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第2章 ABCレコードと契約する

翌日、美織はABCレコードの事務所に居た。契約を交わす為だ。宮園から著者権の話をされた。作詞作曲は1曲につき、50万円。著者権料はCD1枚1000円として、作詞3%作曲3%歌手1円他に1枚売れたら10%バックする。仮に1万枚売れたとすると1千万円だからそれなりの金額がもらえると言うわけだ。サブスクとカラオケは作詞3円作曲3円歌手1円になる。ストリーミングダウンロード1曲1%。テレビ出演は1回5万円だ。ネット配信はオフィシャルの場合は5円。自分の配信は貰わない好きにやって良い。そういう契約書だった。美織は熟読しサインをした。「写真集とかの話が来たら断るからな」宮園は美織の顔を見た。「はい。結構です。そうしてください。」美織は宮園の顔を見た。「アルバムは別計算になります。その時が来たら説明します。」宮園は美織の顔を見た。「はい。分かりました。」美織は宮園の顔を見た。「まず、愛しきラバーボーイをヒットさせましょう?」宮園は美織の顔を見て優しく微笑んだ。「あの曲でよろしいのですか?別にありますが?」美織は宮園の顔を見てニヤリと笑った。「よろしい!あれが良い。」宮園も美織の顔を見て優しく笑った。「私、書き貯めた曲20曲くらいあります。今度聴いて下さい。」美織は宮園の顔を見た。「是非聴かせくれ、この後でもいいぞ!契約はこれにて終了。レコーディングルームへ行くか?」宮園は美織を見て優しく微笑んだ。「はい。是非披露させてください。」美織は宮園の顔を見てニヤリと笑った。「それじゃあ!後付いて来て下さい。」宮園は美織の顔を見た。二人はエレベーターに乗ると3階で降りた。レコーディングルームに着くと室内にはいろんな楽器が置いてあった。プロデュースルームには、あまり見た事のない機械が沢山あった。「ここでは、オーケストラを入れ一発取りとオーバーダビングと2通りのレコーディングが出来ます。最初だからオーバーダビングをお勧めします。ライブ感を出したいならオーケストラ入りの一発取りでも良いですよ。まあ、音大生だからオーバーダビングって知っているよね。楽器ずつ録音して後で編集して最後に歌を入れる方式ね。」宮園は美織の顔を見て優しく微笑んだ。「わかります。」美織は宮園の顔を見て頷いた。美織はギターケースからギターを出した。弦の調整をし、先に曲名を言ってから演奏を始めた。「宮園さん。準備出来ました。曲名は愛しきラバーボーイです。聴いて下さい。」宮園はマイクにむかって歌を始めた。歌い始めて、問題なく歌い終えた。「美織ちゃん。この歌最高だわ!これがデビュー曲ね。」宮園はプロデュースルームからマイクを通して言うと拍手をした。「2曲目、麗しのラバーガールです。」歌い終えると「この曲面白いね。」宮園はそう言って拍手をした。3曲〜20曲まで歌い切った。「どれも良い曲だが愛しきラバーボーイには勝てないな!アルバムにしよう。」宮園はアルバム構想を早くも口にした。「アルバムはホイットニーヒューストンのカバーのトリビュートアルバムも考えてる?」宮園は美織の目を見つめた。「それ本当ですか?嬉しい。」美織は喜んではしゃいだ。「ホイットニーヒューストンはすべて良かった。俺は、美織の歌うラントゥユーは最高だと感じたよ。嫌、君の歌うホイットニーヒューストンが最高だって事だよ。歌唱力があり、歌を作る才能があるからスカウトしたんだよ。ユーチューブでラントゥユー歌ったら君か一番上手い味がある。実力派歌手より美味い英語の発音が完璧だ!」宮園は美織の顔を見て優しく微笑んだ。「宮園さんにそんなに褒められると私今にも木に登りそうですよ。楽曲制作はまだまだですよ。歌には自信はあります。ビジュアルにも自信はあります。これからの私ですがお付き合いよろしくお願いします。宮園さん。」美織は、宮園の目を見つめた。「君は私が一人前にするから今のままで良い。近いうち愛しきラバーボーイをレコーディングする。カップリングは麗しのラバーガールにする、君のオリジナルで売り出す。これが上手く行ったらホイットニーヒューストンのトリビュートアルバムをだそう。