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王女奪還1

モンスター図鑑

№002


『ガーゴイル』

ゴシック建築の雨水の排水口である奇妙な彫刻が長い年月を得て命を持ったと言われている怪物。


臆病な性格でいつも群れで行動している。


国よってはガーゴイルをモデルにした彫刻を魔除けに使っているという。


たまに黄金でできたガーゴイルが現れることがあり、それを見た者は幸せが訪れると噂がある。

「何だコイツら?」


アダスが刀を構えて背中合わせになっているグレイに尋ねた。


「お前の友達か?」


「ふん。俺に翼の生えた友達はいた覚えは……ん?」


「あるんかいっ!」


二人はコウモリの翼を生やした石の怪物に囲まれていた。


「何で王国に魔物がいるんだよ!?」


「さぁな、多分誰かが中に入れたんだろ。」


「キャキャッ!」


飛び掛かる怪物をグレイが青白く光を纏った拳で殴り砕いた。


「コイツらはガーゴイルだな……闘気術じゃないと刃を駄目にするぞ。」


「おうっ!!」


アダスとグレイが酒屋の情報から王国東にある、人がが来なく、よく不法侵入者が忍び込むという噂がある古い聖堂に『最近立ち入り禁止』の立て札があると聞いて近くの林に来たらこのような状況になっていたのだった。


「はっ!」


刀を一閃してガーゴイルを薙ぎ倒すアダス。


「・・・ぬるいな。」


などと言って大剣を抜かずに片手でガーゴイルの頭を握り砕いて行くグレイ。


このようなペースで戦っていたら二人の周りには石の山ができあがっていた。


「キキキ……」


最後に残ったガーゴイルが後ずさる。


「結構な時間を使ったな。」


グレイが懐中時計を取り出して時間を見る。


「間に合うか……」


「おい、」


アダスがグレイの腕を掴んで顔を自分の方に向けさした。


「何のんきに言ってんだよ!もし、このままケイトが完全に消えたら……」


「消えたら何だ?」


アダスの瞳が蒼く燃える。


「俺はお前をブッ殺すからな。」


「・・・殺すか……ふっ。」


グレイの顔がいつの間にか逃げ出したガーゴイルに向けられた。


「まぁ、せいぜい頑張れよ。」


グレイが背中に手を伸ばし大剣の柄を握った。


チンッー…


と音が鳴ったかと思ったら羽ばたいていたガーゴイルが真っ二つに裂けた。


「・・・行くか。」


グレイが柄から手を放して歩き出す。


「・・・・・。」


み、見えなかった。


大剣を引き抜いてガーゴイルを切り裂き、再び同じところに戻って大剣をしまうまでの動作が見えなかった。


「なに突っ立てんだ?早く行くぞ。」


「・・・あ、ああ。」


アダスは遠ざかるグレイの背中に畏怖をおぼえながら後に続いた。




そして二人は王国東にある古い聖堂の前に立っていた。


「中に入ってみるか。」


「・・・・・。」


アダスは無言で修道院の扉に手を伸ばした。


ギィィィ~…


アダスが扉に触れる前に開いた。


「えっ?」


扉から現れたのは入口の幅と同じくらいでかい赤い拳が抜き出て、アダスに襲い掛かった。


「うおっ!?」


反射的に宙へと跳んで逃げたアダスは空中で刀を抜く。


「敵か!」


「襲い掛かった時点で敵だろ。」


地面に着地したアダスにグレイが何気ないツッコミを入れる。


「気にするなよ!」


手探りでアダス達を探す巨大な手にアダスは素早く近寄り巨大な手の甲に鋭く切りつけた。


「ギァァァァ…」


悲鳴をあげながら巨大な手は猛スピードで修道院の中に引っ込んだ。


「逃がすかよ!!」


アダスが追い掛けようと一歩踏み出す。


「待てアダス!深追いするな!!」


グレイの声が聞こえたかと思えば修道院から熱風。

修道院の入口から火の玉が飛び出すのが見えた。


「!!」


やべぇ、間に合わない!


急いで横に飛び退こうとしたが、距離的に間に合わない。


ここまでなのか?


人は死に直面するとすべてがスローに見える。

まさにアダスはこの時、全ての時が過ぎるのが遅く感じた。


ケイト…


火の玉から発する熱風がアダスの顔を撫でる。


・・・俺先にあの世で


「死ぬ覚悟はいいが、俺を忘れてないか?」


全てがスローの世界に大剣と泥で汚れたコートがアダスの前に立ちはだかる。


ドォォォォン!


