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ありがとう。

何10時間もかかり、一応手術は成功。


一命はとりとめた。

ママとパパと美和子ちゃんは私が目覚めるのをひたすら待ち続けている。



ゆ「ん…………」


手術から何時間後。私は意識を取り戻した。身体中が痛かった。


みんなに…会わせる顔がない………………


私はそう思って布団に潜り込んだ。

真っ先に私の手を握ってくれたのは…

美和子ちゃんだった。


み「バカバカっ…!……ゆうりはバカよ!!私を置いていくなんて…………!!!!!!」


ゆ「………ごめんなさい………………」


それしか言えなかった。それだけしか。


ゆ(なんだ…生きてたのか……。あのまま死なせてくれたってよかったのに。。。)

そうは思ったが口には出さない。



私はしばらく入院となった。きっとママたちは喜んでるんだろうな…

私が家から消えて……………

そう思うと胸が苦しくなった。


ゆ「ママとパパは帰っていいよ……お兄ちゃんがいるもんね…。」


ママたちは何も言わずに病室をあとにした。



み「ゆうりのママたち…おかしいよ……。娘がこんななのに…帰るなんて……。」


ゆ「私が生まれた時からママたちに好かれてなかったもん、わたし。いっつもお兄ちゃんばっかりで……………」


今まであった悲しい出来事が頭を横切る。


小さい頃にやったクリスマスパーティー。

私にはチキンもケーキもプレゼントも無くて、凄く泣いた覚えがある。

お兄ちゃんには好きなものを与えていた。

病気持ちの私は、多分もう死ぬだろうと思われていたんだろうな……。だから何もくれなかったのかな。


1人考え事をしていたら涙が出てきた。


み「かわいそうに…………私が…一番愛してあげる…ゆうりのこと…一番愛してあげるから……………。もうこんなバカなことはしないで…ね………?」


その…美和子ちゃんの言葉に涙が溢れた。


ゆ「ありがとう…ありがとう…ありがとう……………!!!!」

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