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はじめて。  作者: ハズキ
6/10

第五話



迷子になっちゃった。


やっぱり、買いに行くって一言言うべきだった。どこに行ったんだろう?

携帯も家に置いてきちゃったし。



「お姉ちゃん!ひとり?俺たちと花火見る?」


え、怖い!



グイッ



「すいません。こいつ俺の女なんで。」



「なんだよ。彼氏いるのかよ。」







「あ、ありがと。亮。」



「バカ!どこ行ってたんだよ!心配しただろ!」


「ご、ごめんなさい~。でも亮なんで?」


「気付いたら瀬奈いないから、探しに行くから先にいっといてって2人には言って来た。」


「そっか。ありがと!実はフランクフルト買いに行ってたの(笑)」


「本当色気ねぇな!お前って奴は!」


そう言って亮は私のほっぺたをひっぱる。


「痛いよ!ばか!」


「ばかはどっちだよ。ほら行くぞ。」



ドキッ



亮が当たり前のように手を繋いだ。



「瀬奈はすぐどっか行っちゃうから、ちゃんと手。握っとけよ?」




不覚にも亮にドキドキさせられる。



「だ、大丈夫だから手いいよ?」



「だーめっ!もう俺が瀬奈の事見つけたからここからは俺の責任です。」



ドキドキが止まらない。



「こうやって手繋ぐとか本当に彼氏彼女にみられるかな(笑)さっきは俺の女とか言ってごめんな?」



「ああ!そんなの気にしてないよ!」



「えっ!まじで!超ショック!」



「本当調子いいよね、亮って(笑)皆にそうゆう事言ってるんでしょ!女の子はそうゆうの勘違いしちゃうんだよ~?」



あれ?

反論してこない?

亮?



ギュッ



一瞬手を握る力が強くなった。



「じゃあ、今、瀬奈勘違いしてる?俺が瀬奈の事好きって言ったら信じる?」



え?



「な、何言ってんの!」


「冗談。瀬奈は裕也だもんな。言わないぜ。黙っててやる!」


「バカ~!裕也は友達!」


「え?そうなの?ふ~ん。」



亮ってば、本当誰にでもこうゆう事言うんだろうな。

そう分かっていてもドキドキは

止まってくれない。





「裕也!すみれ!瀬奈いた。」



パッ


とっさに手を離す。



「ごめんね?フランクフルト買いに行ってたら、見失って・・・」


「バカ。見つかってよかったよ。瀬奈電話でないし。こっちこいよ。」


「瀬奈ほんと心配したんだから!」




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