逆ハー狙いの転生ヒロインは、今日も青い夢を見る
※女性蔑視、血統・生育環境・職業による差別の意図はありません。
転生男爵令嬢と公爵令嬢の友情、逆ハー、前世知識で商売 三点盛り。
「公爵令嬢様、いきなりで申し訳ありませんが、少しわたしにお時間を頂けないでしょうか……」
休日の昼下がり、気分転換に植物に訪れていた公爵令嬢を呼び止めたのは、学園で噂の男爵令嬢。
高位貴族の殿方の周りを飛び交う蝶と呼ばれる娘。
こうして間近にすれば、蝶と言うよりは咲き初めの花のような、初々しい愛らしさのある少女でしかない。
はしたない身の程知らずの愚か者扱いをされているが、そのような印象は湧いてこない。
身分の低い下位貴族の彼女は、誘いを拒めなかっただけではないのか。ならば男共の誘い方がこそが悪いのでは。
どいつもこいつも、全くもって嘆かわしい!
婚約者持ちのくせに、目立つところで言い寄るなんて。
浮気をするなとは言わないが、ひっそりとやれ。
正妻の顔を潰さずに、愛人とも楽しむのが、貴族社会の慣習であろうに。
誰が囲うか競り合っている様などを周囲に悟られては、見苦しいにも程がある。
彼女はやっかみを受け絡まれているだけなのだろう。
このような美貌の持ち主が、複数の男に拒めない姿を晒しては、肩身の狭い思いをするに決まっているではないか。醜悪な噂を振り撒かれ、さぞかし苦労したことだろう。
そのように同情的に考えていた公爵令嬢は、自身の婚約者も彼女との距離の近さが囁かれているにも関わらず、「そろそろ制裁を加えては」なんて誘われても、耳を貸すつもりは毛頭なかった。
むしろ、真偽を確かめず、権力の乱用を唆す者こそを警戒していたからだ。
そうした中で、彼女の方から話しかけてくれたのは、有難いこと。
礼儀知らずの庶子呼ばわりをされているが、貴族流の文化には沿わなくとも、彼女なりに丁寧な言葉で声をかけ、こうして頭を下げてきたのだ。その心意気、なかなかのものではないか。
「よろしくてよ。ならば、あちらのカフェの個室をお借りしましょう」
園内の景色が見通せるよう作られたガラス張りで視界の開けたこのカフェは、内部の目隠しも鉢の植物程度、適度に機密性を保持しつつも圧迫感の無い、見通せるような個室となっている。
すぐ側にお付きが控えなくても良いだろうと、侍女が席を確保すると護衛と共に少し離れて貰い、公爵令嬢は彼女と腹を割って話すことにした。
◇◇◇◇
「王子?最初は困りましたけど……、今更ですよ。学内ならば問題ないです」
「あら?そのような場所でのお誘いこそ、歓迎されないものではなくって?」
公爵令嬢は、まずは彼女の側から見た状況を確認したかった。
己からは望まずとも、高貴な方に求められて受け入れたことは理解したのだが、人目を惹くのは困らないのだろうか。頭も悪くなさそうなこの娘が、あえて批判を招きそうな振る舞いをすることには納得がいかない。
「いいえ、学内のような目立つ場所でこそわたしは殿方に囲まれたい……むしろ学外ではあの方々とは関わりたくも無いのです」
「それって、どういうことなのかしら……」
公爵令嬢は、手にした扇子の扇面を密かに口元に打ち付けてしまうほどの衝撃を受けた。
男爵令嬢の主張は、自己顕示欲を満たしたいが故の行動を意味しているようには聞こえない。
殿方たちに囲まれることを望んでいるの?そうではない、何か深い意味があってのことと言いたいの?
