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7話目です(*^^*)

感謝・感謝です(*^^*)

ギルドで冒険者の登録を済ませた私は寮へ向かおうと歩き出したのだが、ギルドの入口の方が騒がしい。


見ると、さっきのキュンちゃんがスキンヘッドで大男のおっさんに詰め寄られている。


「だからよう!ダンジョンで手にいれたものだからよう〜気にすんなあ!もらっとけよお!キュンちゃあん!」


女性を口説くにしては、少々直接的すぎる。というか年齢考えろよおっさん。私としては、関わり会うのはご免である。しかし、出口に向かう以上すぐそばを通らねばならない。何か嫌だな。


「だからぁ!困るんです!キュンも一応ギルドの職員なのですからぁ!ダメですぅ!」

「なあんだとっ!」


反射的にであろう、スキンヘッドの男の手が上がった。それが……こっちに来たよ。


パチーン!


相手の拳を、両手のひらで受ける。反応ができたのはユリスのおかげだろう。おおっなんて力!勢いが止められずそのまま吹っ飛ばされる!!床を盛大にゴロゴロ転がり壁に衝突してやっと止まる。結構痛いな。


この野郎〜、と思ってスキンヘッドの方をみると奴は天を仰いで……泣いている?


「うおおお〜ん。」

「ひゃーはっはっはっ!ゴメスの奴、何回目のアプローチ失敗だ!」

「っていうか何回目の八つ当たりだ!はっ、腹がいてぇ。」


ギルドホールが爆笑の渦に……なんなんだ。


「大丈夫ですかぁ!」

「ああ。」


キュンちゃんが駆け寄ってきて立ち上がるのを手伝ってくれる。


「ゴメスさんはいつもあんな感じなんです!悪気はないから許してあげてください!」

「これで悪気なしなのか、私の常識はカケラも通用しないのか、ここは。」

「新人さん!これから、寮に向かいますかぁ!」

「へっ?うん、寮に向かうつもりだけど。」

「ゴメスさん!この方を初心者寮に案内してくださぁい!」


すると、泣ながらスキンヘッドが私のところまできて、ムンズとつまみあげられた。そのままギルドから連れ出される。出るときホールのみんなに何故か拍手を送られたが、嬉しいとは全く感じなかった。


なんなんだいったい?


ご覧になって戴いてありがとうございます♪

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