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アルカナ (ARCANA)   作者: 1484ー5
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第19話 魔術戦Ⅱ3

 『魔術戦』の最期(ラスト)です。

 「春香!? しっかりして、春香!」


 駆け寄る沙樹の視線が、路上に横たわる一人の少女に注がれていた。

 二人ともが制服姿のままであるためか、そこには魔術戦の痕跡など微塵も見る事はできない。

 大英帝国の魔術協会が現代に伝える秘技『妖精の輪(フェアリー・リング)』の影響によって、沙樹の身体は未だに神々しいと言えるほどの莫大な魔力を保持したままだ。身体的には、完全に左右対称の黄金比(バランス)を保持しており、それ故に歪みの無い濃密なオーラが真円状に拡がっている。

 リング発動時の戦闘移行状態(バトルスタイル)にあるためか、光の余波を纏っているようにも見える。

 沙樹の整った横顔が、険しさを見せる。親友の危難は、緊急事態を告げていた。ピクリとも動かない春香には、生気が感じられなかった。

  

 「どうして、こんな……。怪我してるの!?」


 沙樹は春香の傍に膝を落とすと、その頬に触れた。

 

 (冷たい……)


 伝わる体温の低さに、沙樹から表情が消える。

 観光地も程近い市街地の一角には、行き交う人々の群れがあった。人払いの魔術が継続しているせいで、道行く人々は誰一人として彼女達を振り返らない。助けが呼べる筈の情況に、沙樹の予感は悪い方へと向かう。

 茜色の空が夜の闇に触れ、辺りに冷たい空気を運んでくる。


 「春香、わかる? お願い、返事して!」


 友人の身体を膝の上に乗せて、沙樹は呼び続けた。弱者は切り捨てられる魔法界の常識に、彼女は途方にくれるしかなかった。

 “金環の魔術”は発動したまま、上空で美しい光を放っている。

 沙樹が使い魔を呼ぶ事を決めたのは、冷たくなっていく友人の体温に耐えられなかったからか。彼女の声に反応して、魔法陣が現れる。 

 狼狽える主人の傍らに、白と黒の魔術が発動する。蠕動する円環の魔術に、蛇の姿が内包されていた。

 蛇の円環が、沙樹の周囲に及ぶ。動き続ける錯視の効果は、見る者に焦点を結ばせなかった。


 「……主よ、おそらくその少女は猫が言っていた魔術師であろう。今は亜流の魔女の眷属を警戒すべき時。そのような者、放っておいて危険は無いが?」

 「そんなことじゃなくて、春香が返事しないの! どうしよう? 身体が冷たくなってて……。春香を助けて!」


 友人を想う主人の姿に、錯視の蛇(ウロボロス)が疑問をぶつけてくる。


 「……主よ、何故その者を助ける?」

 「怪我人を放っておけないでしょう? 友達なの!お願い、ウロボロス!!」


 鎌首をもたげる錯視の蛇(ウロボロス)の姿が、沙樹の瞳に映る。

 

 「その程度であれば、雑作もない。主が望むなら、黄泉の死者すら膝まづかせて見せよう」


 錯視の蛇(ウロボロス)の姿が円環から浮かび上がる。現れた大蛇のような姿は、使い魔として破格の力を持つ者に相応しかった。倒れた少女に向けられた蛇の目に、赤い光が宿る。


 (確かに生命力が極端に低下している……。体表面付近の異常な乾燥や皮膚の壊死、魔素による侵蝕も無いのは聖属性攻撃を我が身に撃ち込んだから、か……。これが守護者であれば、不甲斐ない事よ)


 心の内で毒づくと、蛇は主に向き直った。

 心配そうに見つめる沙樹と目が合う。彼女の瞳が、青く揺れる。遊色効果を持つ沙樹の瞳が、零れそうな涙を堪えている。


 「……どう?」

 「主よ、心配無用だ。ただ、その前に……。そこの男、出てくるがいい!」

 「誰!?」


 突然の蛇の詰問に、沙樹が身構える。魔術戦の影響か、緊張から怯えた様子が窺えた。

 物陰から見覚えのある男が出てくる。黒っぽいスーツ姿は、どこか切羽詰まった顔をしていた。均整の取れた体格は、鍛えられた兵士にも似ていた。彼の焦燥感を現すように、額に汗が流れている。


 「館の主人とお見受けします。声もかけず……。無礼は承知ですが、どうか猶予を! 一刻も早くお嬢さんを診なければ、下手をすれば手遅れに……」


 男の声には、焦燥感がありありと見て取れる。そして、警戒感も隠しようがなかった。平静を装う声音(トーン)は、沙樹の使い魔には通じなかった。


 「お前達は、“守護者”だな?」


 加藤の焦りを見透かしたように、蛇が訊ねた。蛇の周囲に流れる錯視の蠕動が展開を始める。圧倒的な魔力差もあり、加藤の顔も驚愕より絶望の色が強い。知らず彼の喉が嚥下する。


