ヒロキ・ヒイラギの植物図鑑 第31部
「ガングリ」★☆☆☆☆
ドングリの一種で先端は鋭く外郭は硬い、最近エアリーのある研究機関が生み出したものらしい。先程も述べたが外郭はかなり硬く瞬間的な爆発なら耐えてしまう程だ。
どうもエアリーはこのガングリを火薬を使って高速で飛ばす兵木を開発したようだ。先端はかなり鋭いのでそれが亜音速で体に突き刺さったら痛いどころではないだろう。
この兵木と対面した場合、ガングリを見てからの回避は不可能に等しく軌道も異なるので弓とは違った対策が求められる。
「チョウテツ」★☆☆☆☆
名前そのまんまな植物、実の部分は通称「テッタネ」と呼ばれ名の通り質量がものすごくある。ゴマ粒程度の見た目だが質量は鉄なみだ。
なぜ重いのかというとチョウテツが生育するのは湿地帯、雨が降るたびに水没する。水没した湿地帯で種が流されないようにするためだ。種が発芽して根をはやすまでの間に流されないようにする為にそのように進化したという…因みに人間的には重しにちょうどいいので様々なところに使われている。
「パイブー」★☆☆☆☆
竹の一種、竹のクセに節部分がないという特徴を持つため加工が簡単で水道管やらガス管やら様々な管という管に使われている。日常生活でもよく見かける植物だ。
エアリーが最近作り出した種砲なる兵木の発射器具として使われている。火薬を入れて衝撃を加えることで発射するわけだ。ちなみに衝撃はホウセンカの一種を品種改良したものを使ったもののようだ。この種砲対策としてはこのパイブーの向いてる先にけしていかない事、幸い一度発射すると次に発射するまでにタイムラグがある。しかし試作品兵木の試作品があるらしく何発か連射できてしかも小型化したものがあるようだ。厄介この上ない……




