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けじめ

そろそろタイトル考えんのもダルぅなってきた。

俺達は掲示板に来ていた。パーティー会議をして、改めてパーティーでクエストに行って仲を深めようということでやって来た。だが、あまりめぼしいクエストもなく、どうしようか話している時だった。

「誰かこっちに向かってきているね。敵感知が言っている。」

「この気配間違えようがない、風の旅人の人たちだ。」

シェリー、無駄なこと言わないでよ。面倒事は嫌いなんだ。いや、無理なお願いか。

「よう、久しぶりシェリー。」

「何の用ですか?」

目がガンギマってるよ、シェリー。俺から見てもマジで怖いぐらい。怒りでは言い表せないぐらい。

「まぁ、そんな目をすんなって。」

「用がないならご帰宅願います。」

「まぁ聞けって。お前がいないことでどれほど俺達が困ってると思ってる?」

「さぁ。」

「どれほどヒーラーや、バッファーを雇ってもシェリー以上や、互角な物は現れなかった。そう、俺たちには君が必要なんだ。もう、あんな扱いはしない。追放は取り消しだ戻ってこい。」

ちょっと頭くるね。人を物扱いか。人もここまで落ちるもんかね。ここは、シェリーに任せるが。

「嫌です。戻りません。」

「下手にでてみればこいつ、調子乗りやがって。」

「調子乗ってるのはどっちです?」

「あぁん?」

「そっちの都合で追放しといて、今度はそっちの都合で戻される。それにさっきの言葉では、私の代わりの人たちをまるで物としか見てない。そんな人たちの言葉を信じろと?虫唾が走る。」

うーん、正論!清々しいね。見てて滑稽だ。

「じゃあ力ずくで戻させてやる。」

やだ、面倒事じゃないの。私暴力は嫌いなの。書いてて気持ち悪くなってきた。

「いいですよ。格の違いを見せましょう。」

「明日、必ずここに来い。それで分からせてやる、どっちのパーティーが優秀かってことを。」

「いえ、私とあなたとのタイマンでやりましょう。そのほうが分かりやすい。」

「その言葉後悔すんなよ。」

そして、地団駄を踏みながら立ち去って行った。あーはなりたくないね。俺はそう思った。

「シェリーよくやった。」

「見ていて本当に面白かったよ。ずっと笑いを堪えてたw」

ミカとレイがそう言ったが、シェリーはちょっと不安そうにしている。

「どうしたのシェリーそんなに不安なことがあるの?」

「さっき怒りに任せてタイマンっていったんですけど、少し不安です。」

「じゃあちょっとスキルを上げるよ。それもとびっきりメタったやっとね。ケヒィw」

怖い笑い方しちゃったせいで、周りから白い目で見られたのは苦い思い出だ。

そして、次の日俺達はまたクエストにやって来た。貴重な日曜日をこんなことには使いたくはないんだけどね。寝よ。

「じゃあ、戦るぞシェリー。真剣勝負だ。ズルはナシだぞ。」

「あなたが言えたことです?」

「うるせぇ、殺す。」

視点変化小物視点

なんだシェリー、妙に自信が溢れている。奴の強みは強化されたバフと、回復力、後は少しだけ使える風魔法だけ、口程にもない。俺の自己バフと風魔法、ギルドの練習場だから問題なく使える。負けるはずがないだが、違和感まるで風魔法を使えと言ってるような。

「風魔法エアロ・カッター!」

なんだシェリーその笑みは、まずいこれは、まさか

「かかったな、馬鹿め。魔術吸収。」

魔術吸収、それは相手の撃った魔法を吸収して自信がその魔法を魔術に変えて打つことが出来る。魔術にすることで、相手の魔法の優位権を奪い強化することが可能となる。知識がないと出来ない芸当だ。だが、何故こいつがこんなスキルを?

「今、何故こんな奴が持ってるとでも思った?」

「クッ!」

「あぁ、見てて滑稽だ。溢れ溢れ。じゃあ何も知らぬまま悔しさを噛み締めてでもいろ。風魔術エアロ・ブレード。」

違和感、これがそれかまぁ次は、次こそは絶対とか思ってんだろうなあの脳筋。まぁシェリーの強化にも繋がったし、けじめもつけたからおしまい。

整いました。話し合いと掛けまして、この宣言と解きます。その心は?どちらも会議(開議)でしょう。

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