表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

とある書き手のエッセイ集

「ヤバい」から抜け出す〜ちょっと賢くなる語彙力の増やし方〜

作者: 空野 奏多

 こんにちは、初めまして皆さん。

 私しがない、なろう書き手兼読み手です。


 そして大学で文学や、日本語学を学んでました。小説を読んでいて感じる素人とプロの違い、その1番は表現力だと思います。


 表現力。言語化する力。難しい話は、まずその表現の知識も必要だったりしますね。知らない語彙、日常では使わない語彙も、本ならスッと出てくる時があります。




 さて、ここで質問です。

 皆さん、いつも難しい言葉使ってますか?




 私は使ってないですね!

 ヤバい! はよく言いますし。


 つまり、私と皆さんは同じレベルです。語彙力がないなぁ、とよく痛感します。皆さんも日常の中で、そんな事があるのではないでしょうか。




 単純な言葉は伝わりやすいです。

 でも、頭悪そう! (※個人の意見です)




 そこからすぐ卒業できるって言ったら、どうしますか? これを読んだらもうすぐに、本当にすぐ変われます。


 言葉は伝われば良いので日常では、そもそも難しい言葉が必要ないと思います。

 だからこれは、語彙力がないだとか、若者言葉を否定する話ではありません。むしろ私としては、便利な言葉生み出してすごいなーって感じです。




 けれど私と同じ書き手さん!

 あなたは特に学ばないとダメです‼︎




 何故なら同じ表現ばかりでは、話がマンネリするからです!




 例えば主人公が「驚いた」時。

 主人公の仲間も「驚いた」とします。




 例:その時、彼は驚いた。その様子に仲間たちも驚きを覚えた。




 ちょっと表現変えましたけど、「へーそっかー」って感じじゃないですか? これ、繰り返したらテンポも悪いし、なんか頭悪そうです。


 では、これを変えます。




 例:その時、彼は驚愕した。その様子に仲間たちも動転した。




 どうですか。印象違いませんか?

 これだけ短い言葉なのに、どういう場面か目に浮かびませんか? それに頭良さそう(偏見)


 最も言葉を理解するのに、適しているのは辞書ですよね。皆さんの中では、広辞苑が一番でしょうか?


 文学とか語学やってると広辞苑はまだまだで、日国典ーー日本国語大辞典、というトータル10冊を超えるような、分厚く大きな辞書を使います。

 家庭じゃとても買えません。図書館とかにあるので、覗いてみてください。多分、持ち出し禁止です。




 はい、ですので、今回そんなのは使いません!




 だって面倒でしょう? 辞書読めばそりゃ賢くなるけど、時間もかかるし。




 そんな皆さんに朗報です。

 シソーラスを使いましょう‼︎




【日本語シソーラス 連想類語辞典】

 https://renso-ruigo.com


【weblio 類語辞典】

 https://thesaurus.weblio.jp





 『シソーラス(英: thesaurus)』


 言葉を意味上の関係に基づき整理した辞書・辞典・語彙集のこと。

 シソーラスは、言葉(が指し示す概念)の上位概念・下位概念の関係、包含関係、「全体と部分」の関係、あるいは同じカテゴリーに含まれる類語の関係、といった、いわば「言葉どうしの関係」に着目して整理された、言葉の体系。【weblio辞書より一部抜粋】




 あ、待って。頭痛くなった人!


 分かりやすく言うなら、類語辞典なんです。

 上位、下位っていうのはそうですね……。



 「ヤバい」が上位なら

 「危ない」は下位ですかね。



 「ヤバい」は、別に「危ない」時以外でも言いますよね? さっきの「驚く」にも使いますし。

 まぁそんな感じで、「ヤバい」は沢山の意味を包括した言葉です。万能です。だからさっき若者言葉を褒めました。


 でも詳しく話したいなら、「ヤバい」じゃダメですよね。だからこそ、このシソーラスが役に立つのです。


 ちなみにさっきの「驚く」が上位なら、「驚愕」、「動転」が下位ですよ。だからシソーラス的には



 「ヤバい」>「驚く」>「驚愕」「動転」



 となります。まぁこの見方は、紙の辞書の方が見やすいですが、何となく分かりますよね?

 これ、さっきの例文でやるなら



 例:その時、彼はヤバいと思った。その様子に仲間たちもヤバいと思った。



 っていう「ヤバい」文章が出来てしまいます‼︎ ね? どれだけ語彙が大事か分かりませんか? こんな「ヤバい」文章、小説としてはダメですよね!


 私は大学で、大学用のサーバーにシソーラス入ってたり、そもそも図書館にあったりしたので、よく使ってました。


 でも普通の方なら、このWebので十分に役立つと思います。すぐ調べられるしね。さぁこれで、今日からあなたは語彙力の塊になれます!




 なんか良い言葉ないかなーと思ったら、『シソーラス』!




 これだけ覚えておいて下さい。みんなで賢そうになろう‼︎

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  語彙力のなさは痛感するところです。  文を書いていて同じ表現の言葉を続けて使うことも、頻繁にありますので、語彙力は大事ですよね。  知っていれば、強力な武器ですね。  でも辞書引くのはな…
[一言] 自分は書いた事は無いんですが、このエッセイを読んでたら「じゃあ、語彙力皆無の主人公って設定にすれば解決やん。」と思ってしまった。いつかは書きたいな
[一言] おお〜っと納得しながら読ませていただきました。 確かにヤバいはいつも使ってしまいますね… あと類語辞典は大好きです♡見て(読んで?)いて楽しいてすよね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