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自然界の掟
夏の終わり 夕暮れ時
寂しさを消せなくて
森にいるよ この命も
死の時迫ってる
不自由な人生
終わらせる覚悟だ
セミの死骸を踏み
自分の命を終わらせる
セミたちが鳴いている
過ぎる夏惜しむよう
セミたちは懸命だ
恋に敗れたら死ぬ
セミたちは受け入れる
命をかけて鳴くよ
セミたちに教わった
生きている尊さを
夏の夕日 消える頃に
死ぬことが虚しくて
森の中で この命の
尊さを知り泣いたよ
不自由な恋愛
終わらせたかったよ
でもセミたちを見て
本当の不自由を知った
セミたちが鳴き止んだ
迫る夜静寂で
セミたちは儚くて
恋する日短いよ
セミたちは命がけ
いつまでも明日はない
セミたちは生きていた
恋に生き恋に死ぬ
僕たちは選べるよ
人生は長いから
僕たちは選べるよ
一人でも生きられる
僕たちは選べるよ
人生の道筋を
僕たちは選べるよ
趣味までも次元さえ