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第3章 レコーディングが凄すぎた

早速、ハングアップお姉さんの飛鳥達が登場します。

その週の水曜日いつもの場所にギターを持って立った。美織はいつものように始めようとすると何処かで見た事のある顔が3人居た。茉央と飛鳥とマークだった。美織はテレビとユーチューブで見て知っていた。FBI捜査官の方だと。三人に軽く会釈をした。「今日は皆様に嬉しいお知らせがあります。昨日、ABCレコード様から愛しきラバーボーイでのCDデビューが決まりました。発売日とかは追って連絡致します。皆様の応援があったからこさです。有り難う御座いました。これからも応援よろしくお願いします。今日もホイットニーヒューストンメドレーからラントゥユー、マイウィルオールウェイズラブユー、アイハブナッシング、グレイテストラブオブオール、アットワンス、セイビンオールマイラブフォーユーです。今日は記念にセリーヌディオンでパワーオブラブ、ラブユーモア、マイハートウィルゴーオン、トゥラブユーモア、トーキングチャンス、アイムアライブ、オールバイマイセルフ。そして、ラストにデビュー曲愛しきラバーボーイと麗しのラバーガールになります。長丁場お付き合いよろしくお願いします。」美織は観客に向かって言うとギターを奏でた。そして、ラントゥユーを歌いだす。観衆が拍手でむかえる。歌が終わると観衆からため息が出た。歓声も上がった。茉央と飛鳥とマークはおひねり1000円をギターケースに入れて居酒屋に入った。しばらくすると美織が片付けて店に入って来た。三人を見つけると美織は完全にミーハーになっていた。「もしかしてFBI捜査官の方々ですよね。テレビとネットでご活躍を見ておりました。光栄です。」美織は目をキラキラさせた。「はい。そうですよ。私達をご存知でおられましたか?私達、あなたのファンなんです。ユーチューブもチャンネル登録者の一人ですよ。ユーチューブ拝見しております。あなたの歌声が素敵なんです。今度、CDデビューするんですね。本格的にやるんですね。メジャーになっていきますね。これからも応援します。こちらで一緒にやりましょう?お祝いさせてください。」飛鳥が美織の目を見て優しく微笑んだ。「そうでしたか?有り難う御座います。ご一緒させて頂きます。歌手への道は出来たら良いなぁ?と思っていたくらいなのですが認められて嬉しく思っております。是非CD買ってくださいね。FBIのお仕事大変ですよね。生命を狙われたりしたんですよね。カーチェイス画像見ました。」美織は三人の顔を笑顔で見た。「あれを撮影した方、スピード違反と危険運転で処罰されて、あの動画削除されて今では見られないですよ。アハハハ!」飛鳥は美織の顔を見て大きな声で笑った。「そうなんですね。残念、中西捜査官の運転も流石でしたね。あのスピードで車間を縫うように走った姿、ただ者ではありませんね。訓練しているんですか?」美織は飛鳥の目を見つめた。「毎週休みの日にサーキットで走って腕を磨いてます。ストレス発散ですね。ウフフ!」飛鳥は照れ笑いを浮かべ小さく笑った。「やっぱり影で努力しているんですね。凄いです。見習わないといけないなあ?」美織は飛鳥の目を見つめた。「努力だなんて大袈裟だよ。趣味だから、レースは楽しいよ。」飛鳥は美織の目を見てニコリ笑った。「そうなんですね?私には出来ないな?でもやってみたい?」美織は飛鳥の目を見つめた。「やりたくなったら電話頂戴、FBIのホームページに電話番号載ってるからさぁ!」飛鳥が美織の目を見つめた。「私なんか駄目!お金がない!貧乏だから。」美織は飛鳥の目を見ると肩をすくめた。少し悲しい表情を見せた。人間観察で培われて分析した。「この子はやってみたいんだけどお金の為にあきらめてしまうタイプだなぁ?」