「わたしは誰の愛人にもならずに済むように、膠着状態を望んでいるだけなのです」
「えぇ⁈ど、どういうことかしら……」
膠着状態。あえて競り合わせるように仕向けたということか。
その意図がまるで掴めない。扇子を押さえる親指は裏に隠して見せぬのが淑女の正しい持ち方だが、指先に無駄な力が入るのまでは隠しきれない。
「公爵令嬢。少し長い話になりますが、この愚かで身の程知らずな、わたしめの夢語にお付き合いいただけませんでしょうか?そして、もしも面白いと思われましたら、この馬鹿げた夢へとご助力を頂けましたら幸いです」
「えぇ……、一体全体どういうことなのか、わたくしにも説明していただけまして?」
先ほどから、男爵令嬢の口にする言葉はおかしなものばかりなのに、公爵令嬢はどうにも話の続きが気になって仕方が無かった。
そう思わせた時点で、既に彼女の張り巡らせた意図に囚われていたのだろう。
◇◇◇◇
すでにご承知のことかとは思いますが、わたしは男爵家の愛人の娘なのです。
男爵家でメイドをしていた母親がお手つきとなり、自分は孤児院へと預けられたそうです。
親のことなぞ聞かされず日々を過ごしていたのに、父親を名乗る男がそう言って迎えに参りました。
彼には既に男爵夫人との間に、跡取りも含めた複数の子供がおりました。
おそらく、政略結婚の駒が必要となり、自分の存在を思い出したのでしょうね。
『顔立ちも悪くない、これなら使えそうだ』とホクホクした顔で、引き取られることとなりました。
拒むことなど出来る訳がありません。
屋敷には暗い顔をした異母姉もおりました。
何らかの理由で、駒になれなくなった彼女の急ごしらえの代用品として、わたしに声が掛かったのでしょうね。
母はどこに?と尋ねれば、産褥で亡くなったと言われました。
なるほど、この男は母親を亡くしたばかりの乳飲み子だった自分を孤児院へと捨てたのだなと、ようやく理解出来ました。
わたしの暮らした施設には貴族様からの多くの寄付が寄せられておりましたが、この男爵からのものは記憶にございません。
寄付者には毎年、お礼状と共に孤児たちの感謝を込めた刺繍入りの品を送っていたにも関わらず全く記憶に無い家名。
送付先に彼の男爵家の名が無かったのは、確かなのです。
ですから、わたしは預けられたのではなく捨てられたのでしょう。
正しくない血統、孤児院育ちのニワカ仕込みの教育。
生粋の貴族令嬢たちと己では初めから、何の勝負にもなりません。
望まれている役目は、婚姻相手の座ではなく、愛人の座でしょう。
手入れが行き届いていないにも関わらず艶々と美しい桃色の髪、手指に荒れたところが一つもなく、顔色も艷やかで。ふっくらとした頬、きめ細やかな肌。
いくら心が悲鳴を上げようとも、キラキラと光輝いて見えるグリーンの瞳。
足の指の形までもが整い美しく、艶めかしいボディラインには我ながら惚れ惚れとするほどです。
えぇ、自惚れが過ぎることは、認めましょう。
なれど、わたしはかように美しいのです……。
おそらくゲームキャラクター以外に、わたしの美に勝る存在はあるまい。
けれども、この美しさとは、安く買い叩かれる消耗品でしかないのです。
そんな、あまりにもお先真っ暗な将来に頭を抱えていると、前世の知識が生えてきまして……。
自分が転生者だと気づいたのです。
前世の自分は母子家庭育ち。
両親は離婚はしましたが、母は自分を捨てませんでした。
養育費を途中で止められても懸命に働き育ててくれました。
それに感謝の念を抱くよりも、愚かで親不孝な前の自分は、母のようになるまいと反発してしまったのです。
誰かに愛されたいという思いが、非常に強い娘でした。
若くて顔立ちが良くチヤホヤとされましたが、依存心も強かったせいか、同世代の男性には求めすぎて上手くいかなかったのです。
ならばと、お金で愛を測るようになりました。
貰えなかった母と違って、ちゃんと貰える自分は愛されていると思いたかったのでしょうね。
それでもどこか満たされず、恋愛ゲームにもハマっておりました。
