男の罪
「わたしたちは本当に探していただけなの........」
男の顔が変わった
「お前らまとめて処刑だ!それでも嘘を突き通すなら、墓までやっとけばいい」
おい、めちゃくちゃすぎんだろ........何とかしてくれねぇか?
「ごめんね。人間を傷つけたらダメだから........」
なんでだ?こんなにピンチだってのに........
「ガウ!」
俺の気持ちを察したのか、男に向かってルビー達が一斉に飛びかかった
「下等生物が、俺に歯向かうのか........」
男が腰から剣を抜いた........刹那、俺の目の前に広がったのは赤い液体と肉塊の花火だった
........てめぇ!
「まって!」
彼女が俺を止める。なんでだ?こんな奴を許せるわけねぇ
「賢明な判断だな。お前らもこんなになりたくないなら降伏しろ。」
ごめんよ........俺が無力なばかりに.......
.クソ!ルビー達になんの罪もねぇのに
「大丈夫だよ」
........え?
「ほら」
ルビー達の肉塊が集まり、ひとつになった。そして、蠢き出す........
「なんなんだこれは!?お前ら何者だ?場合によってはこの場で殺さねばな........」
ルビー達の変化に驚きを隠せなかった........