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第7章 宮園の正体

美織にとって、宮園社長は恩人であり、仕事のパートナーで本当の正体を知らなかった。芸能界のドンであり、この世界では名前を知らないものが居なかった。美織の紅白歌合戦に美織を差し出せと言って来たNHKのガンの成敗に走った。この世界から抹殺する考えでいた。ターゲットは、NHK総合プロデューサー兼役員の田所伸二55歳だ。宮園は昔から女性タレントを食い物にしている汚い奴と言うイメージだった。その田所が宮園の育てた新人歌手に手を伸ばして来た事に腹がたった。日本の反社の人間も沢山知っていたが彼らは必ず裏切るから使えない?そこでアメリカのプロモーターに知り合いがいた。ハニートラップのプロを紹介してもらい。そのスーザンスチュアートというモデルが来日する。そして事件がおこる。田所伸二が急病で死んだのだった。公表は心臓麻痺だったが腹上死に見せかけた殺人だった。そして紅白歌合戦の出場者の中に梅澤美織の名前が載った。枕をする事はなかった。美織のチカラで純粋に勝ち取ったあかしであった。その報告を受け取った美織は、宮園社長が私を売ったと勘違いしていた。死んだ田所が枕を要求してきた人物だとは知らなかった。後でそれが勘違いだとわかると安心して出場を承諾した。美織はすでに民放の歌番組やバラエティ番組にも出ていて顔は全国区になっていた。新橋ガード下の路上ライブは続けていた。そんなある日路上ライブをしていると暴漢に襲われた。居合わせた。FBI捜査官の茉央と飛鳥とマークがそれを制圧して美織にケガはなかった。暴漢は美織の熱狂的はファンであった。美織がココに立ち始めた頃からの古参のファンだった。警察の取り調べでその男は美織が段々遠くへ行ってしまうような気がして自分の側にいてほしかったなどと自供した。美織はケガもなかったし、顔見知りだったので事件にはしなかった。男は美織のブラックリストに入った。東京新宿のFBI本部に宮園と美織が訪れたのは、事件から3日後の午前中だった。茉央と飛鳥が地下でガンの射撃練習を終えて事務所に上がると美織の顔は見えた。隣に中年のイケオジと共に本部長とマークと立ち話をしていた。茉央と飛鳥が二人に近づいて声をかけた。「いらっしゃい。もう、大丈夫?元気になった?」茉央が声をかけた。飛鳥は美織の肩を2回ポンポンと叩いて笑顔で全身を見回した。「もう、全然大丈夫ですよ。あの時は有り難う御座いました。」美織は二人に頭を下げた。「こちらつまらない物ですが食べて下さい」と東京バナナを茉央は美織から渡された。「わざわざ有り難う御座います。」茉央は受け取ると本部長に渡した。「こんな所で立ち話もなんなので奥へどうぞ!」本部長が応接室に案内した。全員入るのを見届け宮園と美織が座ると飛鳥が給湯室に走ってお茶を淹れた。今朝持って来た谷田部の玉川堂の黒糖饅頭があったのでそれを一緒に飛鳥は宮園と美織と本部長にお茶と一緒に出した。「先日は危ない所を助けていただき有り難う御座いました。私は梅澤のレコード会社ABCレコードの宮園と申します。三人の噂は梅澤から聞いておりました。」宮園社長が言って頭を下げた。「たまたま居たのでよかった。だいじにならなくて。ところであの男を訴えたんですか?」飛鳥が美織の顔を見た。「いいえ、私が新橋ガード下で歌い始めた頃からファンの一人だったので訴えませんでした。」美織が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「そうだったんですね?お優しいですね。ところで今年の紅白歌合戦出場おめでとう御座います。勿論レコード大賞も出るんですよね。」飛鳥が美織の目を見つめた。「はい。おかげさまで!出ます。その前にホイットニーヒューストントリビュートアルバムが26日に発売されます。よろしくお願いします。」美織は飛鳥の目を見つめた。「わかった買わせていただきます。新橋で即売会やらないの?」飛鳥が美織の目を見つめた。「はい。やりません。CDショップでお願いします。新橋ガード下でライブは暫くお休みです。あの事件以降やってません。年明けにコンサートやります。是非来て下さい。渋谷の文化村オーチャードホールです。1月20日になります。昔の渋谷公会堂です。」美織が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「このお饅頭いただきます。」美織が饅頭をパクりと一口かじった。「うーん。美味しい!」美織が目を丸くした。「それね。私達が住んでるつくば市の老舗和菓子屋の黒糖饅頭なんですよ。本部長が好きでたまに買ってくるんです。たまたま今朝買って来た物ですよ。」飛鳥が美織の顔を見た。「今度つくばにも来て下さい。案内します。」茉央が美織の顔を見た。「はい。是非!」美織は茉央の顔を見てニカッと笑った。「皆さん、お忙しいそうですから我々はそろそろ帰ります。ご馳走様でした。」宮園社長が皆の顔を見て優しく微笑んだ。「わさわざ、すいませんでした。お口よごしで!」本部長が宮園社長の顔を見た。「皆さん有り難う御座いました。ご馳走様でした。また、お会いしましょう!今日のところはこの辺で失礼致します。」美織が皆の顔を笑顔で見た。「また、いらして下さい。ごきげんよう。」本部長が言った。「失礼致します。」宮園社長が言って席を立った。美織も席を立った。四人はドアを出て近く二人の背中を見送った。四人は仕事に戻った。