6話目です(*^^*)
感謝・感謝です(*^^*)
この街……シシンという……の中心部にダンジョンがあった。逆にダンジョンの周りに街ができたと解釈するべきだとユリスは説明してくれた。その理由は、ダンジョンから手にはいる品物がかなり高価で売られるらしいからのようだ。それがこの街が栄えている最大の理由らしい。
ダンジョンの入り口の門から少し離れたところに冒険者ギルドの建物があり、ユリスに促されてその建物に入った。まずは、ここで冒険者登録が必要なのだそうだ。ニークス達もそのようなことを言っていたし、定番といえば定番の行動だ。
冒険者ギルドの中にはいるとホールのようになっており、腕章をつけた銀髪の少女がたったったっと近づいてきた。少女は、にぱっと邪気のない笑顔を浮かべて大きな声で話しかけてきた。
「こんにちは!ご用件はなんでしょうか!」
「こ、こんにちは。冒険者の登録をしたいのだけれど。」
「はあい!こちらです!どぉぞ!」
「ありがとう。」
少女の誘導で、一つの窓口の席についた。
「登録です!後は、エレナさん!お願いしまあす!」
少女は、窓口の赤い髪の美しい女性と私にそれぞれポニーテールをブンブンさせてぺこりぺこりと頭を下げ、また入り口近くに戻って行った。
「こんにちは、私、エレナと申します。冒険者登録をご希望ですか?」
「はい、ケンと言います。それにしてもあの子、元気ですね。」
「はい。キュンちゃんはこのギルドのマスコットガールなのですよ。ぜひ可愛がってあげてくださいね。では、登録を……」
エレナさんに登録と、ギルドの説明を受けた。簡単に要約すると、
・ギルドは冒険者の統括する機関
・冒険者の仕事は”ダンジョン探索”と”その他依頼系の仕事”がある
・どちらの仕事もランク制度がある
・守護持ちや、加護持ちは優遇
・ルールを守ってね
といったところか。
ちなみに、ニークス達のことを聞いたら、
「彼らのランクなど、個人情報は教えられません。しかし、今回のようにたった2人で護衛の仕事を引き受けられる冒険者は少ないと思ってください。それができるのはかなりの実力と信用がある者だけです。」
とのことだった。それなりに上位の冒険者なのだろう。
登録が終わったので、宿の斡旋をお願いしたら新人は寮を3ヶ月間無料で貸してくれるそうだ。エレナさんにお礼を言って寮に向かうことにする。
「受け取れないとはどういうことだあ!」
「で、ですからぁ!個人的には、
こんな高価なものは受け取れません!」
おやおや。入り口の方がさわがしいな。
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