激しい爆発音。


爆煙がの中からグレイが無傷で現れた。


「ちっ、少しブーツが溶けたか。」


・・・おいおい、蹴ったのかよ(汗)大剣を使うだろ普通。


怪物じみたグレイに呆れながらも戦慄を感じるアダス。


「ほれ前見ろ、やっこさんが姿見せるぞ。」


「言われなくても分かってる!」


修道院の入口が崩れ、中から巨大な怪物が姿を現した。






「何やら上が騒がしいですな。」


修道院の地下で公爵が手元にある紅茶の水面に広がる波紋を見て呟く。


公爵の前には不気味な祭壇が建てられていた。

祭壇の表面には奇妙な形をした文字が彫られている。


「どうやら、貴女を助けに来た輩がいるみたいですな…」


「・・・・・。」


公爵は祭壇の上に声をかける。

祭壇の上には白い衣を着た品のある女性が椅子に縛られていた。


「気分はどうですか?レイナ王女様。」


「・・・・・。」


レイナと呼ばれる女性は口を閉ざしたまま何も喋らない。


「無言ですか……それもまた良しとしましょう。」


公爵はそう言って紅茶をすする。


「美味しいものですな紅茶は。」


公爵は飲み終えたカップを静かに床に置いた。


「・・・レイナ様。少し外が騒がしいので場所を変えましょう。」


「・・・・・。」


「・・・恐れないのですか?」


公爵が軽く床を蹴ると宙に高くに浮かび、祭壇の上にいるレイナの前に舞い降りた。


「これから魔王信仰のため殺されると言うのに貴女は平気でいるのはなぜですか?」


今やレイナの前には小柄だった公爵の姿はなく、背の高い一匹の悪魔がいた。


「いつ見ても人族は半端だ。」


悪魔が指を振るうと、祭壇に赤い魔方陣が現れた。


「出てきなさい。」


指を鳴らすと小柄の男、公爵が血塗れの姿で現れたのだ。


「この男は今日の昼まで貴女が住んでいた城で私の代わりをしていた男ですが……」


「あ、ぁぁ、私は、公爵だぞ!なぜこんな、めにあう!?」


悪魔が公爵だった男を見下ろす。


「貴女と違いこの男は傲慢で醜い。」


悪魔はレイナを見る。


「表と裏、白と黒……どちらとも属する半端な人族。」


悪魔は赤い宝石を取り出す。


「白なら白でそれで良し、黒なら黒でそれで良し。しかし、灰色は好まない。」


悪魔が血塗れの男に近寄る。


「な、何をする……気だ!?やめろっ!金ならいくらでも」


「今晩で貴方はようずみで殺しても良かったんですが……」


悪魔が赤い宝石をさわぐ男の胸に押し付けた。


ズブリ!


赤い宝石が肉に埋もれていく。


「・・・時間稼ぎでもしてもらいます。」


「アアアアァアアア!?」


男が胸をかきむしってのたうつ。


「ではレイナ様、場所を変えましょう。」


「・・・・・ロイス。」


「ん?今なんとおっしゃいましたか?」


ほんのかすかに聞こえたレイナの声に悪魔が振り返る。


「・・・・・。」


しかし、レイラはそれ以上言葉を発さなかった。





怪物の体長は見た感じ三メートル。

全身の皮膚の色が赤い。

怪物の腹には大きな口があり、肩には目がついている。


「ギガァァァ!」


「・・・何でこんな怪物が王国内にいるんだよ?」


「俺に聞くなよ。」


怪物が振り回す修道院の壊れたベンチを避けながらアダスが言う。


「今思ったんだけど……よっと、」


横に凪ぎ払われたベンチを身を崩してかわすアダス。


それを見るグレイ。


「何でアンタは狙われないんだ!?」


刀を一閃してベンチを真っ二つに切り裂いた。


「ん?……さぁな、実力の差でも感じてるんじゃないか?」


グレイが「当たり前だろ」という顔で言う。


うわっ……そのドヤ顔ムカつくな。


ベンチを失った怪物が巨大な拳で殴り掛かるのを身を半転し、回転の勢いで肩にある目玉に刀を振るう。


「・・・なかなかいい太刀筋だが……」


グレイが呟く。


「相手は怪物だ。人とは少し違う。」


刀が目玉に直撃するその直前、目玉が瞳孔が赤く光りだした。


――!?


背中に寒気を感じたアダスが刀を振るうのを中断し身を引いた。


ゴォォォオ!


目玉が焔を噴き、身を引いたアダスの前髪先端を焦がした。


「熱っ!」


アダスが後ろに跳び下がり追撃の焔をかわす。


「何やってる早く倒せ。」


見物しているグレイが焦れったそうに言う。


「俺が若い頃はもっとデカイやつを倒したぞ。」


いやいや、自慢かよ!もっとデカイってなんだよ!?


