トイレ・出会い・間正
私、鸛化漣は好きな人がいる。その人とは同じクラスになったことがなかった。だが、私がトイレに行くとその人と出会うことが多かった。もちろん、男子トイレには入っていない。ただ、トイレの出入口でよく見かけたのだ。私はトイレに行く回数が他の学生よりも多かった。しかし、私の好きな人もトイレに行く回数が多かったと思う。私がトイレに行くたびに目撃するからだ。そこに私は運命的な何かを感じた。
私は下校の際に彼にひっそりとついていき、彼の家を特定した。私は彼の家のポストに私の彼への思いを書いた手紙を入れた。もしも、彼も私と同じ気持ちなら校舎の3階のトイレの前に明日の放課後、17時に来てほしいと伝えた。彼の家に着いたとき、そこで初めて彼の名字を知った。私はそれまで彼の名前を知らなかったのだ。彼の名字は間正だった。今日は名字を知ることができた。明日は名前を知りたいな。
私は今、校舎の三階のトイレの前で待っている。もう、放課後なので人がいない。静かである。私はとても緊張している。彼は来てくれるのだろうか?手汗がすごく出ている。身体もそれくらい大事なことなのだと感じているらしい。誰かが階段を上ってくる音が聞こえる。彼だろうか?私はその足音の聞こえる方向を凝視する。私は視力が2.0あるので人違いすることは絶対にない。私は耳に全神経を注ぐ。「階段を上りました。」と私の耳が教えてくれた。あとは廊下に来るだけだ。周りに人はいないのでランウェイ状態である。足のつま先が見えた。これだけでは誰だがわからない。
「あっ!」私は声を出してしまった。かくれんぼではないので、声を出しても支障はない。それほど彼のことが好きなのだ。そう、彼はここに来てくれました。
「ごめん!ごめん!待たせちゃったね」彼は謝ります。
「全然!待ってないよ!私が早く来すぎちゃっただけ」彼は16時55分に来ました。5分前行動です。私は30分前から来ていました。
「昨日、手紙読んだんだけど」
「読んでくれたんだ!うれしい!」
「うん、読んだよ」
「あの、私、トイレがとても近くてひとつの授業が終わるたびに毎回トイレに行っていたの。そのとき、私は変なのかなって思っていたんだ。けど、間正君も私がトイレに行くたびに遭遇するからすごく親近感が湧いたんだ。だから、もしよければ私と付き合ってください!」
「こちらこそよろしくお願いします」
「えっ!いいの?」
「俺もトイレ近くていつも鸛さんのこと見てたから、俺も好きになってた。だから、手紙くれたのうれしかったよ」
「あの、、、間正君って名前は?」
あれから数十年が経ち、私たちは結婚しました。あのときは懐かしいなー。小学生だったなー。
「ごめん!ごめん!先にトイレ行っていい?」彼はソファから立ち上がり、トイレに向かいました。
「いいよ!私は賢人の次にトイレに行くから」
今日も平和にトイレしてます。
終わり




