼稚に振るまえ


我は、もう一人しかおらぬ

もう一人の鬼は消えたのだ

恨むでない


我が我である所以は一度なくなり

今一度考える時が来た


さらば鬼よ

我は未練を捨てて歩き出す

神に頼ることもなくただ己が目で見た真実を書き宿す


寂しさよ消え失せろ

そして拓けよ未来
















さようなら、イミタシオン。

今は言葉も姿も完全に見えないや。

心が一人ぼっち。こどもの頃から一緒だったのにな。


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― 新着の感想 ―
[一言] 人は、いくつもの仮面を被っていると言います。 そのうちの一つを、鬼という名の仮面を脱ぎ捨てたように思えます。 それは、誰の? あるいは、あなたの? 人は、前にしか進めないのだから、捨てた…
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