「うっせえなっ!ならお前がこいつを倒せよ!!」


「・・・ハァ、しょうがないな…アダス少し離れとけ。」


「はっ?」


グレイがその場から消えた。


「こんなヤツはな…」


「ギッ!?」


怪物の後ろにグレイが立っていた。


先ほどグレイがいた場所から怪物までの距離は十メートル、普通なら2~3秒は掛かる距離なのだがグレイは2~3秒ではない。

へたしたら1秒の壁を越えている。


「ぶった切ればいいんだ。」


グレイが背中に背負う大剣の柄を握った。


「簡単には言うなよっ!!」


アダスがイライラしながらツッコム。


「まぁ、見ときな……今回は見せてやるよ。」


グレイが大剣をゆっくりと引き抜く。

赤い鞘から抜け出された刃は鞘より赤く、崩れかけた修道院の入口を赤く照らす。


「すーぅ、」


グレイが息を吸うの同時に刃に白くない、青白い闘気術の気が包む。

刃が赤いせいか、青い気と色が混ざり大剣は紫色のオーラに包まれた。


「ガキキ……」


身の危険を感じた怪物が体を動かすが


「ふんっ!」


グレイが大剣を振った……片手で。


「そこは普通両手じゃ…」


轟音。

グレイの前である全ての物が五十メートル吹き飛び、瓦礫の山となった。

当然、怪物も吹き飛んだが…修道院も吹き飛んだ。


「・・・・・。」


「・・・力みすぎたかな?」


「何が力みすぎただ!!冗談じゃすまないぞオッサン!!」


「・・・オッサンか……」


呟くグレイを置いてアダスが崩壊した修道院へと走りよる。


どんだけだよ。

マジでやば…


ボコンッ!


「!」


瓦礫が吹き飛び、半分肉の塊となった怪物が現れた。


はぁッ?まだ生きていたのかよ!


「た……すけて…くれ。」


「なっ!?」


血塗れとなった怪物の口から男、ビルの顔をが現れた。


「騙さ……れた、ングッ!


「・・・お前は!」


昼に酒屋で見かけた顔でアダスは怪物の前で立たずんでしまった。


「助けて……」


「・・・諦めろ、お前の体は元には戻らない。」


いつの間にかグレイがアダスの横に立っていた。


「た………ケケケケッ!」


ビルの瞳に靄がかかり口からは奇妙な笑い声が漏れる。


「おいしっかりしろ!王女はどこにいる!!」


「ケケケケッ……あんたらがケケ……探して……」


ドスッ!


「!?」


瓦礫に埋もれた床から剣が飛び出てビルの額に刺さり命を奪った。

崩れるように倒れたビルは塵となり消えた。


剣が飛び出た出所から腕が生え出ていた。

その腕が大地を掴み踏ん張って体を抜こうとしているところを、


「・・・・・。」


グレイが蹴り落とした。


ドォーン!!


床下から物が落ちる音が響く。


・・・えぇー!?蹴り落としちゃったよ!!


「・・・どうやら地下室があるようだな。」


「・・・何て言えばいいんだ?」


頭を押さえて悩むアダスを気にすることもなくグレイは大剣をしまい、拳に闘気を溜め始めた。


「な、何をする気……」


バッコォォォン!!


グレイの拳が床を砕きアダスとグレイの足下に巨大な穴が開いた。


「下に行く気だ。」


「もっとましな降り方があるだろ~っ!!」


二人は地下へと落下した。


・・・ここで終わりなのか?てか俺、何回死にそうなめにあってんの?


ガシッ。


「よぉ。」


落ちていくアダスをグレイが捕まえて一緒に落ちてきた瓦礫を踏み台にして素早く上に跳んで、落下する速度を削り、やがて地下に着地した。


「何が『よぉ。』だ!おかげで寿命が縮んだ気がするぞ!!」


「そう簡単に寿命は縮まないものだ。」


そう言ってグレイは辺りを見回す。


「ここは儀式場みたいだな。」


「儀式場?」


二人が立っている所は黒で塗りつぶされた壁や床で、目の前に何百本の蝋燭に照らされた不気味な石の祭壇が置かれていた。


「ここに王女がいるのか?」


「さぁな。探すその前に、」


祭壇の後ろから影が現れる。


「あいつを倒さなくてはいけないな。」


祭壇の後ろから現れたのは全身を鎧に固めた小柄な怪物だった。


「・・・・・だ。」


何かぶつぶつ呟きながら怪物が腕を突き出すと掌から剣が生え出した。


「・・・来るぞ。」


怪物が一歩踏み出し、スピードを上げながら距離を縮めて来る。


「俺が行く!」


弾かれるようにアダスが前に出た。

アダスと怪物の距離が急速に縮まり、グレイと祭壇のほぼ中央で両者は激突した。


「ハァァァァッ!!」


「・・・・・。」


ガキィィィィィンッ!


