吸血鬼の家
書くことがないけど、書かないと感じ悪いとか、腹立ってるとか思われそうだから書きます。
「はぁ、どう考えても1年に務まる任務じゃない。」
そう、これはタイトルにもある通り吸血鬼の家家への訪問である。そして、吸血鬼は自分たちの昼型と違い、完全なる昼夜逆転である。あの人たちからすればおかしいのはこっちなんでしょうがね。そして、訪問するにも、昼ならこっちでいう徹夜ですし、夕方なら早起き(こっちの感覚では4時起きぐらい)なので、必然的に都合があうのは深夜だけになる。その時間帯に俺みたいな学生にやらせる?いいや、やらせない。といっても深夜手当で割高だから受けたんだけどね。そして、森ん中を歩いていると、徐々に家が見えてきた。その家は、いかにもお屋敷って感じで豪華そうだった。少し羨ましいと思いつつも、早めに終わらせようと思って入った。そもそも何故訪問するのか分からなかった俺は、少しコミュ障を発揮するかもとビビリつつ、玄関をノックした。
「はいはーい。どちら様です?」
中からはいかにも吸血鬼っぽい人?が出てきた。見た目は少し幼げで、髪の色は金髪。目の色は赤の人だった。少し驚きはしたが、吸血鬼だしなぁと思って飲み込み自己紹介を始めた。
「えー、私訪問に参りました海上海と申します。小心者ではありますが、今日は何卒お願いします。」
「訪問って感じではないねー。」
グサ、何かが刺さる音がした。ミスったー、なんでこう固くなるかなー。流石に初対面の人にはこうのるよなー。
「まぁいいや、入ってどうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
「敬語堅苦しいから、タメ口でも構わないよ。」
それが怖いんだよなぁ。
「とりあえず、訪問は私達の様子見でしょ?」
「それが、聞かされて無くて。」
「まぁ大体そうだから、大丈夫だよ。」
へー、そうなんだ。あのクソ王様め。
「とりあえず、毎回なんかこう話して帰してるわ。」
「いつも何を話してるんですか?」
「吸血鬼の性質とか、どうやって血を吸うのかとか、後は紫外線を当てた人とかもいたね。その時は死ぬかと思ったわ。」
その人命知らずだなー。両方にとって。
「その人は軽く血を吸って、警戒させるようにしといたわ。懲りてくれればいいんだけど。」
そうゆう人って、それを喜ぶからタチが悪い。
「あの、気になることがあるんですけど…」
「何?軽くなら答えてあげるわよ。」
「吸血鬼って戦闘とかするんですか?」
その質問をすると、少し驚いた顔をしてこっちを見た。
「あなた、吸血鬼ハラナ・ナーヤカの話を知らないの?」
「誰?」
「私のことよ。まぁいいわ、見せてあげる。」
本に載るってことは、相当なのかな?
「私の力は、血を操るの。その血とは、人間の血だけではなく、血の役割を果たしていればどんな血だろうが操れるの。」
聞く限り、便利だなと思った。だが、能力は使用者による。この言葉は、俺以外が俺の能力を使えれば、もっと強いんだろうなという皮肉でもある。
「このようにね!」
それは想像を絶するもので、血ではなく木の根っこを操ってるようだった。多分、血を操る力がえげつないのだろうと思った。
「すごいっすね。」
「これで回答は終わり。さぁもう帰って休みなさい。学生は、休むのが命と聞くからね。」
「分かりました。今日はありがとうございます。」
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「結局あの子敬語で話してたわね。」
ドーナツってなんでドーナツって名前なんだろう?




