灼熱のキッチンから愛を込めて
連日の猛暑日の日の出来事です。
思い出したら書き留めておきたくなりました〰️。
夏のキッチン。
それは地獄。
料理をされる方なら解ると思います。
コンロで火を使うと、クーラーをつけていても暑いんです。あ、間違えました。熱いんです。
キッチンで換気扇を廻すと、リビングでつけているせっかくのクーラーの冷風がとっとと外へ逃げていきます。
コンロの火と換気扇。ダブル効果で部屋の温度も急上昇。
暑さと熱さには人一倍弱いので、泣く泣く冷房の設定温度を下げます。
電気代だって高いのに……。
さらに延長コードを引っ張ってきて扇風機を回す!
吹いてくるのはぬるい風!
でも、ないよりはマシです。
コンロの火が扇風機の風で揺れています。
注意しないといけないですね。
キッチンの温度計を見ると、30℃。
……ああ、見なければ良かった。
温度計は冬野の肩より下の位置にあります。
恐ろしいことに、肩より上の空気は明らかにそれ以上に熱いことが解ります。
……。
こうなったら、一刻も早く灼熱地獄を脱出するために手早く調理をしなければなりません。
もたもたしてたら倒れます。マジで。
よりにもよって、なぜこんな日に(昼にパソコンの温度計が赤くなって、最高気温更新と表示されていました)唐揚げなどというメニューを選んでしまったのでしょうか?
自分で献立を考えておきながら、自分を呪いそうです。
でも、しょうがない。鶏肉は解凍してしまったし、明日のお弁当の都合があるんだから!
冬野は夜行性なので朝は弱いです。
朝寝坊をしたらお弁当が作れなくなります。
なので夕食のおかずを多めに作っておいて、朝はなるべく詰めるだけのお弁当にしているのです。
揚げ焼きにするために、鍋に油を少な目に入れます。
油が温まらないうちから小麦粉と片栗粉をまぶした鶏肉を投入。
油が熱くなるまで待ってなんかいられません。
それにどこかで温度が低いうちから揚げたほうがいいと聞いた覚えが……?
あ、それは春巻きでした。
でもまあ、問題はないでしょう。
ここまでで一旦キッチンを脱出です。
とはいっても火を使って唐揚げを揚げているので、キッチンの入り口からじっと見守っています。
冷たい飲み物で水分を補給しながら、頃合いを見て鶏肉をひっくり返し、またじっと見守ります。
ひっくり返すときも油断はなりません。
浅いフライパンを使っているため、飛んでくるんです。油が!
その度に、ぎゃっ! だの、うおっ! だのと叫んで鍋の蓋で腕や顔を防御します。
もはやバトルです。
低レベルの争いですが、腕には冬野が負けた痕がいくつかあります。
長袖を着ればいいのでしょうが、夏にはそんなん着てられるかーーー! となります。
こんな手順を三回ほど繰り返すとすべての鶏肉が唐揚げに変身します。ようやく出来上がりです。
その頃には熱さでふらふらですが……。
もはやほかの料理をする気力はありません。
HPはとっくに0です。いや、マイナスです。
あとは適当にきゅうりやトマトの夏野菜を切って盛り付ければいいのです。
彩りもよく、切るだけで美味しく食べられる野菜たち。
きゅうりさん、トマトさんたちありがとう!
君たち最高です!
人間は食べないと生きてはいけません。
また、朝が来て、夜がくる。
キッチンは稼働中です。
それを毎日繰り返すのです。
調理されたものが食卓に並ぶということは、誰かが作ってくれているということです。
家族でも友人でもパートナーでもお店の人でも。
毎日、誰かが誰かのために食事を作っている。
もちろん、自分のためにも作ります。
たまには冬野も作ってもらった料理を食べたいですねー。はあ(ため息)。
夏のキッチンはたいへん危険です。
皆さま、本当にお気をつけ下さいませ。
うちはガスコンロなのですが、IHコンロの場合はどうなのでしょう?
学校の夏の給食調理室は50℃くらいになると聞いたことがあります……。
いつも美味しい給食をありがとうございます!
m(__)m
近年の夏は本当に暑いです。
外でお仕事される方、熱い場所でお仕事される方、水分補給、適度な休憩などをとって熱中症にお気をつけ下さい。m(__)m
家の中でも油断できません。
健康管理に気を付けて暑い季節を乗り切りましょー!