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はじめて。  作者: ハズキ
4/10

第三話



その日は軽い自己紹介と挨拶だけだったので、学校はすぐ終わった。



「じゃあね~!瀬奈!すみれちゃん!」


「あ、亮。ばいば~い。」


「ばいばい。」


キョロキョロ。

裕也を探してしまう。

裕也は一緒に帰らないか。



「瀬奈。」


「ん?どした?」


「り、亮くんってどう思う?」


「なに、いきなり。まだ初日だよ?どうもこうも何も思わないよ。」


「わ、私ね。一目惚れしちゃったかも。」


「・・・ええっ!亮に?」


コクッコクッ

縦に頷くすみれ。



「な、なんで?学年トップの佐々木は?」


自己紹介があったので、同じクラスの学年トップの人も知っていた。


「最初佐々木くんいいなって思ってたの。でも、亮くんすごくかっこいい!」


確かに、佐々木も亮もかっこいい。

佐々木は大人っぽいし、勉強もできるみたいだし、もうすでに噂されている。

亮はかっこいいと言うか、どちらかと言えば可愛い系。無邪気だし、もうクラスのリーダー的存在になっていた。



「すみれって本当恋愛体質だね。(笑)」


「~っ。瀬奈!私、亮くん頑張る!」


「うん、頑張って~!」


「瀬奈は、相変わらず裕也?」


「は?ないない!」


「え~そろそろ言ってくれてもいいんじゃない?」


「ないよ!裕也は大切な友達!」


「そっかぁ。」



そう。裕也は恋愛感情なしの大切な友達。

中学の時もお互いそういう風に見たことはないし、これからもそう。



だと思っていたのに。




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