この先生き残るぞ!
さて、転生したらしい事は分かったけども、それ以外が分からんね。「野生の文明人」って何ぞ?いや、現状見て、意味的には合ってるけどさぁ…野生化したつもり無いねん。そんで、スキルやらボーナスポイントとやらが多分一杯やね。基準分からんから多分なんは変わらんけど。
…んで、基準が分からんけど、多分難易度『HAHAHA』何て事ぁ無いんじゃないか?まぁ良いや。異世界ってことで絶望しかけたけど、頑張ったら生きれるだろ。んで、今は恐らく秋ってことがわかってるし、冬をしのげるようにせんにゃいけんから、頑張るぞ~。…ボーナスポイントの振り方わかんねぇ…まぁ、そのうちわかるだろ。
は~…まぁ、あれだな。落ち着いたな。って、あのゲーム画面みたいな奴が消えてるな。時間経過で消えるんかね?まぁ、それはどうでも良いか。とりあえず、目標も変わったけども、まぁ問題ないだろ。…ただ、家に帰れっかね?それだけが不安やな。…ちぃ姉が身内以外にターゲット見つけたら問題になりそうだもんな。
ってことで、
第一目標!早く家に帰る!
…ん?あれ?目標変わってねぇな。
ま、まぁ、永住は絶対しないってのと、帰る方法を探すってのが決まったし、良いか。
んで、とりあえずはあの…イーヒメシェンカスヴォトだったか?を倒してこうかね。…石拾ってくるか。
で
洞窟周辺に戻って来た訳だが…やらかしたな…。
干してた魚の下に人面植物が群がってやがる…何だあれ。こう、雛鳥みたいな感じって言えれば良いんだけどよ?こう、外人顔のおっさんおばさんが魚の方見上げてよだれ垂らしながら口開けてんだよ。気色悪いな。人面植物も顔だけ人間だからな…下が向日葵みたいなのに中途半端に人間模してるから余計に化け物感あるわ~…。
やれるか?いや、石集めてからだな。鋭く尖った石が良いんかね?平たくて重い石が良いんかね?まぁ、集めて雪合戦のあれみたいに足元に置いとくか。
それで
ちょっと時間かかったけど石は集めれたな…ん?
何か、頑張っとるやんけ。何あれ?こう、わらわらと集まって…あ、分かった、あれ組体操だ!
「って何でやねん!」
『グシャッ』
あぁ、つい。まぁ、叩きに行かなかった俺は我慢した方だ。…石投げたけど。
『ダァレェェダァァ!?』
『アニィガヤラレタァァァ!!』
『ケェェェニィィィィ!!』
『アァァイツダァァァ!!』
こいつら家族かよ!?何でや!?しかもケニィってお前ら名前あんの!?
って、物凄い形相で近付いてくる!?怖い怖い!ただ、外すのは不味い、焦るな焦るな。相手は直線的に此方に来るなら、問題ない。
「そらっ!」
『ゴシャッ』
よっし二体目!
『オットォモヤラレタァァァ!!』
『トォォォォマァァァス!!』
『テメェェェェブッコロッシァァァァ!!』
やっぱ名前あんのなお前ら!って、不味い不味い。次だ。
「おらっ!」
『グチャッ』
『オネェモヤッタナァァァァ!!』
『ジュゥゥゥエェェルゥゥゥゥ!!』
お前らのネーミングはどっから来てんのかが気になるわ!しかも、
「何でジュエルやねん!」
『ドスッ』
『ミュゥゥゥゥゼェェェ!!』
ほんっとお前らなんなんだよ!ミュゥゼだから、ミューゼか!どうでも良いわそんなん!
「最後ぉ!」
『ゴッ』
オーケー。これで最後か。何なんなあれ。イーヒメシェンカスヴォトって家族とか名前とかあんの?やり辛いわ!何でやねん!えっと、ケニィにトーマスにジュエルにミューゼに、後何て名前か分からん奴。何か、すまん。黙祷を捧げよう。
で
たしか、油と塩の入ったこぶが根っこにあるんだよな…もしかして、これか?人間で言うふくらはぎの辺りがかなりでかいんだよな。さっき貰ったこの…歪って言っちゃ悪いんだろうけど歪なナイフで、とりあえず分けて洞窟で割ってみるか。とりあえず塩の方だけな。油って扱いに困んだよな。
あぁ、そういや魚はどうなった?
…おぉう、何か、ちょっと腐ってるっぽい?何か、こう、異臭がする。しかも、ちょっと緑色になってきてるわ。…これは、あいつらの罠用にしとくか。んで、ただ干すだけじゃアウトっぽいな。燻すって煙に当ててりゃ良いのかね?でも、それだとさっきの人面植物共が荒らしてそうなんだよな。地味に知能もあるっぽいし、どうしたもんか…ってか、畑作っても荒らされるかもしれねぇな。多分、冬も近いし食料と水は大量に準備したいんだがな…。とりあえずは、人面植物の膨らんでるとこと、残りの部分も洞窟ん中に入れとくか。んで、あれだ。ナイフが貰えたから、木を結構加工できんだわ。まず、さっき駄目になった木製の槍擬きだな。…自己流で燻してみるか?実験してみるか。あ、後は石槍を作ってみても良いし、頑張って石斧作っても良いかもな。…本当に原始人だな。まぁ、しゃあないか。自分で作るだけ作ってって、便利なもん用意して、この先生き残ってかねぇといけねぇからな。
自分で書いてて先生キノコって見えてきてた。