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アントナイト~蟻ほどの騎士~  作者: 花言葉
あなたが私のアントナイト
22/33

 次の日、ルシードは、アルーに何か言っていた。

「だから、エリーゼが、酔っていたから連れて行っただけだって」

「本当か?」

「ルシード、もしかして、アルーと私の仲を疑っているの?」

「そうなのか、言ってなかったっけ、恋仲になると力を失うって」

「ええ~」

 ルシードは、心底驚いていた。

「それじゃあ、アルーとエリーゼ様が付き合う事などありえない事だったのですね」

「そうだよ」

「それなら、遠慮なんかしなければよかった」

 アルーが、ルシードを睨む。

「遠慮していただと」

「エリーゼ様が、アルーを好きなのかと思っていたのですよ。恋仲に成れないのなら、遠慮なんかせず、振り向かせればよかった」

「アルーの事を好きなわけがないでしょう」

 エリーゼは、フォークをスープの中に突っ込んだ。

(やばい、明らかに動揺しちゃった)

 アルーと目が合ったが、ふいっとそらした。

(やだ、アルーの事好きになっちゃいけないのに)

 ルシードは、つまらなさそうに二人を見つめていた。


  ☆ ☆ ☆


 馬車の発車時刻になり、走っていると、昨日の詩人さんがいた。

「三人共、間に合ったね」

 そして、詩人さんは。

「あんた達、三角関係で旅なんて、良く出来るよね」

「えっと……」

「がんばれよ、二人共」

 エリーゼは、真っ赤になった。

(周りの目から見れば、これは、三角関係に見えるのね。なんだか、恥ずかしいような気もする)

 乗合馬車は、アーヌスト王国を目指し進んだ。


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