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大海原が夢の跡     作者: だーのん
14/58

第14話 ~大学とラスボス~






アッーー!!!!!!!






っという間にロンドンに着きました。


やはりアムステルダム→ロンドンは近いです。





【イングランド ロンドン】


さっそく港で馬車を捕まえ



ロンドン郊外にある


オックススフォード大学に

シンシア嬢と向かう。





騒がしい街中を抜けると



そこはとてもコンパクトで静かな街。




街の真ん中に


象牙色とも蜂蜜色とも呼べる分厚い石造りの壁面の


ところどころを蔦の蔓がびっしりと覆い、



古めかしさを際立たせた門が見えてきた。




門の前で馬車を降りて中に入ると、




大学所有の庭園では、



多種多様の花々が咲き、


リスが走り回っているのが見える。




よく手入れが行き届いており、


まるでここは植物園さながらの美しさ



「懐かしいわね」



芝生の広場では、

図書館で借りたような分厚い本を片手に

日向ぼっこをする学生さんの姿や


のんびりおしゃべりを楽しんでいる人も。



「シンシアはここに来たことがあるのか?」



恥ずかしそうにしながら


「私、ここの卒業生でベリオールガレッジを出たの」

 

笑顔ではにかむ





「そうなんだ!」


ベリオールって確か

一番古いガレッジ(宿舎)のはずだ。




「オックスフォード大学のユニークな教育として、

チュートリアルと呼ばれる個別指導があってね。



チューターと呼ばれる教授と

1対1で議論しなくちゃいけなくて。 


教授が学生の言う事に対して容赦なく批判し、

学生はそれにしっかりとした答えを返さなければならないの。



1対1なので逃げ場もなく、

毎週打ちのめされることになるので、


毎週が恐怖の時間っ!!



ちゃんとした理由もなく欠席すると厳しく叱責され、

最悪の場合、退学にもなるから必死でついていったわ」


目を輝かせながら

想い出を語るシンシア



「懐かしい想い出なんだね」



「そうね、11月25日にこのカレッジの守護聖人である


アレクサンドリアのカタリナを奉る祭日があって、



ベリオール最終学年の

学生のために開催されるんだけど


その正式なディナーを

仲間達で夜遅くまで

献立を考えて作ったのが一番の想い出ね♪」




シンシアは楽しそうに説明しながら

勝手知ったる大学構内を先導し、




「失礼します」


廊下の先にある重厚な扉をノックする






「入りたまえ」


中からハスキーな壮年らしき男性の声がした




「お久しぶりです、教授」



「ん?シンシア君じゃないか!


 久しぶりだな‼何年ぶりだ?」



教授は大層驚いている





「ご無沙汰しております。

以前、母の事で相談しにきた以来です。


今日は教授が発注された

ギルドのクエストについて聴きに参りました」



シンシアは

クエスト発注書をみせる。



「そうだったな。

キキ君の事は悲しく思う。


私もあらゆるツテを使って

先日この情報をやっと手に入れたのだよ。


クソッカスのことだな。

どうやらアトラントスに関する秘密があるようなので

詳しく調べて欲しい。



本当は私自ら調べに行きたいのだが所用でな。


まずはアテネに向かい書庫で調べてみてくれ」




「承りました。ではさっそく調査にかかります」


恭しく礼をして退室する









門を出て馬車を捕まえ、


南インド商会屋敷に向かう。




「ただいま~」




朝ここを盛大に送り出されたばかりだから

なんだか気恥ずかしいわw




「お帰りなさいませ!

お嬢様、オレダーノ様」


セバスチャンが出迎えてくれた





「クエストの都合で戻って来ちゃったわ。

今晩泊めて頂戴」


シンシアはそう応えながら食堂に向かう。




「そうでございましたか。いま晩餐を用意致します!」



セバスチャンはコック長に素早く指示をだす。





メイド達も慌ただしく動き回る

 




なんだか悪いなぁ






そう思いながら


食堂の扉を開けると 




そこには、





~ 魔獣ソリマチが現れた! ~



ソリマチは様子を伺っている



「おう、よく無事に帰ったな!嬉しいぞ‼」





会長のハグ攻撃!



Miss!




シンシアは

父親の攻撃を右から左に受け流す!


シンシアは部屋に無事退避した



やばっ!




だだだっ!


ダーノは逃げ出した!




Miss!



会長に回り込まれた!

ダーノは逃げられない!





ソリマチは満面の笑みを浮かべた




再び会長の強烈なハグ!!





ぐははははは!


よいではないかよいではないか♪



ハグハグハグハグハグハグハグハグハグハグ!


ダーノに10000ポイントの精神的ダメージ!





やめたげて‼

ダーノのMPは0よw









アッーーー!!!!!!!!!!!










………★★★★………










ふぅ……





ダーノだった残骸を見て


鼻血を出してうなだれる眼鏡メイド達


(ダーノさんが受けで会長が攻め……)

(いや、会長×執事が至福……)




君らも好きだねーw

  



あ、目から汗が……





ご飯食べてないけどもうおなか一杯デス


愛情一杯夢一杯




ごちそうさまでしたw


(ヽ´ω`)










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