21話目です(*^^*)
おはようございます(*^^*)
<剣聖シーの物語より抜粋>
創生の女神は5つの迷宮をお創りになられた。
力を試すシシン、
心を試すマインスクエア、
技術を試すカークス、
知を試すノン、
勇気を試すブリストル、
中略
迷宮……ダンジョンには試練が待ち構えている。その試練を乗り越えた者にのみ、その栄誉を讃え特別な加護を与えるために。なぜならは、試練を乗り越えた者達こそが世界を導く存在になるであろうと女神は考えたゆえに。
中略
ダンジョンには深く潜れば潜るほど強い試練とその見返りとしての恩恵が待つ。そして、迷宮の最深部には主が待っている。主に勝利した者だけが主から特別な加護を受けられるのだ。
剣聖シーのように。
・・・・・
私は目の前にいる存在に驚き、固まってしまっていた。目の前にいる存在とは、キュンちゃんがドラグナイトと呼んだ竜を人型にした者で、身長は3m近くあるのではないだろうか。甲冑の隙間から覗く皮膚には緑色の鱗で覆われており、尻尾はなさそうだが背中の羽はこれまた大きく、巨大な槍を手にしている。造形の雰囲気的にはリザードマンに似ているが、それとは比較にならない圧倒的な存在感を持つ存在……それがドラグナイトだった。
ドラグナイトは暫く私とキュンちゃんを交互に眺めていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「人間達よ。汝の名は?」
(ユリス。ここは名乗るべきだろうか?)
(答える以外の選択肢があると思えません。)
たしかにそうだ。答えない場合のほうがリスクが高いと思える。
「キュンです!」
「……ケンと申します。」
「キュン、そしてケンよ。強引にここに呼んだことを詫びる。」
「へっ?」
「すまぬ、それにしてもここで人間と話すのは、スー以来か。」
謝られるとは思わなかった。スーとは、人の名前なのだろうか?
(ユリス、スーって誰だかわかるかい?)
(剣聖スーは、数少ないダンジョン制覇を成し遂げた過去の偉人です。)
この世界では有名人のようだ。
「どっこいしょっと。」
私の前で、ドラグナイトは胡座をかいて座った。仰ぎ見ていた視線がほぼ同じくらいになる。
「キュン、そしてケンよ。汝らをここに呼んだ理由はな、ワシを殺して欲しいからなのだ。」
「なっ!」
そう言われて思わず声を出してしまった。それはそうだろう。
「驚くのも無理ないこと。ふむ、まだ幾許か時間がある。説明させてもらおう。」
ドラグナイトは深い溜め息をひとつはいてから、現在のダンジョンと自分の状況の説明を始めた。
いつも読んでくれてありがとうございました(*^^*)
いつもでないかたもありがとうございました(*^^*)




