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寂寥

作者: 砂原 啓人

初めての投稿です。

不備があったら申し訳ありません。

よろしくお願いします。


2021年10月16日 改変しました。

傾いた日差しの内に秋の気配を見つけた

セミたちは精一杯の声で夏を謳う中

自分だけが先に時を進んでしまったみたいだ


投げて弾けた水風船の欠片を集めて

モザイクの絵を描こう

きっともう2度と手に入らない思いを形に残しておけるように


歳を重ねることと成長することは似ているようで

全く違っていた

当たり前の事だと受け入れなければ大人にはなれないというのなら

僕はこのまま変わらずにいたい



空の青が段々と浅くなって季節は移っていく

誰も止めることのできない流れに全力で抗ったなら

何かをこの手に掴めるんだろうか


夕暮れの中手持ち花火の準備をして

夜を待ち伏せしよう

色とりどりの光の糸で今この時を心に縫い止められるように


過ぎてく夏を見送るのは引っ越す友達とサヨナラするのとよく似ていた

何度経験してもこの痛みに慣れることはないだろうけれど

僕はいつまでも抱えていたい


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