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第八話 こういうの舞台裏って言うんだっけ? まあいいやとりあえず種明かし編②

携帯で打ってるので更新字数が少ないのは御容赦下さい……すいません!

「なるほど、そういうことですか」


モグモグモグモグ


「そういうことなんだよね〜〜」


モグモグモグモグ


やあみんな、俺と神様は今し方見付けたクマさん(あのクマさんじゃないからね!)を捕まえて丸焼きにして豪快にかぶりついているところだ。


で、食べながら何故神様がこんな場所にいるのかを聞いたところ、



仕方なく俺をこの世界に転生



ノイローゼになってた神様も治り一件落着



と思いきやそのことが主神にばれた!



主犯格であった神様が責任取って駄天…


ということらしい。


……つーかなんていうの?


「馬鹿だな、神様」


「元はと言うと君のせいだからね?!」


おっとそうだった。失敬失敬。


「ていうか駄天て何? 漢字違くね?」


「『駄目な神様、天界さよならの刑』の略だよ」


「駄目な神様(笑」


「うぜぇ! というか君、僕に対する口調変わってない?! 二話あたりまでの恭しい口調は何処に言っちゃったの?!」


「黙れ駄目な神様お前はもう神様じゃない駄目な神様略して駄神だいや違う駄紙だちり紙はまだ使い道がある崇高なる紙だがしかしお前はなんの用途も持たないちり紙にさえ劣る駄紙だていうかよくそんなんで神様になれましたねいや間違えました紙でしたね誰にでもなれますね乙ですね馬鹿ですね死ねば?」


「ちなみに駄天しても君の能力奪えるぐらいの力はあるからね?」


「しかし主神にばれたとはどういうことでしょうか我等の主たるイエス・神様?」


「………すごい変わり身の早さだね…」


当たり前だ! 駄天したって言うから神様としての力を奪われてると思ってたんだからな!


俺は物凄く恭しい態度で神様に接する。


「本当は君を転生するのは天界の法度に触れていたんだ。でもノイローゼになって仕事をしなくなった神様に堪え兼ねて、原因の君を主神に黙って勝手に転生させたんだ。僕を含めた四人の神達がね。まあそのことが主神にばれて主犯格の僕だけがある程度神の力を抑えられてこの世界に駄天ってわけ。まあ一種の謹慎処分だよ」


「ほえ〜〜、そうなんですか。なんか神様に悪いことしちゃいましたね俺」


「まあいいよ。あと勝手に転生させた君をどうこうするということはないから安心してね」


神様の言葉に俺は了解ですと頷く。


そこで神様はモグモグとかぶりついていたクマさん肉を食べ終え立ち上がる。


「まあそんなわけで暇だから君について行こうと思っているんだけどいいかな? 良かったら君の自作自演英雄にも協力するよ」


「いいんですか?!」


目を輝かせて神様をみる俺。


「別に構わないよ、だって君に………興味があるからね」


神様はにこっと笑いながら俺を見てくる。


それに俺は、


「…………そっちの趣味はありませんよ!」


「勘違いしないでよ?!」









「とりあえず、これからどうするの?」


俺もクマさん肉を食べ終え立ち上がると、神様が聞いてきた。


クマさん肉、レアで目茶苦茶美味かったなあ。今度見付けたらまた丸焼きにして食べよ、ミディアムで。


とか思いながら俺は神様に答える。


「う〜ん、最初はやっぱりローウルフを見付けて調教ですかね。やっぱ自作自演に欠かせないものですね」


「そうなんだ。じゃ、はい」


ヒュンッ(←神様が腕をあげる音)


ボンッドサドサ(←いきなり白煙が上がってそこからローウルフが出て来る音)


ポカーン(←いわずもがな俺)


「…………」


「これでいいかな?」


今、俺の前には何が起きたのか分かってないのだろう、首をキョロキョロと動かしているローウルフが二十匹あまり。


俺は口をあんぐりと開けて神様をみる。


「ん、どうしたの? 早く調教しないの?」


「いやいやいやなんすか今のは、どんなチート?!」


今神様が見せた力に驚く俺。


「いや普通だよこのぐらい」


「何を持って普通と言っているのか分からない!」


「だって僕って元はこの世界の神様だよ?」


「そうだった! じゃあ納得だ! あれ、というか力を抑えられてるんじゃなかったっけ?!」


「うん、そうだよ。だから世界を滅ぼしたりはギリギリできないよ。あ、でも国を滅ぼすのは簡単だよ、見たい?」


「見たくない! ていうかさせるかぁ!」


俺が英雄になる前に国が滅びたらたまったもんじゃない!


「つーか国を簡単に滅ぼせたら世界だって簡単だと思うんですけど!!」


「あれ、そうだね。じゃできるわ世界滅亡」


今俺は確信した。


この神様、本当に駄目でバカでアホだ。



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