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守護の拳  作者: ユタカナ
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プロローグ1

初めまして、あまり更新できないでしょうが頑張りますのでよろしくお願いします。

それは突然の事だった。


世界に明確な『敵』が現れた。


『敵』はあらゆる物を喰らった。


人も街も大地さえ喰らっていた。


人々は恐怖し、絶望した。


その『敵』にはあらゆる兵器が通用しなかった。


多くの命が『敵』によって失われていった。


世界は『敵』の前になすすべは無く、世界は終わりを迎える。


そう誰もが思い、希望は無く、ただただ命が無くなっていくのを見ているだけ・・・だった。


『敵』が現れて1週間が過ぎた頃には世界の7分の1は『敵』によって喰われてしまった。


そしてそれもまた突然だった。


人の中から『敵』に対して有効な攻撃手段を持つものが現れた。


その手段とは『心』、『心』を『剣』にし武器とすること。


『心』の武器、後に『心剣しんけん』、もしくは『心器しんき』と呼ばれるようになる武器である。


しかし対抗手段を得た者は数が少なく、そのほとんどが若者で、『敵』に勇気をもって戦うことのできる者はほとんど居なかった。


そう、ほとんど(・・・・)いなかったのだ。


ごく一握りの戦える者は力の限り戦った。


しかし『敵』の数は多くとても守りきれるものではなかった。


僅かな希望はより深い絶望に変わるのに時間はかからなかった。


だが、その時間も唐突に終わりを迎える。


『敵』が突然いなくなった・・・いや斬り倒されていったのだ。


1週間もかからなかっただろう、地上の全ての、そうすべての『敵』が斬り倒されたのは。


突然始まった『敵』による悲劇、それは力を得たたった一人の男の手によって解決した。


しかし全てが終わったわけではない。悲劇の後の世界には『敵』現れるようになった。


人々は備えた、再び悲劇が起きないように、力を、『心器〈しんき〉』を持つものを中心に力を蓄えた。


それは悲劇から100年以上たった現在も変わらない。


なぜなら悲劇はいつ起こるのか分からないからだ。


それに人々は知らない、悲劇を終わらせたのがたった一人の男であることを。


男が力を極めたが故、不老の存在になったことも知る者はいない。


いや、知る必要は無いのだろう、男はそもそもただ気に食わないという理由で斬ったのだから、富や名声も必要ない。


それに知らない方がいい、いずれ起こるかもしれない悲劇、今度こそは人類全体で解決すべきなのだから。


誤字脱字があれば報告お願いします。出来る限り直します。

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