画面の向こうのイケメンは絶対に自分を裏切らず、寂しい時にはいつだって、甘い言葉を囁いてくれるのですから。
美しくなければ愛されなくなるという恐怖から、彼女は過度に食事を制限し、酒や煙草にも依存していたので、若くして体調を崩して亡くなったのでしょう。
もう少しどうにかならなかったのでしょうかね………。前世の人ときたら。
母も真っ当な親だったし、看取ってくれた年上の恋人も良い男であったというのに。
今世の自分には母もおりません。
上級市民どころか、貴族制度のあるこの国では無礼打ちだって平気であり得えるのです。
何とかここから逃げだしたとして、町で働けるものか、伝手も無し、当ても無しのこの身で。
人権も衛生意識も無い国では、若い娘が風俗業に飛び込むことはあまりに危険すぎると思うのです。
やはりここは男爵の望む通り、愛人一択しかないのでしょうか。
命に背けば、制裁を受けることもあり得ます。
けれど、孕んだ母はまともに医者にも掛かれず亡くなった上、命を賭けて産み落とした子まで捨てられたのです。
実の娘とは言え、庶子の自分が愛人となっても、待ち受ける未来に大差はないでしょう。
滑稽なことに、こんな選択肢しかないわたしが、前世で遊んだ恋愛ゲームの中の、ヒロイン役の娘と同じ存在なのです。
気まぐれな王子様や、悩める貴公子、才能ある若き魔術師、血気盛んな騎士見習い、野望を抱えた商会の次男、個性溢れる五人の男性(攻略対象)を相手に、分岐ごとに様々な選択をしつつ、その中の誰か一人を掴み取り、恋人となって恋愛を楽しむという、そんな物語なのですよ。
そう、五人の中の誰かの恋人です。どんなに学園で甘い時間を過ごそうと、正妻へなれる理由は無いのですから。
あっははは……、あぁ、おかしい。おとぎ話の正体とは所詮はこんなもの。あんなに夢中になった攻略対象との恋だって、綺麗なだけの作りごと。夢幻に過ぎぬのです……。
絶対に勘違いしてはなりませんね。
ヒロインのわたしにとって都合の良い、ゲームの強制力なんてものがあるのかどうか知りませんが、せいぜい上手くいっても、物語の終わりまででしょうからね。
ハッピーエンドのその先には、哀しい母の末路が待っている。
王子ルートでのみ、実はヒロインの母方は特別な魔法の能力を受け継ぐ上位貴族の血統というご都合設定が生えてくることにも、騙されてはいけません。
これまでわたしが育ったのは、孤児院です。
もし一族の血統を管理しているのならば、最初から把握済みのはず。
所詮打ち捨てて良い存在と思っていたものが、使えそうだと気づいただけ。男爵と同じ穴のムジナです。気まぐれな王子様の愛妾が飽きられるまでは、後ろ盾の方々にも大事にされることでしょう。
真実の愛の裏側とはそんなものなのです。
現実とは、苦いものなのです。
恋愛ゲームの、甘い飛沫の夢に浸れた前の人を、いつまでも羨んでいても、どうしようもないのですよ。
ならば、自分で幸せを掴む道筋を考えなくてはなりません。
あの暗い顔をした姉のことも、放ってはおけません。
彼女だって、少しはマシな道が選択できるはず。
アレはいわば、もう一人のわたし。捨て置くつもりは毛頭無いのです。
愛人になぞなりたくなくとも、何せこの美しさですからね。
逃げ切ることは難しかろう。
それでもどうにか逃げ切れることを願って……、わたしは膠着状態を作ることを選んだのです。
それこそが、全員と友達以上恋人未満という、たった一つ残された道筋でなのです。
「そういった次第で、ヒロインのわたしとしては『逆ハーレム』という学生時代のみに通用しそうな、泡沫の夢の道を目指そうと決意したのです!」
「全くもって、理解不能だわ……」
訳が分からな過ぎて、扇子を構える公爵令嬢の美しく揃えた指先にまで、僅かな歪みが生じてしまう。
男爵令嬢はパチッと音のしそうなウィンクを決め、指先を顔の前で指揮者のように大げさに振り回しつつ、説明を再開する。
ドキッとはさせる仕草をしても、あざとかわいく思わせぶっても、本気にはさせない程度の、夢を見せるんですよ。
全員にほどよく、いい顔はしても、恋人レベルの親しさまではゼッタイにNO!
