ん??
-ワガド軍-
「相手はもうこちらの作戦に気付いているかもな」
「疑心暗鬼になれば隊列に変化があると思ったが…」
「レガル様…」
「レガル様はここで終わっていいようなお方ではありません」
「お前たちは数少ない第4王子の側近だ…」
「こんな1番地位の低い俺の側近で不便をかけたな…」
「レガル様、まさか…」
「こんなでも王子だ。我が国が前線に王族を出すのは体面と、最悪譲歩を引きずり出すためにある…」
「早馬を出せ!ワガド第4王子が一人で面会を求めているとな」
「レガル様!」
「相手が話のわかる奴だといいんだが…」
-1時間半後-
「私が総司令のザークレンだ。」
「私がワガド第4王子レガルだ。」
いいぞいいぞ第4王子…!実質司令官…!降伏を認めにきてくれた…これは本気で超速でこの戦争を終わらせられるかもしれない…!
「まあ、王族様を立たせてもいられないし、ワインも持ってきてくれ」
「いや、酒まで振る舞われるような…」
「いいからいいから、俺は歴史上の偉人でもあんたのこと好きなんだから!」
「歴史?偉人?」
--2時間後--
ザークレンテント内
「そりゃ、ひどいのなんだって、ひっく、兄上たちは兵站より自分らの贅沢にしか目がないんだから」
「いやー、それでもあんたはよくやってるよ。うちは数の力でやってるとこかなりあるし」
「…てかそういや今回の落とし所だよなあ。敗走を見逃したいんだけど、さすがになあ。」
「いや、俺はもう疲れたよ。殺すのも殺されるかもの恐怖も。だから最後はこんなに美味い酒が飲めて満足だ」
「俺さあ、今全てを弟に押しつけて王宮にいるっていう兄弟に、ものすごくムカついてるのよ」
「だから、全部ぶっ壊してやるから」
「ここは、俺の全権力を持ってレガルたちを逃す」
「全部ぶっ壊すから、それまで隠れて、その後再建してくれ」
「ザーク殿…」
「険しいには変わんねえけどな」
正しいかは分からないけど、このレガルに任せておけば問題はないだろ
レガルが握手を求めてきた
俺も少し笑いガッチリ手を握り合った
「様!!」
「レガル様!!!」
ん?あー飲みすぎたか
「心配かけたなぁ」
「当たり前です!!レガル様がフラフラで帰られてそのまま寝てしまわれて…」
ん?
んん?




