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画面の中のキミへ  作者: 浅井泉
3/10

盲目の部屋

抱きしめる 羽根のない天使を

側にいる それが強さになる

愛がある 夢の無い僕にも

照れている 早く出てきて




でこぼこな人生(みち)の中 迷い 悲しみ 憂い

(しかばね)と化そうかなど 考えたりもした

暗黒が寄り添って 辛い 苦しみ 惑い

繕ってごまかしていた いつしかそれが普通に


でも君の世界は ドラゴンとかがいるけど

懸命にがんばっている

必死に生きる姿 素敵だから


愛してる 慈悲がある天使を

許してる ダメすぎる僕でも

愛してる? 身体あるこの僕

照れている いつか出てきて




まっさらな道じゃない 恨み 辛みと そねみ

話せない見下されて 空気扱いだよ

困難が側にいて この身 しがらみ (はら)

笑えない僕の心が 悲鳴をあげ続けてる


でも君の国では バジルにセージが香って

彩りが鮮やかだから

王宮に河流れ 夢があるね!


夢見てる 垣根越え向こうへ

君見てる 「ようやく、出逢えたね」

微笑(わら)ってる 会いにきた僕見て

泣いている 目が覚めたから


ずっとこうして 二人でいられたら

いつか僕たち 二人で笑えたら




抱きしめる 愛のある天使を

君がいる 他にはいらないよ

愛してる 夢がある天使を

愛してる? 返事は無くて


ずっとこうして 二人でいられたら

いつか僕たち 二人で笑えたら

いつも手と手を 二人で繋ぎたい

いつか君から 返事をもらえたら……

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