「ヤバい」から抜け出す〜ちょっと賢くなる語彙力の増やし方〜
こんにちは、初めまして皆さん。
私しがない、なろう書き手兼読み手です。
そして大学で文学や、日本語学を学んでました。小説を読んでいて感じる素人とプロの違い、その1番は表現力だと思います。
表現力。言語化する力。難しい話は、まずその表現の知識も必要だったりしますね。知らない語彙、日常では使わない語彙も、本ならスッと出てくる時があります。
さて、ここで質問です。
皆さん、いつも難しい言葉使ってますか?
私は使ってないですね!
ヤバい! はよく言いますし。
つまり、私と皆さんは同じレベルです。語彙力がないなぁ、とよく痛感します。皆さんも日常の中で、そんな事があるのではないでしょうか。
単純な言葉は伝わりやすいです。
でも、頭悪そう! (※個人の意見です)
そこからすぐ卒業できるって言ったら、どうしますか? これを読んだらもうすぐに、本当にすぐ変われます。
言葉は伝われば良いので日常では、そもそも難しい言葉が必要ないと思います。
だからこれは、語彙力がないだとか、若者言葉を否定する話ではありません。むしろ私としては、便利な言葉生み出してすごいなーって感じです。
けれど私と同じ書き手さん!
あなたは特に学ばないとダメです‼︎
何故なら同じ表現ばかりでは、話がマンネリするからです!
例えば主人公が「驚いた」時。
主人公の仲間も「驚いた」とします。
例:その時、彼は驚いた。その様子に仲間たちも驚きを覚えた。
ちょっと表現変えましたけど、「へーそっかー」って感じじゃないですか? これ、繰り返したらテンポも悪いし、なんか頭悪そうです。
では、これを変えます。
例:その時、彼は驚愕した。その様子に仲間たちも動転した。
どうですか。印象違いませんか?
これだけ短い言葉なのに、どういう場面か目に浮かびませんか? それに頭良さそう(偏見)
最も言葉を理解するのに、適しているのは辞書ですよね。皆さんの中では、広辞苑が一番でしょうか?
文学とか語学やってると広辞苑はまだまだで、日国典ーー日本国語大辞典、というトータル10冊を超えるような、分厚く大きな辞書を使います。
家庭じゃとても買えません。図書館とかにあるので、覗いてみてください。多分、持ち出し禁止です。
はい、ですので、今回そんなのは使いません!
だって面倒でしょう? 辞書読めばそりゃ賢くなるけど、時間もかかるし。
そんな皆さんに朗報です。
シソーラスを使いましょう‼︎
【日本語シソーラス 連想類語辞典】
https://renso-ruigo.com
【weblio 類語辞典】
https://thesaurus.weblio.jp
『シソーラス(英: thesaurus)』
言葉を意味上の関係に基づき整理した辞書・辞典・語彙集のこと。
シソーラスは、言葉(が指し示す概念)の上位概念・下位概念の関係、包含関係、「全体と部分」の関係、あるいは同じカテゴリーに含まれる類語の関係、といった、いわば「言葉どうしの関係」に着目して整理された、言葉の体系。【weblio辞書より一部抜粋】
あ、待って。頭痛くなった人!
分かりやすく言うなら、類語辞典なんです。
上位、下位っていうのはそうですね……。
「ヤバい」が上位なら
「危ない」は下位ですかね。
「ヤバい」は、別に「危ない」時以外でも言いますよね? さっきの「驚く」にも使いますし。
まぁそんな感じで、「ヤバい」は沢山の意味を包括した言葉です。万能です。だからさっき若者言葉を褒めました。
でも詳しく話したいなら、「ヤバい」じゃダメですよね。だからこそ、このシソーラスが役に立つのです。
ちなみにさっきの「驚く」が上位なら、「驚愕」、「動転」が下位ですよ。だからシソーラス的には
「ヤバい」>「驚く」>「驚愕」「動転」
となります。まぁこの見方は、紙の辞書の方が見やすいですが、何となく分かりますよね?
これ、さっきの例文でやるなら
例:その時、彼はヤバいと思った。その様子に仲間たちもヤバいと思った。
っていう「ヤバい」文章が出来てしまいます‼︎ ね? どれだけ語彙が大事か分かりませんか? こんな「ヤバい」文章、小説としてはダメですよね!
私は大学で、大学用のサーバーにシソーラス入ってたり、そもそも図書館にあったりしたので、よく使ってました。
でも普通の方なら、このWebので十分に役立つと思います。すぐ調べられるしね。さぁこれで、今日からあなたは語彙力の塊になれます!
なんか良い言葉ないかなーと思ったら、『シソーラス』!
これだけ覚えておいて下さい。みんなで賢そうになろう‼︎