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転生したらしい。  作者: 実況担当の空亡
4/43

俺は、転生したらしい

あぁ~学年末テストが迫ってくるんじゃ~

何てね。久々に投稿するよ~。

しゃあ無いな。流石に生きてる人型(ひとがた)(もん)が食われてるの見るのは、ちょっとなぁ…助けないとなぁ…なんて正義ぶった理由じゃなく、アイツ、腰ミノにいびつだけど金属製のナイフだったっぽいからな。あれ欲しいんだよ。

ただ、あぁ言う植物って消化できんもんはどっかに溜めるか捨てるか変えるかするらしいんだけど、どう考えても劣化するだろうからさっさとどうにか…出来るか?


取り敢えず、石ころの、先制攻撃!


『ゴスッ』


『グワァァァ…イデェ、イデェヨォォォ』


うっさ!?なんだこいつ…


『ダァレェェダァァァァ!!』


怖ぇぇぇ!?え?何あれ表情まで変わんのかよ!いや、目と口に見えるだけかと思ってたんだけど、めっちゃ動いてるわ、あれ。般若のような形相って感じ?何か額に角っぽいの生えてるし。

怖ぇぇぇぇ…いや、頑張って倒せば金属の刃物が手に入るなら加工できるもんに幅が出て安全になるし、是非とも欲しいからやるしかないけどさ。

よっしゃ後ろ向いた!第2投、いっきまーす!


『グシャッ』


あ、よっしゃクリーンヒットだ!


【    はレベルが上がった】


あん?何だって?…幻聴かな?


【    はステータス閲覧権を取得した】


いや、幻聴じゃねぇのか…?いや、まぁ良いや。先に漁らなきゃ~ってね。…一応もう一投行っとくか?


『グ…わふ…』


ん?あれ、もしかしてあのわんわんお生きてる?あちゃー…片手に石を握りしめて、行きますか。


『…わふ?ニンゲン、カ?』


おぉ、案外わんわんお無傷だわ。取り敢えず、返事しようか。


「ああ。って、言葉通じるか?」


『わふ…イチオウ、ハンチョウ。

わふん…ジンゴ、ワカルゾ。

わふ?…ニンゲン、キサマガ、タスケタノカ?』


「おぉ、良かった。通じるか。」


正直めっちゃ安心したわ。


「んで、俺が助けたのかってのは…まぁ、そうなるな。」


『わふ?…ン?ホカニ、モクテキ、アッタノカ?』


「…お前が死んでたらその腰の刃物が欲しかったからな。正直金属の鋳造とかは現実的じゃねぇーとは思ってたし。」


『わふぅ…ショウジキ ダナ…。

わふん…レイダ、ヤル。』


え?まじ?貰えんのこのナイフっぽいの。


「良いのか?」


『わふ…イチオウ、カエ、モラエル。

わふん…カワリニ、コノ【イーヒメシェンカスヴォト】、モラッテク。

わふ?…イイカ?』


え?何?イーヒメ…何?


「え?何そのイーヒメなんちゃらって。」


『わふぅ…アァ、ソウカ。コノショクブツ、ナ、チガウカ。

わふ…ワレワレハ、ジンゾクノカオシタコイツ、【イーヒメシェンカスヴォト】、イウ。

わふ…コイツ、ネッコ、コブ、ショッパイノ、アブラ、タメル。

わふ…ダカラ、コウカンシテモラエル。

…わふぅ…チナミニ、ミギコブ、ショッパイ。

わふん…ヒダリコブ、アブラ。

わふっふ…アブラ、キ、シミコム、ヨクモエル。』


へぇ。コイツって存外使える奴だったのか。…しょっぱいのは塩だろうし、油も分かるが、多分あんま消化できねぇもん蓄えんだろうな。塩も油も大切だし、頑張って狩るかな。まぁ今は金属器の方が欲しいし、コイツにやっても良いだろ。