飛鳥は分析した。「私はまだ、スタートラインに立っただけですからまだ、スタートは切ってません。歌を一生懸命やるだけです。」美織は笑顔で微笑んだなっていた。「はい。美織さん。ご苦労さまでした。いつもの賄いです。お召し上がり下さい。」大将が美織にジュース1杯と焼き鳥、モモ3本と皮3本を持って来た。ソレを見た、飛鳥が「もしよかったら私達とシェアしない?こっちの唐揚げとだし巻きも手を伸ばして下さいと勧めた。好きなの頼んで良いわよ。」飛鳥は美織の目を笑顔で見た、「はい。遠慮なく頂きます。お金払いますから、お茶漬け頼みます。お腹空いちゃって!」美織は飛鳥の顔を見てペロっと舌を出した。「いいわよ。奢るわ。私達もお茶漬け食べるから!すいません。お茶漬け4つ追加してください。」飛鳥が注文した、しばらくするとお茶漬け4つが出て来た。美織は「頂きます。」合掌し箸丼を持って持って口にかき込んだ。「頂きます。」三人も合掌し丼と箸を持って食べ始めた。まずは美織が「ご馳走様でした。」食べ終えて合掌し箸を置いた。続いて三人も食べ終えて箸を置いて「ご馳走様でした。」合掌した。飛鳥は満足気にお腹を叩いた。美織もお腹を叩いた。「美味しかった。ご馳走様でした。」美織がバックから財布を出そうとしたが飛鳥がそれを止めた。「あッ!今日は良い。奢るから、曲がヒットしたらだしてね。」飛鳥が美織の目を見た。「ご馳走様でした。」美織は飛鳥の目を見て優しく微笑んだ。「明日、レコーディングなんですよ。頑張ります。ご馳走様でした。また、お会いしたいです。水曜日は必ずココで歌ってますから。」美織は三人の顔を笑顔で見た。「皆さんつくばまで帰るんですよね?」美織が言った。「そう!約45分だよ。美織さんはどちらまで?」飛鳥が聞いた。「立川までです。やっぱり45分はかかります。一緒ですね。ウフフ!」美織はそう言って笑った。「また、来るね!おやすみなさい。」飛鳥が言うと美織も「是非、楽しみにしてます。さようなら。」三人の顔を見た。明くる日、美織が事務所に行くと社長がすでに居た。「おはようございます。本日はレコーディングよろしくお願いします。」美織は社長の目を見つめた。「おはようございます。美織さん。よろしくお願いします。ご飯は食べてきたか?食べてないならチカラが出ないから吉牛の朝定食でも食べに行くか?奢るぞ!」社長は美織の目を見てニヤニヤした。「食べていません。是非御馳走してください。」美織は社長の目を見てニヤリと笑った。「まだ、早いから行くとするか?私も食べてないんだ今日は長丁場だから食っておかないとな?」社長は美織の目を見て優しく微笑んだ。二人は事務所を出て、吉牛に向かって歩き出した。吉牛に着くと社長が「朝定食2つ!」注文した。すぐに料理が出て来た。「頂きます。」二人は合掌し箸を持って食べ始めた。「美織さん。今日はオーケストラが入るオーケストラレコーディングになるからな。オーケストラの楽譜は俺が書いた。良いものが出来た。聞いてくれ。」社長はスマホを出して店員に音を出す事の許可をとって音を出した。まずはソプラノサックスの音で始まりピアノのソロ後から弦楽器バイオリンやビオラの音ドラム、ギターの音まで綺麗に仕上がっていた。曲の途中でアルトサックスのソロ、ギターのソロが入って素敵だった。ラストはソプラノサックスのフェイドアウトで終わる。美織は感動していた。朝定食を食べながら泣いている自分に気付いた。美織はこの人は何者と思い社長の横顔をジロジロ見たが社長は気づかず朝定食を食べていた。「社長!素晴らしい!完璧!素敵すぎます。」美織は笑顔で社長の横顔を見たが朝定食を食べていた。「そうか?良いだろう?俺の自信作の一つになったよ。久しぶりに書いて見た。美織の愛しきラバーボーイが好きでね。切ない女性の感情を歌っている。良い男になかやか振り向いてもらえない女性の苛立ち。