第18話『魔法演算で天候を操作したら、貴族が土下座してきた』
昨日まで将棋の飛車がカブやった場所に、今日は空操作の魔法陣が浮かんでる。
転生万能すぎんだろ(9回目)。
神話級魔法研究所《神域支部》から、天候操作用の演算式が届いた。
魔法名は《Wettercode》――気候を魔力演算で制御する、文字通り“空の魔法”。
雲量、風速、降水量、気温の微調整まで可能。
しかも感情波との連動で、契約スキルと共鳴する設計らしい。
神様の言:「天気は信仰の延長線や。漬物の発酵すら、神意に沿ってる」
もう俺の領地、“気象と飯”で国家運営されとるっぽい。
「リゼ、小雨0.5ミリと曇りを田んぼに指定して。収穫にちょうどええやつで」
「演算完了。天候偏移領域、展開します」
魔法陣が空に展開され、ちょうどいい具合の雨が降り始めた。
村人A:「空がカレンダー通りや…これ、神様のスケジュールなん?」
村人B:「畑の飛車、昨日より光ってる気がする」
村人C:「俺、神域で農業してるんか。誇らしい…でも不安」
空=支配者になってきてる。
俺の契約スキルも連動進化して、天候同期機能が追加された。
契約スキルログ更新:
天候契約:演算式「曇→小雨→漬物最適化モード」
忠誠契約:村人の信仰度+18%、騎士団長泣きかけ
領地ステータス:魔力土壌レベル上昇、飛車カブの戦闘力増強
神様:お好み焼き裏返し失敗 → “塩分演算式”にバグ報告
俺(空と契約スキルが連動…これもう国家運営やん)
リゼ:「はい、領地管理者様。現在、空気・感情波・魔力構成が三位一体で支配されてます」
騎士団長:「空も忠誠対象か…。騎士道、もう“空道”になるんかい」
午後になると、領地に貴族たちが現れた。
雨を乞う者。作物の演算式を欲する者。跪く者。
「どうか…この魔法演算式を…お譲り願えませんか…」
「我が領地は旱魃で…雨を、雨を…!」
神様が静かに告げる。
「古代メソポタミアでも雨は王の権威やった。
けど今、空は“契約者”のもの。信仰がないなら、跪いても雨は落ちん」
俺「演算式は神域所有。使用には忠誠契約が必須や」
騎士団長「全員、魔力震えながらサイン中。涙がサイン欄に侵入してる模様」
【契約結果】
貴族7名、忠誠契約サイン完了
演算式一部開示(条件:降水制限+感情波連携)
領地支配権:空の共有使用権を“神域側”に返上
魅了スキル:信仰補正により“魂感応”が微発生中
神様「この雨は革命や。静かな、畑から始まる契約の革命や」
俺(文明ざまぁ、ここに極まれり…俺、詰んでるやん)
ざまぁ格言:
「空を制する者は、忠誠も契約する。天が味方した時、貴族は地面を舐める」
いや〜今回は“文明ざまぁ”の回やったな!
神様から魔法演算もらって、空を操作して、貴族を雨乞い土下座させるって何事やねん(笑)
契約スキルと天候が連動し始めて、領地の空がもう“信仰とシステム”で動いてるとか、国家超えてもうてるわ。
次回――
第19話『魂共鳴で“嫁候補の記憶”が見えた。俺、詰んだ』
演算魔法の副作用で、ヒロインたちの“惚れた瞬間”の記憶が主人公に流れ込んでくるで。
契約の奥にあった感情が、魂ごと暴かれる心理ざまぁ回、いよいよ開幕!




