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6話

「本当にこれしか無かったのか?」

「えーと、マイルームの倉庫にはまだあるけど弱い武器しかなかったと思うなー。」

「それでいいから!こんな禍々しい剣なんて、

「分かったよ。それならあの子のとこに行きますか。」

「「あの子?」」




「はいはい頑張って頑張ってー。アンジュ、後ろ気をつけてなー。」

「ひゃん!な、なんでこんな熊と戦わなければいけないの!」

「そりゃーあの子は第2エリアの王都にいるから。」

「だからなぜ第2エリアに行くためにこの熊を倒さなくてはいけないのか!」

「何って第2エリアにはこのボスを討伐しなと行けないから。」


現在はこの二人を第2エリアに連れて行くためにボス、『ビッグベア・リーダー』の攻略をしていた。

それにしても今のFreedom on-lineはかなりの初心者救済処置があるよなぁ。

レベルはポンポン上がるし、このボスは弱体化しているし。

第1エリアをたった1日で突破できそうだなんて。

私はソロだったという理由もあるけど、

ボスの熊ちゃんはとても強かった記憶があるなぁ。

いやーβ時代が懐かしい。ホント懐かしい。


「何故笑っているのだ!少し手伝って欲しいのじゃー!」

「というか何でりんりんが狙われないの?」

「私、隠密系のスキル結構鍛えているんだよね。多分私が何もしない限り標的にならないと思うよ。あ、ロザリー、上から来てるよー。」

「ひゃん!し、しかし、我と喋っているでわないか!どうして熊は気づかないのか?」

「スキル『テレパシー』も使っているからね。便利なスキルだよ。」

「いつのまにそんなの使ってたの!?っていうか手伝ってよ!私はまだ力を完璧に取り戻して無いんだよ!」

「我も力を取り戻していないのじゃー!」

「そこは、ちゃんと自分の力で戦わないとダメでしょ。」

「まぁ、そうだけど!」

「ほらほら、熊ちゃんのHPが3割きったよ!」

「もう、やってやるのじゃー!」




「アンジュもロザリーも頑張ったねー。」

「「そんなの当たり前だよじゃ。」」

「「ん?」」

「えーと、ポーションいる?」

「「もちろん!」」


やっぱりすごいよこの二人。ただ息がぴったりなだけじゃ無い。

連携がものすごい取れている。たった1日でこんなに連携が取れるのだろうか。

それとも、彼女たちが住んでいたというマギアクシズで何かやっていたのだろうか?

そういえばついさっきまで殺し合いをしていた相手とは驚くほど連携が取れると漫画で読んだ記憶があるような……無いような……


「ねぇ、早く王都への道のりを教えてよ。」

「そうだね。じゃあさ、近道と遠回りどっちがいい?近道はちょっと危k

「「近道!」」

「あぁ、うん、分かった。じゃ、頑張っていきましょうか。」

「「?」」




「ん?なんだ?」

3人で歩いている途中、がさごそと草むらから音がした。

すると、小さなウサギが出てきた。

「かわいい!」

そして、ウサギが二人の方に近づいて………


ガブッ ガブッ


「な、なにこれぇぇ!」

「それは『キラービット』って言うモンスターだよ。その見た目とは裏腹にかなり凶暴なんだよね。」

「それを先に言うのじゃ!」


「こ、この!」

アンジュは剣で切り裂いた!

ミス!キラービットはひらりと避けた!


「ええい!」

ロザリーは闇属性魔法LV2の『ダークボール』を唱えた!

ミス!キラービットはひらりと避けた!


「そうそう、このウサギちゃんは、的が小さいから攻撃が当たりづらいだよね。」

「それを先に言ってよ!」

「あとね、この子は基本的に集団で出てくるから。」

「「え……」」


キラービットBが現れた!キラービットCが現れた!キラービットDが現れた!キラービットEが現れた!


「……きゃ─────────────!!!!!!!!!!」
























「ウサギちゃんも懐かしいなぁ。私が始めて雑魚敵で死に戻ったのもこのウサギちゃんだっけ。あの時はすごい数だったなぁ。」

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