 「……その通りです」

 「先ずは、我が主に対して敵意が無い証拠として、全武装を解除してもらおうか?」

 「……どうぞ。ご覧の有り様で抵抗はおろか、逃げる事もできませんから」


 ぞんざいな加藤の言葉には、館の主人への敬意より、自らの抵抗すら認められない事態への憤りがあるように思えた。


 「礼儀知らずな真似をする……。(やつ)は我ほど寛大ではないぞ」

 「(やつ)? あなたはいったい……」


 ようやく絞り出した声は、錯視の蛇(ウロボロス)の威容に釘付けのままだ。


 「ククク……。我は(やつ)の眷属ではない」

 (……それは、どういう意味ですか?)


 問いただす事が出来ないのは、けっして彼の責任ではなかった。

 魔術師として、生涯出会う事も無いまま、知る事も無いままに終わる神秘がある。彼の眼前に広がる錯視の円環は、そういう類いのものなのだ。

 踏み込めば、そこに待つのは生命を脅かす危機ーー。

 彼の知る何よりも、今は眼前にある未知の恐怖が心臓を鷲掴みにするような畏怖を放っていた。


 「主よ、この男は敵ではない。心配はせずとも大丈夫だ」

 「うん、昼間会った刑事さんね?」

 「ええ。春香お嬢さんとは、この世界の知り合い(・・・・・・・・・)です」


 申し訳なさそうに、加藤が沙樹に会釈する。

 畏まる加藤に、沙樹は正面から彼を見据えて尋ねた。


 「あなたは春香を助けられますか?」

 「……すぐにでも病院に運ばなければ危ないかも知れません。診せてもらえますか?」


 一歩前に踏み出した加藤に対して、蛇が円環を発動する。警戒感を露にした大蛇に、流石の加藤も動く事も出来ない。射竦める赤光は、彼を怯ませるに十分だった。


 「この少女の治療は不要だ。主命を受けた我が済ませる故に、な」

 「いや、それは……!」

 「お前が“守護者”であるならば、いみじくも主命を果たす事の意味ぐらい分かる筈だが?」

 「しかし、西洋魔術では体内魔力の補充は他者から奪うようなものしか……」

 

 蛇は返事の代わりに或る魔術を発動させる。もはや問答無用とでも言うように、加藤を無視して魔術の制御に集中する。金色の微細な紋様に彩られた魔法陣が、沙樹達の足元を染め上げた。


 「主よ、このまま妖精の輪(フェアリー・ダンス)を掛けるが?」

 「えっ? 春香の怪我は……」

 「この少女は、言うなれば極端な急性魔力欠乏症だ。魔力の補充無しには一切の治療も効果を成さない。ちょうど夕闇の魔力を集めた妖精の輪(フェアリー・リング)があるのだ。もう一度、この少女ごと同調して魔術の発露を見れば、自然と問題は解決されよう」

 「うん、ありがとう。ウロボロス」


 主従だけで交わされる会話は、加藤には届いていなかった。例え聞いていたとしても彼の理解力が追いついたか否か。それこそ、神のみぞ知るところだった。

 天空に輝く光輪は、一般の魔術師が扱う神秘の範疇を優に超えるものなのだ。


 (ククク……。(やつ)に言わせれば、我が主は天上に輝く綺羅星の如く、かけがえのない御方。自分の手下が主に礼を欠いたとあれば、どうするか見物だな……)


 蛇が暗い笑みを浮かべていた事を、この場の誰もが気付かなかった。


 「近いうちに、館から知らせがあろう。覚えておくことだ」


 黄金色の光に包まれてゆく春香の安否を図りかねて、加藤は蛇が残した言葉にただ呆然と立ち尽くすしかなかった。








 「うっ……」


 軽い痛みを背中に感じて、春香は目を覚ました。寝過ぎた時の倦怠感に似た痛みは、すぐに消えてしまった。むしろ、心地よい身体の軽さに、すっきりとした目覚めを覚えた。

 そこで、ふと疑問が浮かぶ。


 (あれ、ここって……。やっぱり、私の部屋だよね?)