自分からは絶対におねだりもしません。
学外で会わないようにも努めます。
『おれのこと好きかも?イヤイヤまさか』を全力でやり続けるのですよ!
はしたないと言われようが、はっきりしろと言われようが『みんなとはお友達です!!』
腕力・権力の力尽くで食われそうになっても、『そんなつもりじゃなかったの!』と言い張り続け逃げ続けるのですよ。
「わたしはヒロインですからね……、学園を退学になっても貴族を首になっても、それもヒロインであるが故の宿命。別にいいんです。でも娼館落ちと命に関わる系のざまぁだけは……、本当に勘弁して欲しいなって」
「そう……」
男爵令嬢の語りの、これまで己が知る貴族社会ではあり得ない価値観の連続に、公爵令嬢はただただ脱力するしかなかった。指先はすっかり乱れてしまったが、扇子の位置だけはどうにか崩さなかった。
◇◇◇◇
さて、これまでの前世だの逆ハーだのといった馬鹿げたお話は、お楽しみ頂けましたでしょうか。
きっと非常識で理解不能と思われたことでしょうが、最後にもう一つだけ、こういうのはいかがですか?
ふしだらな孤児院育ちの貴族の愛人の娘は、王子の元愛人でもあって、どこぞの特別な血を引いているという、そんないかにも怪しげな来歴の女の始める商売。
ねぇ、なんとも馬鹿げていて胡散臭いけれども、一時の話題ぐらいには、なりそうではないですか?
特別な一族の末裔とか、埋蔵金やら秘宝だのって如何わしいけれど、そこがいいって人気がありますよね。
『バカバカしい』と『夢がある』は、物事の裏表。
真偽不明でも全くの嘘では無くて、嘘の中にほんの少しの真実が混ざっているものに、人はどうにも惹かれてしまうものです。
これまでの荒唐無稽な話など、信じなくても別にいいのです。
ただ公爵令嬢様にお願いしたいのは、わたしが始める商売の出資者になってもらえませんかという、ただそれだけの話なのです。
「なんてったってわたしは、追放後には前世知識で商売をやりたいタイプのヒロインなんですからっ!」
「追放……。それで、一体なんの商売を始めるというの?」
「下着屋です。如何わしい女の、バカバカしい商売にはピッタリでしょう!でもそこにちょっぴり夢がある。セクシーやカワイイがたくさん詰まった、そんなわたしの夢を売りたいんです!!」
そうまとめて、デザイン画の掛かれたノートを差し出す男爵令嬢の瞳は輝きを失っていなかった。その美しさは彼女の語る『ヒロイン効果』だけのものではないと思いたい。
レース編みの得意な異母姉と協力して、様々な下着を作りたいのだそうだ。
何とも無茶苦茶で非現実的な話だった。
その真偽は不明だが、それでも眩しく瑞々しい夢があった。
妄想に溺れ、その世界に囚われているものの語る戯言にはない、ロマンがあった。
自虐と破滅願望と論理の飛躍に満ちたおかしな話に『もっと自分を大切にしろ』『馬鹿げた真似はよしなさい』なんていうのは簡単だろう。だがそれでは無意味なのだ。
彼女は同情を引くための泣き落としに、この話をしたのではないのだから。
男爵令嬢がただの詐欺師ならば、もう少しマシな嘘をつくだろう。
「素敵ね、その馬鹿げた夢に、わたくしも一口乗らせて頂戴」
扇子を構える所作と表情を整え直した公爵令嬢は、涼やかに応えた。
