生活の基盤を整えたいってわけ(衣)
悲しくなっている私を心の隅に追いやって、
「スーーーーッ」
と一息、気持ちを切り替えた。
さてさて、次は何と言っても『衣・食・住』だ。これがなければまずこの森では生きていけないだろう。
まず始めに『衣』、服だ。
これは先程手に入れたオオカミの毛皮を使おう。
「……でっか!」
剥いだらめちゃんこ大きかった。とりあえず簡単に作れそうな羽織るローブのようなものを作ろう。
私の小さな身体にあった適当な大きさに切断し、台形のような羽織る部分と、頭に深くかぶれるフードの部分を作る。ある程度防御出来るように何枚か重ねている。そしてその2つをとても硬い繊維でできた植物から作った糸で丁寧に縫い合わせていく。
「痛っ…」
切ってしまった…私のきれいな肌に傷が……薬草をつけといた。
そして、
「ふぅ、よし、上手く出来た!」
見た目は最悪だが防御性能はそこそこ良いみたい。倒したオオカミの爪では傷一つつかなかった。しかもこのステルス機能!いろんな緑色で染めたことで伏せていれば見つかりづらいし気配を消せばほぼほぼ見つからない。
「これは日常的に羽織っていよう。」
森からは一度も出たことがないしニンゲンも見ていないが用心するに越したことはない。
さて、次は食だが……
はいどうも、naGInaさんです。アルカラちゃん、森で暮らす気満々です。…………あのオオカミどのくらい強いのかは聞かないでくださいお願いしますm(__)m
さて、次回は土曜日or日曜日になりそう。遅くとも月曜日です。お楽しみに〜 それでは!