ハッピーエンド!
メグレン様によりハッチ説得成功するもビアンカの説得は不調に終わった。
もうここはこのマリオネッタにお任せあれ!
「ビアンカ! もうやめて! なぜこんなことを? 」
「それは当然このハッチ様に国王になってもらう為です。
その為にわざわざラクエラにマリオネッタお嬢様を連れて来たんですから。
第二王子たちの暗殺計画を知りそれをうまく利用した。成功するはずだった。
ですがメグレン王子がしぶとくその上ハッチ様が乗り気ではなかったのです。
あともう少しでハッチ国王誕生になるんです。今更止められない」
ビアンカの気持ちは分かりますがそれでもここは踏みとどまるべき。
すべての脅威が去った今このビアンカさえ説得できればすべて解決。
それはビアンカも似たように考えてるのでしょう。
「ビアンカお願い! もう諦めて。メグレン様を助けてあげて! 」
説得するがビアンカは頑なだ。ああどうしてしまったと言うのでしょう?
「申し訳ありませんお嬢様。お許しください! 」
「ビアンカ何を言ってるの? これは命令です! 」
さすがにビアンカも意表を突かれた。
「ですがお嬢様…… 」
そこで止まった。もう一押し。そうすれば寸前のところで回避できる。
「メイドビアンカ! 謁見に参ります。ついて来なさい!
国王の御前で今の戯言を吐くのです。認められれば仕方ありません」
もう国王に任せるのがいいでしょう。
すべての元凶とも言っていい国王からお言葉を頂戴する。
「それはいくらお嬢様の頼みでも聞けません。どうぞお許しください」
どうやら説得は完全に失敗したらしい。しかし時間稼ぎにはなった。
「仕方ありませんね。私では無理なのでこちらから言ってもらいましょう」
「分かったよ。全力を尽くすとしようか」
「ええ? 」
混乱するビアンカ。
ドロダール兄弟と大人しく待機していたストが乱入。
そしてビアンカを叱責する。
「バカやってないで帰るんだよ! 早くしろって言ってるだろう! 」
ガミガミうるさいストの復活に懐かしさと恐怖を覚える。
ビアンカが責められてるとどうしても自分まで責められてる気がする。
「その私…… 」
まだ抵抗するビアンカ。タフさを身に着けたようです。
ちょっと前なら俯いてただ従っていたのに強くなった。
「ほら早くしな! 時間がないよ! 」
イライラ気味のストに無理やり引っ張られていく。
これですべて解決?
「待って…… 待って下さい! 」
「もうどうしたんだよ? 」
「私の体はもう穢れてます。だから…… 」
ハッチ王子の為に第二王子とラールを手に掛けたことを告白する。
素直なビアンカ。これくらい素直だと私としてもやり易いんですけどね。
さっきまでは頑なに譲らなかった。
「細かいことはいいから早く戻る! 旦那様に叱られるのは私なんだからね」
嫌味攻撃。一切反論は受け付けないらしい。厳しい上に恐ろしい。
アンダーに来てまで叱りっぱなし。ストは健在。私も充分気をつけなくちゃ。
「ありがとうスト。やっぱり頼りになるのはスト。ビアンカをお願いね」
そんな風に煽てるが逆効果。
「うるさい! バカお嬢様もチンタラしてないで帰るの! 」
「嘘…… もういいのに」
巻き込まれてしまう。
「ほらあんたたちも行くよ! 」
ドロダール兄弟も渋々従う。
元々ドロダール兄弟がノロノロして痺れを切らし追いかけて来たのが真相。
「メグレン様…… 」
「ははは! 面白い。よし一度故郷に戻るがいい。
そして落ち着いたら再びトレインでキングへ。
ハッチと共に待っている。さあ行くぞハッチ! 」
「メグレン…… 」