刀と剣がぶつかり合い、激しい金属音が打ち鳴らされる。

あまりの勢いによりアダスと怪物がお互いに弾かれ間に距離ができた。


「こいつ、小せぇ体してんのに力がバカ強ぇ!」


「・・・・・。」


怪物がアダスに近づき鋭い横薙ぎを繰り出す。

アダスはそれを床を蹴って回避する。


「喰らえっ!」


体捌き一つで怪物の背後を取ったアダスが切りつける。

アダスの刀が、怪物の肩にある鎧の隙間へと吸い込まれる。

が、


「・・・・・。」


アダスの斬撃が怪物へ届く寸前、刀は止められた。


怪物の背中から生えた剣によって。


「わ・・・・。」


ぶつぶつ言いながら怪物が高速で振り返って剣を突き出す。


「うおっ!?」


顔を振ってアダスは回避。

そのまま回転し、後退した。


「・・・痛てぇな。」


アダスの左手が自分の右頬に触れる。

頬には、小さいが血が流れる切り傷が浅く刻まれていた。


「・・・この野郎。」


「・た・・・。」


怪物が掲げる剣は、変形していた。

長さが倍になり、至るところに刺が生えていた。


「早く決着つけろよ。」


後ろでグレイが腕を組んでいる。


・・・何だよ、ムカつくなオッサン。


「わかった…すぐ終わらせてやるよ!」


アダスは刀を鞘に戻した。


「・・・・・。」


怪物が警戒して横へ移動。


「・・し・・。」


怪物の牽制の突きを、アダスはかわす。

二度目の突きで剣が伸びてアダスの逃げ遅れた髪を切断。


「ふぅ~…。」


アダスは間合いを詰めず、後退。

怪物が伸びた剣で横薙ぎの斬撃。

アダスは怪物の右へ、右へと移動して回避していく。


「はっ!」


前傾姿勢から柄を握ったアダスの右手が霞む。


「・・・・・。」


怪物がとっさに剣で身をかばうが光速で抜刀された刃は怪物の剣を飴のように切断し、そのまま怪物の体を横に両断した。


「・・・居合いか。」


グレイが呟く。


「驚いたな……[極東の大陸]の技術を使うとは。」


アダスの足下に崩れ落ちた怪物の兜が外れた。


「こいつは……」


兜が外れて現れたのは[時の王国]の城にいた公爵だったが、公爵の胸から顔の半分までには見たことのない赤い宝石らしき物に浸食されていた。


「[愚者の石]か、えげつないことをしやがる。」


見物していたグレイが近寄り公爵だった怪物を覆う赤い宝石を見て言う。


「[愚者の石]?」


「この宝石は人間に無理やり魔力を与え、怪物ホムンクルスに変身させて操る石だ。」


「・・・私は公爵だ。」


下半身を失ってなおしぶとく生きている怪物。


「[愚者の石]は魔力を与える人間の欲によってホムンクルスの姿形が変わる。」


「・・・詳しいな。」


「このくらい王国の図書館に行けばいくらでも調べられる。」


「わ……」


怪物の動きが止まった。


「何だ?」


怪物の姿が一瞬だけぼやけたかと思えば音もなく塵となって散った。


「えっ?何で塵になった!?」


「[愚者の石]は使い捨てだからな、魔力を無くして媒介になった人間と共に消滅するそうだ。・・・しかし……」


「ん、どうしたんだ?」


「・・・いや、この祭壇向こう側の壁から線香と紅茶の匂いがした気が…」


グレイが壁に近づき、


「ふんっ!」


ボコッ!


殴り壊した。


「いやいや待てコラッ!そう簡単に壁壊してんじゃねぇよ!!」


アダスが崩れた壁の向こうに行くグレイにツッコミを入れる。


「あー、どうやらここみたいだな。」


アダスのツッコミを聞いていないグレイが近寄り大剣の柄を握り、前を睨む。


「ここまでこれるとは……お見事です。」


パチパチ…


乾いた音が耳に入った。


場違いな拍手の音がする方、グレイが睨む先をアダスが見た。


天窓から射す月光が、黒い祭壇を照らしていた。

祭壇の上には二人の影、そのうちの一人から拍手が鳴り響く。


「人間がここまでこれるとは……驚きです。」


祭壇の上に立っている人影が月明かりに浮かび上がる。

黒く長い髪に紫色の瞳、背中にはコウモリの翼をもつ男が、熱意のない拍手をしていた。


「さすがレイナ様が信頼する戦士だ。私の信仰を邪魔するだけのことがある。」


黒い死に装束を着こなす姿は、どこかの神話に出てくる悪魔にも見えた。

男が手に持っているのは赤い宝石、[愚者の石]が握られていた。


「・・・そうか、こいつが黒幕か。」


呟きと同時にアダスは刀を構えて再度の臨戦態勢をとった。

男が拍手を止めた。


ちょっと、長かったかな?

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