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真冬の葛藤

作者: 豊田直輝
掲載日:2026/02/01

「もしもさ、私が世界の希望であったらどうする?」

真衣の言葉はどこかふざけているようで少し真剣味が含まれている感じがほのかにした。

「言ってる事が抽象的過ぎるよ。具体的に何のことについて言ってるの?俺にとっての希望ってこと?」

「違うよ。世界の希望よ。私は世界を変える原動力になりたいのよ。」

訂正する。全くもってふざけた調子ではなかった。本気で言ってる事なのか?何で急にそんな事を言うのだろ。

俺は冬が嫌いで、この外気に当たる広場にいることにある種の苦痛を感じていて出来るなら早く帰りたかったんだけど真衣が変なことを言うものだから少しは話を続けなけらばならないのだろうか。

俺は基本的に孤独を好む。

チェスの能力をどこまで高められるかにしか関心がなく、世界だとか真衣の思い込みだとかに付き合っている時間はない。

適当にあしらいたいんだんけど、いつになくおかしな展開になってるものだから、本来は我慢強くない俺だけど、寒い外気の中で葛藤しながら話をしなければならないじゃんか。

幸いに真衣には根気がない。

今の話してる事は仮に本気だとしても持続力がないから適当な食事の話でもすれば、気をそらせる事が出来るだろ。

何しろ真冬であるからね……

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