 見慣れた天井は、彼女の部屋であり、身を沈めたベッドは自分のものだった。

 明るく電気がつけられた部屋の中は、うまく言えないが違和感を感じた。でも、何処がおかしいのかが分からない。彼女の持ち時間は、その理由を探すほどの余裕は無かった。ただ、どこかひっそりとした印象を感じていた。

 身体を起こすと、春香は自らの右手を凝視する。


 「身体が、何ともない……」


 視線を上げて部屋の中を見回す春香だったが、何一つ変わったところなど無い。部屋の隅にある勉強机やクローゼットに掛けられた制服等は、いつもの場所にある。何処までも普段通りの部屋の中に、彼女は益々疑問を深めた。


 (夢だった、とか? そんな訳ないよね……)


 激闘に終止符を打った筈の右手は、傷一つ無い。歳破(さいは)を打った筈の胸にも痛みは無かった。自分の身体も調子がいいどころか、むしろ今まで感じた事がないほど絶好調だと思えた。


 「……やっぱり、思い出せない」


 自分が経験した闘いに、記憶が曖昧な裏付けしか返してくれなかった。満身創痍で危機的な状況をひっくり返したと思うのだが、身体に傷一つ無いのは、やはり不思議だった。

 ベッドの脇に置いた目覚まし時計は、もうすぐ夜の八時を回ろうとしている。


 (暗くなってる……)


 カーテンが閉められた窓の外を確認しようと、春香は起き上がって窓辺に寄った。

 部屋の窓からガラス越しに浮かぶ夜の景色は、危険や異変とは縁の無い平和な街そのものだった。

 カーテンを閉めるのと同時に、春香は階下へ降りるべく踵を返した。今の時間なら、両親もいるはずだ。

 トントンと、リズミカルな調子で階段を降りた春香の目に、母親である香織(かおり)の後ろ姿が映る。四十代であるが、春香と同じ鳶色の目と濃い茶髪は、若々しい印象を与える。


 「あれ、ママ?」


 春香の声に、香織が驚いた顔を向ける。見開いた目が、愛娘に注がれる。そこに安堵と歓喜、そして哀しみがない交ぜになった感情がある事を誰が分かっただろう。


 「春香!? 目が覚めたの? 身体は大丈夫? 本当に無茶ばかりするんだから、この()は……」

 「やっ、ちょっとママ!?」


 母親に手を掴まれたうえ、尚も心配そうに見つめられる事に、十代の心が軽い拒否反応を示す。気恥ずかしさを誤魔化すために、春香は質問で返していた。


 「もう、なに?」

 「なにって、あなた丸一日寝ていたのよ?」

 「……えっ?」


 春香の反応を窘めるように、母親の香織が言う。まったく想定外の一言に、春香の表情が固まった。


 「……春香?」


 その呼び掛けが合図となったように、春香が近くのリビングに駆け込む。手近なところに置いてあった電子新聞(タブレット)のパネルで日付を確認する。食い入るように見る彼女に、香織が呆れて溜め息をついた。


 「どうしたの? どこか調子悪い?」

 (ウソ、うそ、嘘~~!)


 春香は母親の諌めも聞かず、手にした電子新聞(タブレット)を手にしたまま暫く固まっていた。ようやく手放した時には、彼女の意識は既に違う場所に飛んでいたのだった。


 (……丸一日って。やっぱり私の怪我、酷かったんじゃない!? だとしたら、加藤さんが?)


 春香は、頭をフル回転させて結論というか、回答に達した。

 自分の身に起こった事を正しく理解するために、彼女の理性は疑問点の洗い直しと更なる追究を選択した。


 「ねえ、ママ? 私の怪我の治療って、誰がしてくれたの?」

 「それはパパに聞きなさい。あなたが起きるのをずっと待ってたのよ?」


 母親の口から告げられる事実に、春香は仕方ないなと納得する。子供にとって深刻な悩みでも、親にすると解決法というのは分かっているものらしい。

 いつの世も子供の無茶に、心配する親は尽きないのだ。指先で頬をかきながら、父親である隆則の部屋へ行く春香は、急に立ち止まり、香織の方に振り向いた。首元を指さして、ウインクする。


 「ママ? これ、霊験あらたかだよね」

 「もう、早く行きなさい」


 微笑む春香を見送って、母である香織は苦笑しながらも満足そうな表情を浮かべていた。








 父親、隆則は一人娘の春香に出来る限りの真実を告げた。生命のやり取りをする生業を持つためか、それとも厳しい父親の愛情なのか、またはどちらでもあるためなのか彼も春香に向き合い、ひとつひとつ説明していた。

 隆則の待っていた部屋は和室であるため、春香も自然と正座となる。そのせいか、彼女も真摯に父親の話しに耳を傾けていた。

 彼女の怪我は、春香の予想する通りに酷かったらしい。居合わせた加藤が連絡していた事で応援が駆け付け、その時に春香は急ぎ運ばれたのだ。治癒術師は、千々和に(つて)がある事を彼女も知っている。春香は、誰が治療したかに関して良い感じに誤解していた。

 だから、彼女は次の隆則の言葉に、一瞬ついて行けなかった。


 「すまない、春香」


 何かを圧し殺す、いや耐え忍ぶような口調だった。


 「どうしたの、パパ?」


 父親からの謝罪とも取れる言葉に、春香は困惑した。明らかに父、隆則の表情も雲っている。


 「お前に呼び出しがかかった。パパには、もう止められなくなった……」

 「パパ? 何を言って……」


 父親が膝の上で握る拳に、力が籠るのが彼女にも見えた。


 「昨日のお前の怪我は、加藤君も手遅れになるのを覚悟したそうだ。そのお前を助けてくれたのは、館の主人(・・・・)である支倉のお嬢さんなんだよ」

 (えっ? 沙樹ちゃんが、私を助けに来てくれた!?)


