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Prologue

小説を読むのが好きなので、書いてしまいました。書くのは初めてです!

拙い文章ですが読んでいただけると幸いです。

「あ〜英雄になりたいな〜」


学校帰りの道を歩きながらそう呟くのは俺こと浅倉海斗。


高校一年生の十六歳。


趣味は漫画、ゲームに関することなら何でも。


特技はキャラクターになりきって妄想すること。


これには自信があり、なぜなら授業中すべてをフルに使ってあれやこれやを妄想して妄想力(想像力ではない)を養っているからだ。


おかげで妄想しているときは先生の注意も気付かないほどだ。


「またお前そんなこと言って……」


俺の幼なじみの神崎瞬がそう俺にいってくる。


「英雄英雄って、そんなに英雄になりたいか?」


「ふ、お前に何がわかる……」

俺の幼なじみ、神崎瞬。


通称、モテ神。


整った顔立ちに目は切れ目。


それを隠すぐらいに伸びた髪の毛から時折見せる鋭い眼光は女子達の大好物だ。


さらには本人にクールな性格&雰囲気も相まってその人気に拍車をかけている。


実に妬ましい。


しかもこいつはそのことに気づいていないでいらっしゃる。


実に妬ましい。


まあそのはなしは置いといて。


「だって英雄憧れるじゃん英雄マジ英雄いいよな」


「英雄英雄言い過ぎだ」


でもまあ正統派英雄(上条と○まさん的な?)より裏方で頑張ってる英雄(一○通行的な)の方が好きだけど。


俺の性格じゃ熱血よりクールの方が似合うしな。







夜。

あのあと適当に会話をして、家に着いて飯食って風呂入って漫画読んでアニメみてラノベ読んだ俺は"とあること"への準備を始めた。


"とあること"。それは……神への祈りだ。



OK、ちゃんと説明しよう。


俺は朝昼晩の一日三回神へ祈りを捧げている。


朝は6時に起きて、昼は学校の昼休みに使われていない用具室で、そして最後は夜にだ。


えっ、祈りの内容は何だって?


そんなの決まってるじゃないか。


『異世界への転生』だよ。



OK、笑ってもらっても構わない。


だって異世界だよ異世界!!


異世界=魔法だし転生=チートだし!


まさに男のロマンといっても過言ではない!

だから、俺は今日も、準備を終え自作の祭壇(学校の用具室にも同じものを設けてある)の前に座り、神へ祈りを捧げるのだ!


「てんにおられるわたしたちのちちよわたしがいせかいにいけるようにしてくださいおねがいしますわたしはつねひごろてんにおられるあなただけのことをかんがえていますなぜならわたしはいせかいにいきたいからですこのきもちにうそはありませんいつわりもございませんわたしは………」



一時間後。



「……ゆえにわたしはほんとうにいせかいにいきたいのでありまして『ちょっとストップ』ほんとうのほんとうにいきたいこのきもちを『だからストップ……』わすれたことはごさ『ストオォォォォップ!!!!』うわあ!!」


なになに?!なんだ?!


驚いて声のした方を見る俺。


そこには……息を切らした知らない男性が。


「えっと………どちらさま?」


「神」


あっさりいっちゃったよこの人!


俺が意味がわからないといった様子をして呆然としていると


「はい君、ちゃちゃっと異世界に転生するよ」


なんてことを言ってきた。マジデ?


「当たり前だよ、君の毎日のお祈りのせいで、この世界の神様がノイローゼになったんだから…」

はぁ…………と、ため息と共に言う神。


「えと、自分でいうのも変ですけど、祈り届いたんですか?」


神に質問する俺。


「普通は届かないはずなんだけどね。君は特別。君の思いが格別に高かったのと、あと……」


そう言って神は俺の後ろを指差す。


「その祭壇が妙に力があるんだよね、凄いことに。」


マジか!? 上条さん父とイ○デックスの真似しただけなんだが!?


「まあ、そういうわけで君の意味がわからないお祈りが一日三回365日届いたこの世界の神様はノイローゼにより仕事が出来なくなったから、他の世界の神様達は君を希望通りに異世界にとばすことにしました。異論は?」


「ありません!!」

俺は元気良く叫ぶ。


「じゃあさっさと行ってきな。チート能力付けとくから」


神様がそう言うと、俺は白い光に包まれた。


そうして、俺は異世界へと旅立ったのだ。


もちろんやることは一つ。


英雄になろう!!



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