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ヒロキ・ヒイラギの植物図鑑 第8部

「タビリン」★★★☆☆


 成長すれば20m程の高さになる樹木、一見すると普通の針葉樹である。

この樹木を伐採してみるとその断面は厚い外側の木と細めの内側の木が見える。木の中に木がある、どこかの工芸品を彷彿させる。

 外側の樹木は耐衝撃、断熱性に優れており内側の樹木は特殊な樹液を分泌しておりいくつかの管で外側と結んでいる。この2つの木は共存関係にあり内側の木は外側の木に守ってもらう代わりに水分や栄養を管や樹液を通じて与えているようだ。

樹液には優秀な円滑作用がありその為内側の木を固定した状態で外側の木を動かすと車輪のように綺麗に回る。これを利用しユードラ半島では車輪に使われたり船や機械を動かすためのタービンに使っている。


 この度、僕が乗船することになった戦艦アクエリアスだがこの船にもタビリンを加工して作られたエンジンがある、しかもこの為に品種改良したらしい。タビリンは比較的成長が早い樹木とはいえそんなすぐに成長するものではない。アクエリアスはだいぶ時間や手間がかかった船のようだ。

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