表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/54

発症3日目

起こされました。

何日も何曜日も分かりません。

看護婦さんが、


「明日、移動しますね。」


と言った。

私は、「はい」と返事した。

頷きもした。


でも、何がどうなるの?と少し思ったが寝た。

眠たかったのかも分からない。

動けない。

それだけは分かった。

あの時の私には認識わ戻していたのだろう。

動いているモノとそうでないモノ。

動いているモノが人間。

人間は何?人間は私を含めた人。

人ととは?生きてる生命と肉体。

で人間は?考えれる人。

と云うのを頭で繰り返しては忘れるをしていた。

考える、忘れる、覚える、忘れる、見る、忘れる。

あの時から考えが変わった。

今、考えると思想とか概念が変わったのだが、私には当たり前の事なのだ。


さて、脳梗塞の事を知ったのは、まだまだ先になる。

私の正式な病名は左視床出血となる。

出血なので、血が抜ければ回復が早いのだが、視床が問題だ。前回も言われたが手術出来ない過少である。

何故か。

小脳の中心部に、位置する場所に視床はある。

左だが出血は右の脳までダメージがある。

そして、脳梗塞になるのだ。

詰まるのが脳梗塞だ。脳出血も脳梗塞の中の症状と教えてもらう。

そう、出血が固まり血管や神経が詰まるのだ。

右側全ての感覚と自由が取られたのだが、この時には分からないでいた。

早く治して職場に戻る。

つらく、長くなる病状もわからい。

現在も治ってないのに、その時は「治る」と考えがあった。

他の事は、後で思い出せば良いと。

安直に思ったのだった。


私が覚える3日目は冒頭の事だけだ。

母親が毎日来ているとも知らなかった。

下妹は子連れで一緒に来てたそうだ。

私を見て「生きてる!良かった!」と言ったそうだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