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ヒロキ・ヒイラギの植物図鑑 第9部
「コスパス」★★☆☆☆
一輪咲きの植物、花は8枚の花を咲かせる。花びらの色は7枚は白だが1枚は紫である。紫の花びらだけ特殊な磁場を帯びており自生しているものは必ず北を向いている。
この現象は花を糸に吊るしたり水に浮かべても発する。
更にドライフラワーにしても磁場は残るので加工して方位磁針に使われる。
「ジーピス」★★★☆☆
特殊な磁場を帯びている中型の植物、どこかの地方には神様が子供を見失わないようにこの植物の実を持たせたとか、
実に特定の長さの傷をつけるとその傷は赤道に近づく程傷が長くなりまた東に行くほど傷が開き西に行くと傷が閉じていく。
この現象を利用して加工したものは自分の現在地を知るための道具になるのだが非常にシビアな操作、調整が必要のため専門の知識を持った人間でなければ扱えないし正確な位置が求められない。
僕は植物学を学ぶにあたって地質学、水質学を学ぼうと思いその一環で測量の技術を学んだ。しかしこのジーピスは本当に扱うのが難しい、この為に単位を1つ消費した。一回に取れる単位は限られているというのに何てことだ。