自分のデスクの椅子に座り四人はパソコンを見つめた。本部長が「アメリカからメールが来てるわ!韓国からの違法難民を取り締まれだって!国家破綻が迫っているって!破綻したらアメリカの植民地になるらしい。FBI本部も大きくなるわね。忙しくなりそうよ。違法難民も増えるし、北朝鮮とも一悶着ありそうよ。我々も気を引き締めないと駄目だわ。多分、この四人の移動はなさそうね。本国の捜査官は韓国行きの辞令が沢山出そうだわね。」ウィリアムズ本部長が見解交えて話した。「これから日本もヨーロッパやアメリカ見たいに移民に苦しめられるんだれう?治安が悪くなるぞ!我々にも捜査権もらえないんでしょうか本部長!」マークが本部長の顔を覗いた。「マークそれは多分ないわよ。私達もその方が楽よ。オブザーバーの方が?」本部長がマークの顔を見た。ウィリアムズ本部長はことなかれ主義の人物であった。宮園は新宿に昔行きつけのレストランがあったから久しぶりに寄って見ようと思い美織をランチに誘った。美織は目を輝かせ「行く!」一言返事で返した。新宿歌舞伎町にそのレストランはあった。老舗レストランの風貌が漂っていた。「美織、ここはビーフシチューとビーフハンバーグが美味いどっちも食べていいぞ!」宮園は美織の顔を見ると美織は笑顔で「はい。」と一言返事で返した。まるで何も食べてなかったようにいつも食いついてきた。二人は店に入ると「いらっしゃいませ!」明るい女性の声がした。女性が社長に近づいて「宮園さん。お久しぶりでございます。忘れてなかったんですね。嬉しい。」女性は笑顔で宮園を見た。「ママ、俺の事覚えてくれていたんですね。感謝です。注文はビーフシチュー2つとビーフハンバーグ1つとライスとライス大盛り1つずつ。後コーヒーをお願いします。」宮園が言うとママが隣のお嬢さん。売り出し中の梅澤美織さんですか?宮園さんところのタレントさんなんですね。可愛いらしいですわ!」ママが宮園の顔を見て優しく微笑んだ。「梅澤美織知ってましたか?有り難う御座います。」宮園がママの顔を見て優しく微笑んだ。「梅澤美織さん。拓哉ちゃんに付いていけば間違いなく売れるわよ。売れた歌手いっぱい知ってるから。」ママは美織の顔を笑顔で見た。しばらくすると料理が運ばれて来た。「ビーフハンバーグはどちらですか?」聖子ママが二人の顔を見て聴いた。社長が美織を差した。「ビーフシチューは拓哉ちゃんと美織ちゃんですか?ライス大盛りは拓哉ちゃん?」聖子ママが宮園の顔を見た。社長は美織を差した。「うわぁ!お食べになるお嬢さんだこと?」聖子ママは美織の顔を見てニヤリと笑った。「拓哉ちゃん。歌舞伎町の雑居ビルまだ持っているの?」聖子ママが突然聞いて来た。「持っていたら、私達に売らないかしら私達も年だから賃貸経営でもと思っていてさあ?新宿三丁目だよね。この間しらべたら9億円くらいだった?ソレくらいなら買うけど考えてくれない?」聖子ママは宮園の目をじっと見つめた。「あれか?今、飲食店やなんやらで満室で黙っていても最低400万円の収入はあるからあそこがあるから音楽事務所赤字でもやっていけてるから他を当たってみてください。ママすまん。売れない!」宮園は聖子ママの目をじっと見つめた。「残念だけど仕方ないわ?」聖子ママはガッカリした表情を見せた。その話しを聞いていた美織のホークを動かすスピードがおちた。「やっぱり社長って金持ちなんですね?そうだとは思って居ましたが話しを聞いて驚きが倍増しました。事務所は赤字なんですか?」美織は微妙な表情で宮園をじっと見つめた。「うーん。少し赤字だな!お前が心配する事じゃない。お前は飯食っろ!」宮園はニヤニヤして美織の顔を見た。「美織、紅白歌合戦出れて良かったな?セクハラ親父居なくなったからもう心配する事ない。本番は思いきり行け多分1番か2番だと思う。ラストチャンスかも知れない?2作目が売れるとは限らないから?その前にホイットニーヒューストントリビュートアルバムが売れれば文句無しだ!今からだが俺は売れると思う。お金先払いしても良いぞ。欲しい金額を言ってくれ!お正月の実家のお父さんお母さんに土産持って行かないとまずいだろう?」社長は美織の顔を見た。「マジでイイんすか?10万円あれば助かります。新幹線チケット代込みで。」真面目な美織はピッタリの金額を言った。「もっと良いぞ!100万円くらいまで用意するぞ!」社長は美織の目をじっと見つめた。「それでは、お言葉に甘えて50万円あれば助かります。」美織は社長の目をじっと見つめてニヤリと笑った。「そうか?50万円で良いのか?今すぐ用意する。銀行に帰り寄ってくれ!」社長は美織の目をじっと見つめた。「ご馳走様でした。美味かった。」社長が合掌しホークを置いた。「ご馳走様でした。美味しかったです。腹いっぱいになりました。」美織は合掌しホークを置いた。「帰るか!」社長が美織の顔を見た。「はい!」美織は返事した。「聖子ママすいません、おチカラになれなくて!また、寄らせて頂きます。美味しかったです。味変わりませんね。お元気でさようなら。」宮園は聖子ママの目を見て笑顔で手を振った。「美織さん。拓哉ちゃんの言う事聞いて頑張りなさい。オバサン応援してるわよ。さようなら。」ママが言った。「ご馳走様でした。美味しかったです。また来ます。」美織はママの目を見た。聖子ママは二人の背中を見送った。美織はママが見えなくなるまで手を振った。

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