「ああ。良いぞ。」


『わふ!…カンシャスル!』


あぁ、そうだ。


「なぁ、コイツ以外に良い植物とかの情報教えて貰えるか?」


『わふぅ…スマナイ、コイツクライシカ、シラナイ。

わふん…タダ、ショクブツズカン、コウカンスレバ、シラベレル。

わふ…タシカ、【イーヒメシェンカスヴォト】ゴホンブン、コウカン。』


ほぅ。こいつは知らんが、植物図鑑があると。まぁ、俺は読めんだろうが、コイツにイーヒメシェンカスヴォト一本と交換で教えて貰ったら良いな。メモ帳もあるし、翻訳したのをメモしとくか。…これで結構楽になるか?


「すまん。助かった。また今度それと交換してもらって良いか?」


うっわ、店の人が獲物見つけたみたいな顔してやがる…


『わふん…イイダロウ。

わふっ…タダシ、ココ、キテワタス、【イーヒメシェンカスヴォト】ニホン、コトバ、ヨンデヤル、【イーヒメシェンカスヴォト】ニホン、テマチン、【イーヒメシェンカスヴォト】、イッポン、ズカン、【イーヒメシェンカスヴォト】ゴホンダ。』


ちっ…ふっかけやがって。まぁ、今頼れんのはこいつくらいな(もん)だし、しゃあないか。


「あぁ、それで良いよ。

…っと、それと、一応取引の相手になるし名乗っとくぞ。俺は新田 賢吾って名前だ。」


『わふ…ニイダ カ。

わふん…ワカッタ、オボエテオク。

わふ…それと…

わふっ!…ワタシノナハ【タイタヴァ】ダ!オボエテオケ!』


ほぉ。了解。良い名前じゃん。


「了解。覚えとくぜ。タイタヴァ。気を付けて帰れよ。」


『わふっ…アア。

わふん…イワレナクテモ、ツギカラハ、キヲツケルサ。』


「ふっ、どうだかな?じゃ、またな。」


『わふっ…フンッ、キョウハタマタマダ。

わふん…マタナ。』


あ、引きずってかえんだね、イーヒメシェンカスヴォト。…って、あ、何かコイツ話通じる良いやつっぽいと思って存分に話してて忘れてた。あのわんわんお達、人間じゃねぇよな?え?なんなん?海外でもあんなんいねぇよ?着ぐるみにしてはかなりリアルだったような…

…まぁ、いいや。ちょっと衣装が奇妙な良い人ってことに…いや、人語とかって言ってなかったっけ?


よーし、状況整理だぁ。

まず、この辺で気が付く前だ。

俺はバイトの準備をして、昼飯とか鞄に制服とか突っ込んで寝てた訳だ。

んで、目が覚めたら森の中で、オオカミっぽい鳴き声やら何かが溶けるような音やらの中を水の音を探しながら動いて、何とか今の滝のとこに辿り着いた訳で。自分の姿を確認したら、視界から予想してたけど五歳児程度の子供サイズだった訳だが、今まで気にしてなかったが、寝てた時に着てた服をちっちゃくした様な服を今着てる訳だ。

何とか生き残って今日だが、頑張って周りの情報を探ろうとちょっと移動したらわんわんお共が仲間見捨ててる現場に遭遇して、ナイフのために人面植物倒したらわんわんおがまだ生きてて会話したら重要な情報が幾つかと、ナイフが手に入ったわけだが、情報の方、拙く(まずく)ない?