世界がひっくりかえるぞモノマネじゃない梅澤美織のオリジナルだ。」宮園は美織の目を見つめた。「宮園さん。私、大学やめますか?どちらでもよろしいですよ。歌が歌えれば。大学に未練はありません。」美織が宮園の目を見つめた。「いい辞めなくて大学は行け!女子大生シンガーソングライターで売り出す。」宮園は美織の目を見つめた。「わかりました。大学は行きます。新橋ガード下の路上活動はやってよろしいですか?私の原点なので!辞めたくないと考えてます。」美織は宮園の目を見つめた。「そうだな?辞めなく良い。どんどんやれ!」宮園は美織の目を見つめた。「宮園さん。私、売れますかね?」美織が不安そうな顔で宮園を見た。「俺が売れると思うから美織をスカウトした。売れない算段をやる前からするヤツがいるか?バカ!お前は売れる。必ずヒット曲を出す女だ!」宮園は険しい表情で美織を見た。「私、自信持っちゃいますよ。良いですか?」美織が宮園の顔を覗き見た。「持ってくれ!そうじゃないと駄目だ!その調子!その調子!」宮園は美織の顔を見て優しく微笑んだ。「2曲目の曲を作ってくれ!愛しのラバーボーイと違う感じのやつでも、同じ展開でも良いから。沢山曲を作れ。」宮園は美織の顔を見て激を飛ばした。ついでに唾も飛ばした。「契約はこれにて終了する。これが俺の連絡先だ。24時間つながる。飯と酒ならいつでも奢る。」宮園はスマホの番号を書いたカードを渡した。「頂きます。これから牛丼食べさせてください。吉牛で良いので?お腹空いちゃって。」美織が宮園の顔を見てニヤリと笑った。「ごめん。お昼だったな?行こうか?すぐ、そこにあるよ。」宮園は美織の顔を見た。二人は事務所を出て近所の吉牛に行った。カウンター席に座ると「好きなの何でも食べな?」宮園が美織の顔を見ると「特盛良いッスか?853円しますが?」宮園の顔を見るとニヤリと笑った。「その上の超特盛ってのもあるぞ?そっちの方が良いと違うか?遠慮するな?これから二人の関係が続くんだから。その細い身体の何処に入るんだ。」宮園の顔は笑っていた。美織はお腹の周りを触った。「超特盛にします。夜の分も食べてしまうのですんません。」美織は宮園の顔を覗きニヤリ微笑んだ。「俺は普通にする。豚汁つけよう?」宮園は美織の顔を見た。「すいません。超特盛1つと普通を1つお願いします。」美織が店員に注文した。今日は夜の居酒屋のバイトが休みだから賄いが無かった。水曜日以外はほとんどシフトに入ってバイト代を稼いでいた。新橋ガード下で歌うと多少のおひねりが貰えた。居酒屋の大将がいつも御馳走してくれた。貧乏学生であった、宮園は化粧もいつもしていないのに良い顔をしていると思っていた。貧乏だから化粧品が買えなかったのだとこの時知った。美織はユーチューブの登録者も10万人以上いたから広告費の収入やスパチャの収入もばかにならなかった。美織の実家は新潟県で両親は専業農家だった。妹も1人いた。大学は勿論奨学金でやっていた。両親は好きな事をやりなさいと背中を押してくれていた。歌手が駄目なら小学校か中学校の音楽の教師でも良いかなあ?と思っていたので、宮園の大学は行けと言われ内心嬉しかった。そして牛丼が出てきた。「さあ!食べなさい。」宮園が優しく微笑んだ。「頂きます。」美織は紅しょうがを一つまみして牛丼にのせると合掌をして箸を持った。重たそうな丼を左手で持って牛丼をがっついて食べた。それを見た宮園が「もっとゆっくり食べなさい。誰もとらないから!」と脇で声をかけた。「頂きます。久しぶりだな?」宮園が合掌し箸を取ってゆっくり食べ始めた。美織は半分くらい食べていた。紅しょうがをトング2杯のせて丼の中身が真っ赤になった。豚汁の中身を箸で摘んで食べると汁を顔いっぱいにもちあげて飲み干した。残りすべて食べ終えた。「ご馳走様でした。」合掌し箸を置いた。お腹をポンと叩いた。「社長!上手かったッス!ご馳走様でした。」美織は社長の顔を見てニコリ笑った。「うわぁ!良い食べっぷりだな?どういたしまして。」社長は美織の顔を見て目を丸くした。「ご馳走様でした。」社長は合掌し箸を置いた。「また、来よう。奢ってやる。」

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