公爵家の御令嬢で、未来の王妃とはいえ、女の立場は弱いもの。
この国の貴族は所詮は男社会。
もはや、気まぐれな婚約者の王子に夢など見てはいない。
何も持たない者として、消費される怖さを自分も既に知っているから。
使い捨てられることなく己が価値を示すべく、男爵令嬢が全身全霊を懸けたのが、このよく回る舌で紡がれた奇妙な物語と、ペンダコも無く美しい手指で生んだこのデザイン画だ。
公爵令嬢は懸けてみたくなったのだ。
不可解な話の中に垣間見えたこと、嘘の中の真実。
男爵令嬢は王子や周辺の男たちから、逃げたいと望んでいること。
異母姉と一緒に男爵家からも、逃げたがっていること。
「こんなに馬鹿げた話……真に受けてくれるんですか。わたし、あなたに……、公爵家の御令嬢にお金を集っているんですよ!本当にいいんですか……」
「どんなに馬鹿げた話でも懸けてみたい、そう思わせたあなたの勝ちよ………」
助けたい、力になりたい、騙されてもいい、夢を諦めさせたくない……そう思ってしまった。
それで彼女を、愛人の身に堕とさずに済むのならば。
偽善と嗤いたければ笑え、淑女のお手本と言われるだけの己は非力なのだ。
誉めそやされようと、すべての娘を助けられるほど全能ではない。
それでも、このような娘たちの可能性を潰したくない。
血統の管理と信仰など権力者たちの耳に届くような題目を用意しても、困難な道だろう。
なれど、少しでもこの国の娘たちの先に、選択肢を作っていきたい。
それこそが、この国を背負う者の定めだろう。
これまで、未来の王妃の座とは、上位貴族の娘として担わされる当たり前の義務でしかなかった。
けれどその座に就くことで、叶えたい夢が生まれたのだ。
未来の王妃とは言え、己に出来ることなど少なかろう。
けれど公爵令嬢とて、未来を諦めたくはないのだ。
公爵令嬢の中にもそんな馬鹿げたロマンが芽吹いたのだから。あの時宿った胸の灯と、火照った頭に向けた風、生涯忘れることは無いだろう。
◇◇◇◇
高位貴族の殿方たちにチヤホヤされた学園の妖精は、誰とも結ばれることなく姿を消した。
男爵家からも飛び出し社交界にも姿を現さない彼女の不在は、様々な噂を呼んでいる。
少女向けの陳腐な恋物語を綴る作家となっただとか、いかがわしい店で破廉恥な下着を売っているだとか、その真偽はいずれも不明だが、貴族社会に於ては、彼女は最初からそのように胡散臭い存在なのだ。何も変わらない。
気まぐれな王子も、少しは夢から覚めて、意欲的に政務に取り組んでいる。
『白馬に乗った王子様』などどこにもいないと知っている公爵令嬢は、今日もこのじゃじゃ馬から振り落とされぬ様に、乗りこなすしかない。
思うようにはいかないことばかりの日々でも、諦めたくはない。
ちょっぴり夢のあるカワイイが詰まった下着があれば、今日も王宮で戦う力が湧いてくるのだから。
『本当は怖い乙女ゲーム』みたいな世界だからこそ、環境も価値観も違う異世界人同士な二人のガチな友情を!
☆、ブックマーク、感想、いいね、でのリアクションを頂けると大変励みになります。次作へのモチベが高まります。
他の短編も基本的に名前なしで構成されています。
お時間のある方はお読みいただければ、幸いです。