第12話 ~処女航海~
ぐみさんの れびゅーこうかは ばつぐんだ♪
ヾ(@゜▽゜@)ノ
翌朝、
飲み過ぎたが
二日酔いにはならずに済んだダーノ
口説きと酒宴スキルのリアルカンストは
伊達じゃないよw
屋敷の玄関にて
会長や執事たちから盛大な送り出しをうけ、
いまは新造したばかりの相棒スループに乗り込み
出発を待つばかり。
さあ行こう!
まず目指すは
アムステルダムへ
「錨を上げろ。すぐ出立だ。
面舵いっぱーい!!」
メインセイルが上がって風を入れたら、
次は前側のセイルであるジブセイルを広げる。
舵を右に目一杯取りゆっくり離岸する。
ロンドンを出港!
ジブセイルは
メインセイルが風をはらんでいる側に出して、
「ロープを目一杯牽け!」
ドミンゴーこと、副官Bさんが指示をだす。
ジブシートをロープで引き込んでゆくと、
メインセイルと同じように風をはらむように。
更にジブシートを引き込んでゆくと、
艇がスルスルと速度を増し始める。
これでセーリング(帆走)状態になった
自らの処女航海。
しかもそれが
リアルで憧れてやまない
帆船スループとなると感慨深いものがある。
どこまでも広がる水面に潮の匂い
風はらむ帆がたてる
鳥の羽ばたきに似た勇ましい音。
胸が疼くような感覚が
ゾクゾクするね!
俺の大冒険はいま始まった!
冒険王に俺はなるw
そんな悶えるダーノに
「小さいですが小回りが利いて良い船ですね」
シンシアが横でつぶやく
「だろう?自慢の快速挺だからな。
ところでまだ聞いていなかったが
シンシアはなにが得意なんだい?」
シンシア嬢には色々教えて貰ったが
やれることを聞いておかないと。
「私は遺跡探索者で、
考古学を専攻し、宗教学に開錠に探索、視認、
財宝鑑定、投てき術、
あと遺跡のマッピングも得意よ。
言語は英語にポルトガル語、スペイン語、オランダ語、
フランス語、イタリア語、ヘブライ語、ギリシャ語、
アラビア語、オスマン語、北欧諸語、アフリカ諸語、
ヒンディー語なら任せて。
趣味はお菓子作り(調理)に
小物作ったり(工芸)、お洒落な衣服作り(縫製)かな。
あと大学で錬金術を学んだわ」
なにこの有能さw
「……母が失踪して、
成人してからは各地に探しに行ってね。
お陰で一端の考古学者だわ」
ほんと苦労してるなぁ
それに比べてダーノは
船大工で、
造船(親方におねだりするスキル)、
酒宴(船上で酒盛りして混乱・酒が強くなる)、
口説き(酒場娘と仲良くなる)、
逃走(逃げやすくなる)、
生存(食べ物・水がなくても数日生き延びれる)
工芸、鋳造、回避、罠くらい
海事スキルなんて飾りですよ!
惚れ惚れするくらい
役に立たないラインナップですねw
うん、なんだ、
私いらない子w
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
おおお!!
いま俺の脳内に
神(作者)の啓示が舞い降りてきた!
~~~~~~~~~~
【「大航海が夢の跡~まったりゆったり航海中~」は本日をもって終了しました】
ご愛顧まことにありがとうございました。
次作は
夢はオサレとお菓子な引きこもり★
『シンシアの大航海絵日記~
「photograph*」』
が始まります!
お楽しみに~♪
新規受付はコチラ→【ポチっとな♪】
~~~~~~~~~~
うおおおぉぉ~!!!!!!
甲板に頭を擦り付け激しく嗚咽する
くぅぅぅぅぅぅ!
デブに、
でぶに主人公は無理やったんやーー!
ダーノの大冒険は
こうして終わった……
Fin.
いつも読んでいただきありがとうございます!
まだ更新は終わりませんよ~( ´∀`)
良かったら
レビュー、感想、ブクマ、評価ポチっとお願いします♪