実戦授業
勉強?んなもんねぇよ。今さらどうこうできる話でもないし。
「実戦授業?」
俺達は草原に集められていた。正直移動がダルかったが、面倒な授業が消えるだけでもありがたい。
「女子と男子に分かれて、どちらが早くダンジョンを攻略できるかを競います。」
ん?今の俺はどっちだ?
「先生バランスをとるためにも海は男子がいいと思います!」
確かに、クソほど女子に強いやつ多いもんなー。なんでどの世界も女子に強いやつ多いんだよ。
「俺もそれでいいです。」
そう言ったら先生が少し考えた様子で言った。
「でも、海君強すぎて1人で全員分の戦力をゆうに超えるからなー。」
一理どころか千里ある。だってここにいる全員をやろうと思えば、瞬殺できるからな。
「でも、女子も強いので、海君は男子に入れます。」
正直あの2人がいるからってことだろうね。
「ダンジョンは別々で先にここに戻ったほうが勝ちです。攻略の証を持ってきてください。」
「攻略の証?」
「ダンジョンボスを倒すとドロップするものです。」
前はダンジョンごと破壊したから、ドロップ品も壊れたってことね。キツー。
「じゃあ行ってらっしゃーい。」
変換で伸ばし棒でんなよ。
「頑張ってな海。」
「お前らもな、俺1人にやらせんなよ。」
「はいはい。」
ダンジョンに入った。俺1人どころか、俺抜きでもクリアできそうなぐらい簡単なダンジョンだ。正直敵もザコばっかで、歯ごたえがない。
「ちょっとキツめかな?」
「簡単でしょ?」
皆と俺の感覚がズレてる。これは本格的に俺が入ってよかったのかもしれない。
「いやー、本当に海だよりだな。申し訳ないよ。」
「まぁ強くなればいいんじゃない?」
「お前が言うと、天井は遠いと思うから嫌だ。」
天井ねぇ。見ないほうがいい時もあるってやつか。
「そろそろ来るんじゃない?」
「ダンジョンボスか。」
蛇みたいな感じだな。毒はあるんならちょっとこいつらがヤバいかもな。
「あれ?事前情報ではダンジョンボスは、鼠の形をしていると聞いたんだがな。」
「多分長年で変わったのだろう。」
「嘘でしょ。初心者用だから、毒はないと思ったんだがこれなら分からんぞ。」
多分俺が入ったから、強さに応じて出てきたんだろう。ごめんなさいごめんなさい。
「避けろ、毒霧だ。」
クソ遅れた。皆やられたな。俺だけは、無効化されたんだがな。使わないと思っていたがここで使ってみるか。
「光魔法:奇跡の青。」
想像以上だ。これ回復だけじゃなく、かなりのバフも詰める。しかも結構性能がいい。でも、ダメージ受けないと使えないのは難点かな。
「ナイス海、後は俺達でも行ける。」
「油断すんなよー。」
本当にあいつらだけでやった。後は帰るだけだな。
「移動するぞ。」
外に出ると、もう夕方になっていた。そんなに時間たってたのかと思っていると集合場所が見えてきた。
「では結果は女子チームの勝利。」
マジかよ。流石にゆっくりやりすぎたか。
「次からはもうちょっと早くやろうな。」
「はーい。」
たまにはこうゆう争いも悪くはないな。そう思いながら帰っていると、気配を感じた。これは銀河だ。こいつ女にどんな反応するんだろう。
「海だな?」
「誰のことでしょう?」
「とぼけんなよ、仲間から聞いたから嘘は効かんぞ。」
自宅警備員のシェリーめ。無駄なことを。
「実際みると、結構いい顔してるじゃん。」
「一応男だからな。この姿いつか役に立つとも考えれんし、本当に意味ないんだよな。」
「フラグにしか聞こえねぇー。」
まぁいいや、とりあえず今日はいい一日でした!
ワークが終わらねぇ!