ぐっとくるよな?美織の経験談か?俺もそう言う男になって見たいよ。このツラじゃ無理か?わかってるって!」社長は自分でノリツッコミをしていた。それを見て美織は「クスっと」笑った。「社長は何者なんですか?」美織が真剣に社長の目を見つめた。「俺か?魔物じゃねえぞ!普通のオッサンだ!美織と同じ国立音大の出身だよ。美織と同じ演奏創作学科で作曲を勉強した。俺は作曲家をめざしていた。かこにいろんな歌手の作曲をしてきた。」社長は薄笑みを浮かべ美織を見たがギャグを入れたつもりでいたのだろうが美織は笑わなかった。「そうだったんですね。恐れ入りました。先輩!」美織は社長の顔を見てニカッと笑った。「梅澤美織よ。君は大学で声楽を一生懸命勉強しているのは、俺にはわかっていた。セリーヌディオンのオールバイマイセルフの高音をいとも簡単にだしやがるF5の高音だぞ!こいつは本物だとわかった瞬間だ!歌は上手いが作曲は素人レベルだ。ちょっとキツく言った。もう少し頑張れ!このまま行くとワンヒットワンダーになりかねん。2曲目が勝負だ!俺も作曲するから美織もそろそろ始めろ!俺も駄目なら他の作曲家を探してみるから?」社長はデビュー前から2曲目の心配をこの時からしていた。「私もそこが弱点だとわかっていました。」美織は社長の目をじっと見つめた。社長は最後のみそ汁を飲み干した所だった。美織はもう食べ終えて紅しょうがを空の丼に入れてつまみ食いをしていた。「社長、私、勉強させてもらいます。ご馳走様でした。」合掌し箸を置いた。「ご馳走様でした。」社長は合掌し箸を置いた。「出るか?オーケストラの連中来てるかも知れんから急ごう!」社長が言うと会計を済ませた。「ご馳走様でした。」美織は社長の顔を見て頭を下げた。店を出ると二人は早足で事務所に戻ったが誰も居なかった。すると団員がゾクゾク挨拶に来た。皆楽器を持ってレコーディングルームに入って行った。美織がギターを持とうとした時、「美織、今日は要らない。持っていくな!持ってないと寂しいなら持って行け!許す。もう何も持たないスタイルも画策することだ。」社長は美織の顔を見たが美織は不安そうな顔をしていたので「持ってけ!」と怒鳴った。レコーディングルームに行くと総勢20名が楽器を持ってスタンバイしていた「ご苦労さまです。梅澤美織です。よろしくお願いします。」頭を下げてレコーディングルームに入った。美織はギターを持って入らなかった。今日は歌だけで良いと腹をくくった自分への挑戦だった。宮園社長がキュウを出すと演奏が始まった。歌い出しのタイミングは充分わかっていた。美織は流石にそこは間違いなく入れた。愛しきラバーボーイのレコーディングを終えた。続いて麗しのラバーガールのレコーディングも終えた。両方ともファーストテイクで終了した。宮園社長はオーケストラ部分のレコーディングを進めた。美織はそれを宮園社長の隣で見学した。宮園社長が昔ならひいきにしているオーケストラで融通がきくからレコーディングの際はいつも頼んでいるらしい。宮園社長は謎が多い人物だった。あまり、家庭の話はしないから奥さん子供がいるのか美織は知らなかった。年齢も聞いてなかった?若そうに見えるが40歳は超えていそうだった。美織はあえて聞こうとはしなかった。発売日はもう決まっていた。9月21日だった。こうしてレコーディングは終わった。レコーディングルームの出口で楽団員全員に頭を下げてお礼をした。美織だった。つぎのレコーディングはホイットニーヒューストンのトリビュートアルバムだった。年末の発売を宮園は模索していた。夏に北海道でプロモーションビデオの撮影があった。初回CDの特典だった。ユーチューブのオフィシャル画像にも使われた。

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