 春香は思わず声に出しそうになっていた。表情に出さないようにしたつもりだが、元々が表情豊かな彼女のことだ。それは無理というものだった。


 「支倉のお嬢さんが従える使い魔が、お前の怪我を治したそうだ。お前は知らなかったと思うが、彼女には使い魔がいる」

 「……あっ、あの黒猫って、やっぱりそうなんだ!」

 「その館から呼び出しがあった。明日の夜に来るように、と」


 いよいよ隆則の口調に険が籠る。不本意な事を娘に伝えたという事だろう。


 「沙樹ちゃんのところだよね? 何をそんなに……」

 「お前を呼び出したのは、館の主人じゃない。それに仕える本物の守護者(・・・・・・)のほうだ。支倉に仕える使い魔の存在は、ずっと隠されてきた。そんなものがいると分かれば、長崎(ここ)は今より酷い混乱に見舞われただろう。館の存在だけで、魔術師達が詰めかける有り様だからな」


 隆則の独白は、春香も理解できた。高名な魔女の庵があるという噂が、今のこの街の夜を変えてしまったからだ。そこが、どれだけ危険かは彼女もよく知っていた。

 

 「元々、近日中には浦のところの、お前も知ってる健児おじさんが館に行くことになっていた。明日、一緒に付いて行きなさい」

 「えっ、どうして? 一緒なんて嫌よ!」

 「ダメだ! 行きなさい、春香……世の中には逆らってはいけないものがあるんだ」


 思いがけない父親の反応に、春香は少し戸惑った。


「……どうしたの、パパ?」


 苦渋の決断を迫られた男の顔は、深い苦悩を湛えていた。

 

 「黒猫(あれ)は、亜也さんの使い魔。主人が亡くなったというのに現界している事自体、普通じゃないんだ……」

 「それって……。でも、実際に居たよ?」


 隆則は、尚も娘に言い聞かせるように語り続ける。


 「お前も見ただろう? あの黒猫は、ただの使い魔じゃない、あれは精霊なんだ! それも、悪魔の名を持つ闇の精霊だ。機嫌を損ねれば、殺される。それだけで、本当に殺されるんだ!」

 「そんなっ!」

 「生命は平等じゃないんだ、公平じゃないんだよ! 春香、聞き分けてくれ……」

 「パパ……?」

 「浦のおじさんには連絡するから、いいね」


 流石に春香も事の重大さに気付いたのか、隆則の説得に頷いていた。春香にしてみれば、自分の知らない間に色々な事が決められており、それ自体は気に入らなかった。しかし、父親の唯ならぬ様子に呑まれて、頷いてしまっていたというのが実情だった。

 娘が再び二階の部屋に戻ったのを確認した香織が、一人残る夫に目を向ける。

 

 「あなた……」


 佇む隆則を気遣って、香織が来ていた。


 「もしもの時は……。いや、よそう」

 「ちゃんと帰ってきますよね?」

 「春香は必ず連れて帰る。約束するよ」


 二人の間に交わされる言葉は少なく、沈痛な響きを含んでいた。

 その頃、当の春香は部屋に戻るなり、語気を荒げていた。

 

 「……どうしたって言うのよ!?」


 何一つ自分の意思を通せなかった時のような不満感が漂う。


 (あんなパパは見た事ない……。いったい、花園に何があるって言うのよ?)


 遣り場のない怒りが、心を充たす。ただ分かった事は、彼女を助けてくれたのが他ならぬ親友であった事実。そして、その親友を恐れる父親の意外な一面。

 魔力に乏しい父の隆則が、必要以上に警戒しているだけだろうか。結局、分からない事が増えただけの春香は、頭を切り替えるために目を閉じてみた。

 何かが、欠けている。思考する材料が揃わないのなら答えは出ない。だから彼女は、最初の疑問を浮上させた。


 「……そう言えば、どうして守護者って言うんだろう? パパは館に本物がいるとか言ってたっけ? あれ?」


 明日は忙しくなるのだろうかと考えながら、春香は夜をもて余していた。
















 この『魔術戦』は春香のパートでした。次は、『魔女ヘレナ』の予定です。

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