こうしてメグレン様とハッチ王子はキングへ。
私たちは故郷に戻ることに。
結局キング訪問は一か月先となってしまった。
「ハピエン! ハピエーン! 終点です。
お忘れ物のないようにお気を付けください! 」
こうして物語はハッピーエンドへ。
<完>
この物語はフィクションです。
『暗殺令嬢マリオネッタはメグレン様を守りたい! 』
<終了後にお読みください>
解説&後記。
結局何だったのか? 自分でもいまいち分かってない。
最初は血塗られた招待状につられた間抜けなお嬢様が地獄を見る話……
ちなみに変態暗殺探偵令嬢は物語の中和剤になるように。
故郷では素敵な男性の裸を覗いたり傷跡を触ったり舐めたり。
子供たちと一緒に自由に泳ごうとしたり。
自由奔放ぶりを出してなるべく重く暗すぎないようにした。
ただ変態令嬢ぶりが目立ったかな。やり過ぎな感じも。
そのおかげでメグレン様の秘密に迫れた気もする。
初期設定。
王子様とばかりくっつくのは面白みに欠けると今回は脇の相談役と結ばれるよう。
その代わりお付きのビアンカが理由をつけて王子様と結ばれようかなと。
しかし書いてるうちに変化せざるを得ない状況に。
予定ではマリオネッタが探偵能力を発揮し一人ずつ令嬢もどきの暗殺者を暴く。
だけどその描写にも二十人と言う人数的にも百万字でも足りそうにないので断念。
目標は三十万字越え。三十五万字行ければいいなと。(達成)
そこでビアンカの理由を大げさに。
結局マリオネッタがメグレン王子と結ばれる王道展開に。
暗殺側と王子側の駆け引きを楽しむ作品に。
二人足りない。
暗殺者が二名足りない。主人公二人分。見えないところで活躍していたことに。
たまに書いてるとこう言うミスも起こる。
ただ無理やり増やすとおかしくなるので自然に任せる。
計算ではラクエラの地下で二名惨殺。失敗した二人組も。市長の娘姉妹も処分。
合計六名に十二名の候補者を足すと十八名。やはり二名足りない。
無理矢理入れるならドラクエラ。晩餐会の進行役。あとビーナ。ビアンカの本名。
そうでなければアカリ&ミツキ。最後の暗殺者。凶器はナイフ。
メンバー。
【王子側】 メグレン。トルド。マリオネッタ。
【ハッチ側】 ビアンカ。神父。ドラクエラ。
【第二王子】 ラール。ラーリットの奴ら。
【第三王子】 セレーブにバニラ。
ちなみにセレーブとバニラは去年の末に一話だけ作った作品から。別作品出身。
それ以外の暗殺者にはそれなりの顔がありなぜラクエラに来たかを描いた。
はっきり言って十八人もだから適当。
王子の名前。
十二名以上の令嬢もどきの名前を考えるのに精一杯で王子は適当に。
メグレン様は一番人気のあの方から。
ハッチ王子はほぼギャグで。八…… 王子。
本当は○○8世みたいにするつもりがハッチの設定が本当の王子だったから。
最初はハッチは影武者の設定。しかし第八王子となったのでそのまま。
悲劇的な暗殺者たち。
特に大爆死したスカーレットは史実通り?
仲間・処刑・捕縛の3パターン。
意外にも仲間になった者が多かった。
テーク。
マリオネッタお嬢様のテークは隠語のテクノから。
心臓が悪かったり高齢で持病があるとハッチみたいに本当に亡くなる場合もある。
一言。
変態暗殺探偵令嬢と言ってながらほぼ推理がないのはまずかったかな。
メグレン王子との恋愛が中心になったのはいいんだか悪いんだか。
王子と暗殺令嬢の協力で仲間とラーリットの奴らを叩く感じの物語。
次回予告。
ファンタジーを五月末に。
冒険ミステリーを六月の後半に。
ではまた次の機会にお会いしましょう。
四月末現在。
グミさん