まずひとーつ…「ジンゴ ワカルゾ」これさ、人語が分かるぞって意味ならさ?人間以外に話す生物が居る事になるな。物を信仰する宗教だからって方が都合が方が良いんだけど、この発言の前後から考えて、人語が主流では無さそうなんだよな。…人語が日本語って意味なら良いなぁ…っつーか、助け求めりゃよかったやん!あぁ~忘れてた~…。


まぁ、今は置いとこう。次、「ジンゾクノカオシタコイツ」っつって、人面植物…イーヒメシェンカズヴォトっつってたっけ?…の事説明してやがったから、あいつの言ってた人族の顔のイメージだが、多分外人なんだよな~…。いや、あくまで人面植物って人っぽいとか、そう言われれば~ってレベルだしさ。ま、まぁ、俺ならぁ?英語でここどこか聞くぐらい、よ、余裕だしぃ?元々聞く気だったしぃ?問題ねぇよぉ?


まぁ、これも置いとこう。他にも色々(まず)そうなんだけど、正直確かめたくないんだけどさ…レベル上がったとか、ステータス閲覧権取得したとか言ってなかった?

…とりあえず、確認確認。っつっても、どうすれば良いかは知らんがなって感じだけどさ。こう言うのはあれか?ステータス閲覧!とか言えば()えん?こう、右手で顔覆って


「ステータス閲覧!」


とか?


【ステータス閲覧権が行使されました】


…オゥ。いや、恥ずかしい格好でやったら失敗するフラグかと思ったんや…厨二病っぽくやれば、失敗するちぃ思っちょったんじゃ…成功すんなや阿呆ぉ(あほぉ)!


【閲覧開始】


あん?何?

…ってうわっ!?何か一杯見える!?

…あぁ、でも、これ見覚えあるぞぉ…MMOとかでよくあるあれじゃないかね?いや、どっちかってーとあれだな。オープンワールドゲームの奴だ。


あぁ何てこったいド畜生(ちくしょう)がぁ!!

ここ、日本でもねぇ海外でもねぇまして地球でも無いんじゃねぇか!?あれだろ?異世界って奴だろ!?ちっちゃいのは転生したからだっつーんだろ!?

あぁ、助けは来ねぇな!帰れもしねぇな!まして生き残れるかさえ怪しいじゃねぇか!

警告も予兆も説明もぉ、一気にすっ飛ばして異世界の樹海で目的も分からずに放り出されるたぁヘルモードも超えた『HAHAHAHA』な難易度だな!夢も希望も未来も潰えたかもなぁ!!


…落ち着け。まだ絶望しきる時間じゃねぇ。今の自分の能力の把握を優先しようじゃないか。それでも『HAHAHAHA』っつって笑うしかなくても、苦痛の中で死ねるような強い精神なんぞ持ち合わせちゃいねぇから、どっちにせよいきるしかねぇが、『IM COMING FOR YOU』まで難易度が落ちるんならその方が良いからな…んで、俺のステータスは…目を閉じりゃぁ見えるか?

お、見えた。


【ステータス表示】


名称…「  (blank)


分類…「生物種」「人類種」「野生の文明人」


称号…「被害者」「生存者」「転生者」


技能…「生存術Lv2」「作成術Lv3」「罠師Lv1」「漁師Lv1」「推察者(すいさつしゃ)Lv4」「交渉Lv2」「槍術Lv1」「投擲(とうてき)Lv3」「幸運Lv4」

ボーナスポイント…45


生命力…200

精神力…120

筋力…70

魔力…100

ボーナスポイント…200


__________________________________________________


うん。正直良くわからんけど、一つ確定したな。

俺は、どうやら、転生したらしい。

さて、わんわんおのタイタヴァ登場!

そして、題名に辿り着いたんじゃ!

そういや、難易度「HAHAHAHA」とか「IM COMING FOR YOU」とか、伝わってるかね?一応、ワイが知るなかで一番やばそうな難易度なんやけど。この元ネタの奴、気に入る人はとっても気に入ると思うんで、気になったらやってみてね~。名前は言えんから、難易度名出すよ~ってことで、Veryeasy、Easy、Medium、Hard、Veryhard、Insane、Impossible、I SEE YOU、IM COMING FOR YOU、HAHAHAHA.って順に難しくなるゲームだったと思うよ。難易度名ならセーフやんね?

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