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200文字小説

イエスマン【200文字】

作者: 淡夏

「君さ今日の午後暇?」


「はい」


「ふーん嘘でしょ」


「はい」


「あたしの事好き?」


「はい」


「本当は嫌いでしょ」


「はい」


「ところで君は変態?」


「はい」


「えー、サイテー」


「はい」


「……体の真ん中にある臓器は?」


「はい」


「このネズミ色したさらさらしたやつ何って言うんだっけ?」


「はい」



「…うーん……やっぱり『はい』しか言わないロボットなんて需要ないよなあ。…あたしなにつくってんだろ。我ながら馬鹿だなぁ」


「はい」

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― 新着の感想 ―
[一言] このロボット、最初は「俺のこと好き?」という質問に「はい」と答えることで快感を与えます。でも人間がむなしさに気付いた時、本当の恋をしようと決意できると思います。それなりに、活躍してくれますね…
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